写真言説の比較文学・比較文化的考察-ポストモダン期フランス語圏の写真とテクスト

摄影话语的比较文学/比较文化考量——后现代法语世界中的照片和文本

基本信息

批准号：
09J02829
负责人：
佐々木悠介
金额：
$ 0.9万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

前年度に引き続き、写真言説の中でとりわけ重要と思われる、カルティエ=ブレッソン受容文脈の変遷について、研究・調査を行った。昨年度、新型インフルエンザ流行と、海外での資料開示状況が思わしくなかったために見合わせていた出張を積極的に行った。まず六月にニューヨーク近代美術館のアーカイヴへの出張を行った。これはアメリカにおけるカルティエ=ブレッソン受容の状況を掘りこす意味で重要な調査であり、一部、公開審査を停止している資料があったものの、二十世紀後半の状況について、調査を行うことできた。また、八月には国際比較文学会(ICLA)の大会(於韓国ソウル、中央大学校)に参加し、研究発表を行った。これは、前述ニューヨーク出張の成果を踏まえたものである。またこの研究発表に関連して、国際比較文学会のProceedings(研究発表記録集)も英文原稿を投稿し(本年一月)、掲載可否の査読を待っているところである。なお、本研究に関連して博士論文の執筆中であるため、これ以外の途中段階の研究報告は行わなかった。本研究の二年間の採用年度の間に、次々と新しい題材が見つかり、研究対象の範囲を拡げてきたが、写真関連の一次資料(写真集ど)および二次資料(研究文献)は、国内の所蔵が極めて少なく、基本的な文献でも国内の図書館に全く所蔵されていない物も少ななかった。また、これらについて海外の図書館から複写取り寄せを試みたが、いずれも新しい時代の題材であるために,複写許可がりない物がほとんどであった。したがって、必要最低限のものは独自に購入せざるを得ず、本年度も昨年度に引き続き、洋文献購入特別研究員奨励費の多くを使った。その結果、本研究に関わる題材の、海外における研究状況の概略が明らかになったほか、従来の真研究の通説とは違った構図も徐々に発掘でき、現在執筆中の博士論文にも大きな前進が見られた。

延续去年，我们对卡地亚-布列松的接受语境的变化进行了研究和调查，这在摄影话语中被认为尤为重要。去年，我主动参加了因新型流感疫情和境外文件披露情况不理想而推迟的出差。首先，六月，我去纽约现代艺术博物馆档案馆出差。从挖掘卡地亚·布列松在美国的接受状况的意义上来说，这是一项重要的调查，虽然一些材料已关闭以供公众审查，但仍可以调查20世纪后半叶的情况。世纪。 8月，我还参加了国际比较文学协会（ICLA）会议（韩国首尔中央大学）并做了研究报告。这是基于上述纽约出差的结果。此外，与本研究报告相关的英文手稿已提交给国际比较文学学会会刊（今年1月），正在等待同行评审以确定是否可以发表。此外，由于我目前正在撰写与这项研究相关的博士论文，因此我没有报告任何其他中间研究成果。这项研究开展的两年时间里，新课题不断被发现，研究对象范围不断扩大，所掌握的文献极少，而且有很多基础文献是国内根本没有的。图书馆。我也尝试从海外图书馆订购这些资料的副本，但大多数都不允许我复制它们，因为它们是新时代的资料。所以，我们只能自己购买最起码的必需品，而且今年和去年一样，我们用了很大一部分的特邀研究员奖学金购买西方文献。由此，我们除了明确了与本研究相关的主题的海外研究状况的概况外，还逐渐发现了与真实研究的传统智慧不同的成分，为该研究的方向迈出了重要的一步。目前正在撰写博士论文。