ソヴィエト文化における「大衆的なるもの」とハイカルチャーの境界

苏联文化中“大众”文化与高雅文化的界限

基本信息

批准号：
13J40187
负责人：
田中まさき
金额：
$ 1.58万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2014
资助国家：
日本
起止时间：
2014-04-25 至 2017-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13J40187/
关键词：
ロシアソヴィエト映画コメディー大衆娯楽映画古典映像化

项目摘要

2016年3月のモスクワ出張の際にRGALI（ロシア国立文学芸術アーカイヴ）で収集した資料を基に、論文執筆に取り組んだ。この出張ではモスフィルムのフォンドを概観し、スターリンの死後53年から60年ごろまでの資料の収集に当たった。これは、ソ連社会がいわゆる「雪どけ」の時代を迎える一方、プイリエフがモスフィルムの責任者として活躍し、後年の映画スタジオのあり方に大きく影響を与えた時期を含んでいる。調査の結果得られた資料を基に、スターリンの死後にソ連映画界に起こった変化の機運について、後期ソ連を代表する娯楽映画監督エリダール・リャザーノフを切り口に論文執筆に取り組んだ（岩波書店刊　シリーズ『ロシア革命とソ連の世紀』第４巻に「ソ連時代後半の娯楽映画――リャザーノフの挑戦（仮）」として収録予定）。若きリャザーノフを見出し、その劇映画デビューを後押ししたのはプイリエフだったのである。アーカイヴ資料から、スターリンの死後モスフィルムの責任者となったプイリエフが、戦後停滞していた映画の製作現場の建て直しに取り組んだ詳細が明らかになった。スタジオの増改築や映画製作のための新技術導入を通じて、製作現場は刷新された。さらに製作本数を増大させ、若手の映画監督の積極的な登用を行なったことで、映画創作の活性化をもたらしたのである。上に述べたリャザーノフを始めとして、プイリエフの改革によって創作の機会を得た若手は、やがて映画界を代表する中堅へと躍進していく。プイリエフの尽力は、ソ連映画における新しい波の到来を招いた一因とも評価される。2017年3月にはモスクワならびにペテルブルグへの出張を行い、資料収集にあたったほか、プイリエフならびにリャザーノフの関係者と連絡をとり、面談を通じて今後の研究に取り組むための下地を作った。

我在2016年3月的商务前往莫斯科期间，根据RGALI（俄罗斯国家文学和艺术档案）收集的材料撰写论文。在这次商务旅行中，我对Mosfilm的Fondo进行了概述，并在Statlin死后从1953年至1960年收集了材料。这包括苏联社会进入所谓的“分雪”时代的时期，而Puiliev成为Mosfilm的负责人，Mosfilm对后来的电影制片厂产生了重大影响。根据调查从调查中获得的材料，他在苏联晚期娱乐电影导演Elidar Lyazanov撰写论文，旨在撰写苏维埃电影业的变化的势头，这是斯大林去世后的第四卷（俄罗斯革命和苏联世纪的第四卷，苏联革命和苏联的世纪。” Lyazanov的挑战（暂定）”）。 Puiliev是发现年轻的Lyazanov并支持他作为故事片的首映的人。档案揭示了Puiliev的细节，Puiliev在斯大林去世后负责Mosfilm，致力于重建这部电影的制作地点，该电影在战后一直停滞不前。生产地点通过工作室的扩展和翻新以及引入电影制作技术进行了改进。此外，制作的电影数量增加，并促进了年轻电影导演的积极促进，从而振兴了电影创作。年轻人，包括上述Lyazanov，他们获得了通过Puiliev的改革创造的机会，最终突飞过代表电影业的中层地位。普里耶夫（Puiliev）的努力也被认为是苏联电影中新浪潮的到来的一个因素。 2017年3月，他前往莫斯科和彼得斯堡收集材料，还与Puiliev和Lyazanov官员联系，通过访谈为未来的研究创造了基础。