宗教の階層的展開に関する日韓比較研究

日韩宗教等级发展比较研究

基本信息

批准号：
10F00304
负责人：
櫻井義秀
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2012
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、日韓において1990年代以降教勢を拡大させた宗教を対象に、社会変動が宗教間格差問題に及ぼす影響とその構造を明らかにし、格差問題の包括的解決のあり方を提示することを課題としている。具体的には、初年度(平22年9月～平23年3月)に、先行研究をもとに日韓において90年代以降に教勢を拡大した宗教団体の動向を把握し、2年度目には、各宗教によってどのような信者階層に分化しているのかを分析し、社会変動(日韓の歴史や社会的背景)とのかかわりから明らかにし、3年度目には、異なるタイプの宗教団体との比較を通して、宗教の格差問題がどの方向に進行していくのか考察し、宗教間格差の構造を解明することを目指している。これまで本研究は、90年代以降、日韓両国において宗教がどのような役割をしているのかについて、社会的背景への検討と実態調査の両面から明らかにすることを目的に調査研究を行ってきた。また、最終的には、その実態の解明から現代社会における宗教の階層的展開のあり方を提言することを目指した。最終年度である本年度には、前年度までに行ってきた調査内容をまとめ、それを多方面からアドバイスを得て検討する作業を行った。そこで不足している点や不明確な点に関しては、面接調査を再び重ね、データを補う作業を行った。その際、日本国内にだけではなく、類似する宗教状況・格差問題を有する韓国の階層格差も視野に入れ、より幅広い観点からの議論を目指した。本人が参加している複数の研究会で報告を行い、そこに参加した研究者から有益なコメントを集約することができた。さらに、最終段階として、全体の成果を総括すべく、宗教間格差を導く要因から宗教の階層的展開のありようを提示しようと努めた。これら研究成果は今後、学会発表を経て学術誌への投稿を予定している。

本研究重点关注20世纪90年代以来在日本和韩国流行的宗教，旨在阐明社会变迁对宗教差异问题的影响和结构，并提出解决差异问题的综合方案。是问题所在。具体来说，在第一年（201年9月-2019年3月），我们根据之前的研究，掌握了20世纪90年代以来在日本和韩国扩张的宗教团体的趋势，并在第二年分析了不同阶层的宗教团体。每个宗教的信徒，第三年，我们将通过与不同类型的宗教组织的比较来审视宗教差异问题的发展方向，旨在阐明宗教差异的结构。迄今为止，本研究通过社会背景考察和实况调查，旨在阐明宗教在 20 世纪 90 年代以来在日本和韩国所扮演的角色。最后，旨在阐明现实情况，并提出现代社会宗教分层发展的出路。今年，即最后一年，我们整理了截至前一年的研究成果，并根据各种来源的建议进行了讨论。为了弥补遗漏或不清楚的地方，再次进行访谈，补充数据。这样做的目的是从更广泛的角度进行讨论，不仅考虑到日本的阶级差异，还考虑到具有类似宗教状况和差异问题的韩国的阶级差异。他在参加的多个研究会议上做了报告，并能够从参加的研究人员那里收集到有用的意见。此外，作为最后一步，为了总结总体结果，我努力根据导致宗教之间差异的因素来呈现宗教的等级发展。这些研究成果计划在学术会议上展示并提交给学术期刊。