ナノ空間での光熱変換を利用した光応答薬物放出ナノキャリアの構築

利用纳米空间光热转换构建光响应药物释放纳米载体

基本信息

批准号：
20650075
负责人：
原田敦史
金额：
$ 2.11万
依托单位：
Osaka Prefecture University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、光を利用したDDSの現状の問題点のひとつである光透過性が乏しい部位でも光応答性を発現しうる薬物キャリアを構築することを目的とする。本年度は、前年度に合成方法が確立された分岐状高分子であるポリアミドアミン(PAMAM)デンドリマーの部分骨格であるPAMAMデンドロンと生分解性ポリエステルであるポリ-D,L-ラクチド(PDLL)からなるヘッド-テイル型ブロック共重合体およびそのヘッド部であるPAMAMデンドロンの先端へ生体適合性高分子として知られるポリエチレングリコールを導入したブロック共重合体からの特性解析と高分子ミセル形成について検討を行った。温度効果については、PDLL部が生体温度より若干高温の40度付近にガラス転移温度を有することを確認された。また、これらのブロック共重合体から平均粒径150nmの多分子集合体が形成されることが確認された。さらに、PAMAMデンドロン部が目的とした金イオン還元能を示し、530nm付近にプラズモン共鳴を示す金ナノ粒子生成が可能であり、プラズモン共鳴波長の光を照射することで発熱することも確認された。この金ナノ粒子生成は、ブロック共重合体が高分子ミセル(ナノキャリア)を形成している状態でも可能であり、目的とした光照射による金ナノ粒子の発熱、発熱による高分子ミセル内核(PDLL)のガラス転移、内核部の状態変化による内包薬物の放出促進が期待できる材料開発に成功した。

这项研究的目的是构建一种即使在光透明度较差的区域也能表现出光响应性的药物载体，这是目前基于光的DDS的问题之一。今年，我们将重点关注聚酰胺胺（PAMAM），这是一种支化聚合物，其合成方法于去年建立，由作为树枝状聚合物的部分骨架的PAMAM树枝和聚-D,L-丙交酯组成(PDLL)，这是一种可生物降解的聚酯头。 - 研究了尾型嵌段共聚物和将被称为生物相容性聚合物的聚乙二醇引入到作为头部的PAMAM树突尖端的嵌段共聚物的特性分析和聚合物胶束形成。关于温度影响，已证实PDLL部分的玻璃化转变温度在40度左右，略高于生物温度。另外，确认由这些嵌段共聚物形成平均粒径150nm的多分子聚集体。此外，已证实PAMAM树枝显示出所需的金离子还原能力，使得可以生成在530 nm附近表现出等离子共振的金纳米颗粒，并在用等离子共振波长的光照射时产生热量。即使当嵌段共聚物形成聚合物胶束（纳米载体）时，这种金纳米颗粒的产生也是可能的，我们成功地开发了一种材料，有望通过玻璃化转变和内核状态变化促进封装药物的释放。