ジュラ紀前期の古海洋環境の変遷-海洋無酸素事変の比較研究に向けて

早侏罗世古海洋环境的变化——海洋缺氧事件的比较研究

基本信息

批准号：
08J07120
负责人：
中田健太郎
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Niigata University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2010
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08J07120/
关键词：
古海洋ジュラ紀前期海洋無酸素事変アンモナイト古生物地理

项目摘要

本研究では,ジュラ紀古世後期における北半球の古海洋環境変動について,アンモナイト古生物地理の変遷過程(中～長期的な環境変動をモニター)および海洋無酸素事変(短期的かつ劇的な海洋環境の変化)の解明といった観点から明らかにすることを目的として設定している.前者については,本邦のジュラ紀古世後期群集において,Pliensbachian期末期におけるボレアル型群集(北半球高緯度地域に特徴的)からテチス型群集(低緯度地域に特徴的)への変遷およびToarcian期前期中葉におけるテチス-ボレアル混在型群集の存在が明らかとなった.特にPliensbachian期における群集変遷は,ヨーロッパにおける同時期の群集変遷より早期に生じていることから,Pliensbachian期末期～Toarcian期前期における急激な海水温の上昇に加え,同時期の海水準低下に伴うアヌイ海(北極海の前身)からのボレアル型群集の放散停止がその原因として考えられることが明らかとなった.一方,後者については,豊浦層群西中山層の泥岩サンプルを用いた微量元素および希土類元素の全岩解析結果に基づき,Toarcian期最初期における還元的海洋環境の存在が明らかとなった.これと同時にアンモナイト群集の多様性低下が生じ,特定の分類群のみが絶滅していることから,分類群ごとの還元的海洋環境への耐性の差が示唆される.また,この還元的環境はヨーロッパ地域における同時期の貧酸素環境と年代的に一致するが,ヨーロッパおよび北米において確認されるToarcian期前期の海洋無酸素事変と比較するとやや早期に生じている.以上より,汎世界的とされるToarcian期前期の海洋無酸素事変は,テチス海西部(現在のヨーロッパ地域)およびパンサラッサ東部(現在の北米地域)に限定的なイベントであった可能性が示唆される.

在本研究中，我们将重点关注晚侏罗世古新世北半球古海洋环境的变化，包括菊石古生物地理变化过程（监测中长期环境变化）和海洋缺氧事件（短期本研究的目的是阐明日本晚侏罗世和古新世组合是否是普林斯巴阶末期的北方型组合（北半球高纬度地区的特征）。时期。阐明了托阿尔期中早期向特提斯型群落(低纬度地区特征)的转变以及特提斯-北方混合群落的存在。特别是普林斯巴赫期的群落转变与欧洲。由于种群变化发生早于太平洋同期的群落变化，因此认为除了普林斯巴赫纪晚期到托阿尔克纪早期海水温度迅速上升外，阿努伊海（北冰洋的前身）同期海平面下降造成的。现已明确，其原因是北方型群落的辐射停止。另一方面，对于后者，使用西中山泥岩样品进行微量元素和稀土元素全岩分析的结果以Toarc为基础组建丰浦集团伊安时期早期揭示了还原性海洋环境的存在，同时菊石群落的多样性下降，只有某些类群灭绝，这表明对环境的抵抗力存在差异。此外，虽然这种还原环境在时间上与欧洲同期的缺氧环境一致，但其发生时间略早于欧洲和北美观测到的托阿尔纪早期海洋缺氧事件。托阿尔纪早期的事件被认为是全球性的，但可能仅限于特提斯海西部（今欧洲地区）和潘萨拉萨东部（今北美地区）。