２０世紀初頭ロシアの「革新的作曲家」の「革新性」再考：先行者の同定と影響の考察

重新思考20世纪初俄罗斯“创新作曲家”的“创新性”：前人的认定与影响力的考量

基本信息

批准号：
17J03820
负责人：
山本明尚
金额：
$ 1.6万
依托单位：
Tokyo National University of Fine Arts and Music
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2017
资助国家：
日本
起止时间：
2017-04-26 至 2020-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度、報告者は9月よりモスクワの国立芸術学研究所の研究員として在籍し、現地の専門家の指導の元、ロシアと日本の両国に提出予定の博士論文（博士候補論文）の準備及び執筆を進めた。また、研究計画に沿って従来実施していた、1923年以降に設立された複数の音楽団体の活動の歴史的意義に関する調査に加えて、それに先立つ革命直後の最初期ソヴィエト連邦での音楽活動の内容とその意義を詳らかにする研究調査・考察を行う必要性があるというロシア本国の指導教官の指摘を受け、それらに関する調査を行った。その際特に着目したのは、1917年から1932年まで存在し、特に1920年代前半まで活発な活動を行っていた「プロレトクリト」という団体の音楽活動である。彼らの活動とその意義は、ソ連下の歴史記述において詳細に検討されることは少なく、記述される際もしばしばイデオロギー的に悪しき団体として批判的に描かれることがほとんどで、その活動の研究の必要性が認識されている現在も、活動の全貌の理解や学術的再評価は進んでいない。したがって本年度は、当初の研究計画からプロレトクリトを含めたロシア革命直後に行われた音楽活動が有していた古典への関係性とその歴史的意義へと調査範囲を広げつつ、音楽分野および隣接分野の先行研究を精査しながら古文書・図書館館での調査を行い、ロシア語・日本語・英語での論文執筆および学会発表の準備を行った。具体的な成果として、ロシア国立芸術学研究所に提出した研究計画書、論文「プロレタリアートのための音楽：初期ソ連におけるプロレトクリトの音楽創作実践」（『音楽文化学論集』第10号、2020年2月）の発表、2020年8月にモントリオールで行われる予定だったInternational Council for Central and East European Studiesでの研究発表への採択が挙げられる。

今年9月起，主讲人已被莫斯科国立艺术学院录取为研究员，在当地专家的指导下，正在准备并撰写博士论文（博士生论文），将提交给俄罗斯和日本。先进的。除了之前按照研究计划进行的1923年以后成立的多个音乐组织的活动的历史意义的研究外，我们还将调查革命后不久的最早的苏联的音乐活动。针对我在俄罗斯的导师提出的需要进行研究和思考以明确其内容及其意义的建议，我对此进行了研究。我特别关注的是“Proletokrit”乐队的音乐活动，该乐队从 1917 年到 1932 年一直存在，直到 1920 年代初期尤其活跃。他们的活动及其意义很少在苏联的历史记录中得到详细考察，即使有，他们也常常被批判性地描述为意识形态上的邪恶团体，这使得对其活动的研究变得困难，尽管人们认识到其必要性，但仍取得进展。尚未了解这些活动的全部范围或进行学术重新评估。因此，今年我们将把研究范围从原来的研究计划扩大到包括《无产阶级革命》在内的俄罗斯革命后立即发生的音乐活动与古典音乐的关系及其历史意义，同时也关注这一领域在仔细研究以前的研究的同时，我对古代文献和图书馆进行了研究，用俄语、日语和英语撰写了论文，并准备在学术会议上进行演讲。具体成果包括向俄罗斯国立艺术学院提交的研究计划，以及题为《无产阶级的音乐：苏联早期的无产阶级音乐创作实践》（《音乐文化研究》第10卷，2020年2月）的论文。被选中在国际中欧和东欧研究理事会上发表演讲，该理事会定于 2020 年 8 月在蒙特利尔举行。