いかにして「内面の自由」を保つべきか──モンテーニュの現代的意義と死、異端、主権

如何保持“内在自由”：蒙田的现代意义、死亡、异端与主权

• 批准号: 18K00111
• 负责人: 小森 謙一郎
• 金额: $ 2.33万
• 依托单位: Musashi University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2018
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2018-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K00111/
• 关键词: 内面の自由; 沈黙; ホロコースト; ナクバ; キリスト教ヨーロッパ; ミクロストリア; 対位法; 人間性; 主権; モンテーニュ; フロイト; アライダ・アスマン; スターリニズム; 異端; アウエルバッハ; サイード; ユダヤ人問題; パレスチナ問題; アーレント; 死; ツヴァイク; 人権

本年度は、主権的意思に還元されない「内面の自由」について、これを宗教的信仰心や政治的信念から区別すべく検討を進めた。この点で大きく参考になったのは、全訳した『ホロコーストとナクバ』(バシール・バシール＋アモス・ゴールドバーグ編)の第１４章「沈黙を書くこと」（ラーイフ・ズライク）である。この論考自体は、エリヤース・フーリーの小説『ゲットーの子供たち――わが名はアダム』の読解に捧げられたものだが、ズライクはその読解を通じて「沈黙」そのものを考察している。沈黙は、ひとつの積極的な言語行為でありうる。言葉を発さないこと、何も言わないこと、あるいは押し黙ることが、きわめて重要なメッセージとなる場合がある。いわゆる言論の自由が外的自由に関わっているのとは正反対の仕方で、沈黙のこうしたあり方は内的自由に深く関わっている。事実、「拷問とは他人の内面、精神、心にアクセスしようとする暴力的な執着だ」とズライクは言う。ほとんどの近代的法制度のもとで黙秘権が保証されている理由もそこにある。だとすれば、ここでさらに問うてみる必要があるのは、法制度の外部でいかにして「内面の自由」を保つべきか、ということになるだろう。そしてまさにこの点に、モンテーニュの現代的意義もあると考えられる。前年度から民俗学的・人類学的な視点を取り入れた研究を進めてきたが、その流れのなかでとくにカルロ・ギンズブルグ『闇の歴史』に着目した。ギンズブルグの著作群の中では初期の部類に入るものだが、そこで問われているのはユダヤ人、アラブ人を同等視するキリスト教ヨーロッパ社会の相貌である。こうした視点は、後のギンズブルグのモンテーニュ論などにも活かされているはずであり、そのつながりを明らかにするための予備的な考察を行った。

今年，我们一直在探讨“内在自由”的概念，它不能被简化为主权意志，目的是为了将其与宗教信仰或政治信仰区分开来。在这方面，我在《大屠杀与浩劫》全译本（巴希尔·巴希尔+阿莫斯·戈德堡编辑）的第 14 章“写作沉默”（Raif Zureik 着）中找到了很好的参考。本文致力于阅读埃利亚斯·胡利的小说《贫民窟的孩子：我的名字是亚当》，兹瑞克通过阅读来思考“沉默”本身。沉默可以是一种主动的言语行为。一言不发、什么都不说或保持沉默都可以传达非常重要的信息。所谓言论自由与外在自由的关系恰恰相反，这种沉默形式与内在自由有着密切的关系。事实上，“酷刑是试图了解另一个人的内在自我、思想和心灵的暴力痴迷，”祖雷克说。这就是为什么大多数现代法律制度都保障保持沉默的权利。如果真是这样，我们需要进一步追问的是，如何在法律体系之外维护我们的“内在自由”。而这正是蒙田的现代意义所在。从去年开始，我一直在进行结合民俗学和人类学视角的研究，在这个过程中我特别关注了卡洛·金兹堡的《黑暗的历史》。这是金兹堡最早的作品之一，它质疑将犹太人和阿拉伯人等同起来的基督教欧洲社会的本质。这个观点很可能在后来的金兹堡的蒙田理论中得到运用，我们进行了初步研究来澄清这种联系。

项目成果

「コワルスキー夫妻が歴史に挑戦したとき──ヤッファ、一九四九年 ホロコーストとナクバのあいだ」

“当科瓦尔斯基家族挑战历史：雅法，1949 年，大屠杀和浩劫之间”

• 发表时间: 2022
• 期刊: 『コメット通信』
• 作者: 三浦俊彦;遠藤侑;山本茉輝;三浦俊彦;三浦俊彦;加藤樹里・長滝祥司・大平英樹・柏端達也・金野武司・柴田正良・橋本敬・三浦俊彦;三浦俊彦;三浦俊彦;見里敏比古（三浦俊彦）;三浦俊彦;美学会編;三浦俊彦;小森謙一郎;アロン・コンフィノ（小森謙一郎訳）
• 通讯作者: アロン・コンフィノ（小森謙一郎訳）

『人文学のレッスン』（「歴史と記憶違い──フロイトの場合」を執筆）

《人文学科的课程》（书面《历史与记忆的差异：弗洛伊德的案例》）

• 发表时间: 2021
• 作者: 戸塚学;桂元嗣;福田美雪;リンジー・モリソン;北村紗衣;小森真樹;片山幹生;嶋内博愛;高橋一樹;黒岩高;舘葉月;小森謙一郎
• 通讯作者: 小森謙一郎

『ホロコーストとナクバ──歴史とトラウマについての新たな話法』

“大屠杀和浩劫：谈论历史和创伤的新方式”

• 发表时间: 2023
• 作者: ギヨーム ルブラン;坂本 尚志;加藤みち子;細貝 健司;渡辺浩司;井上由里子;井上由里子;井上由里子;井上由里子;井上由里子;井上由里子;レフカ・アブー＝レマイレ（小森謙一郎訳）;小森謙一郎;バシール・バシール＋アモス・ゴールドバーグ編（小森謙一郎訳）
• 通讯作者: バシール・バシール＋アモス・ゴールドバーグ編（小森謙一郎訳）

異端者たちの自由──モンテーニュ、アウエルバッハ、サイード

异端自由：蒙田、奥尔巴赫、赛义德

• 发表时间: 2020
• 期刊: 武蔵大学総合研究所紀要
• 作者: 三浦俊彦;遠藤侑;山本茉輝;三浦俊彦;三浦俊彦;加藤樹里・長滝祥司・大平英樹・柏端達也・金野武司・柴田正良・橋本敬・三浦俊彦;三浦俊彦;三浦俊彦;見里敏比古（三浦俊彦）;三浦俊彦;美学会編;三浦俊彦;小森謙一郎;アロン・コンフィノ（小森謙一郎訳）;レフカ・アブー＝レマイレ（小森謙一郎訳）;小森謙一郎;小森謙一郎
• 通讯作者: 小森謙一郎

「ホロコーストとナクバについて」

“关于大屠杀和浩劫”

• 发表时间: 2022
• 期刊: 『コメット通信』
• 作者: 三浦俊彦;遠藤侑;山本茉輝;三浦俊彦;三浦俊彦;加藤樹里・長滝祥司・大平英樹・柏端達也・金野武司・柴田正良・橋本敬・三浦俊彦;三浦俊彦;三浦俊彦;見里敏比古（三浦俊彦）;三浦俊彦;美学会編;三浦俊彦;小森謙一郎
• 通讯作者: 小森謙一郎