患者本位の医療に向けた患者のヘルスリテラシーと診療への参加に関する研究

以患者为中心的医疗保健患者健康素养与参与度研究

基本信息

项目摘要

近年、患者本位の医療を目指した改革が提唱される中、医療への患者の主体的な参加が重視されてきている。とりわけ、慢性疾患においては、患者自身が自分の健康状態や治療方法を理解し、医療者との協働関係のもと適切な自己管理をしていくことが必要とされる。一方、マスメディア、インターネットの普及など、保健医療に関する情報が氾濫する中、患者の「健康に関する情報を活用する能力」(ヘルスリテラシー)が、医療への患者の主体的な参加を促し、健康状態の改善にもつながる重要な要因として注目を集めている。本研究は、ヘルスリテラシーの向上を通じて患者本位の医療の実現を促進する患者教育・介入プログラムの開発に向けた、理論および概念の整理と基礎的データの収集を目指した。本年度は、昨年度、文献レビューおよび予備調査の結果をもとに、慢性疾患をもつ患者において、ヘルスリテラシーが診療でのコミュニケーションにおける患者参加および患者アウトカムに与える影響を検討することを目的とした。帝京大学附属病院の内科外来において、再診の糖尿病患者157名を対象に、自記式質問紙および診察場面の会話の録音を含む調査を行った。会話の録音は、Roter Interaction Analysis Systemを用いて分析した。新たに作成したヘルスリテラシーの測定尺度について、一定の信頼性および妥当性が確認された。患者のヘルスリテラシーは、患者の年齢、学歴などの属性によって異なり、診察における医師、患者のコミュニケーション行動と関連を示すとともに、患者による医師の説明への満足度、薬についての理解、糖尿病に関する知識、疾病管理の自己効力感など、様々なアウトカムと関連をもつことが明らかになった。今後、患者本位の医療の実現を目指した情報提供、患者教育プログラムの開発を考える上で、ヘルスリテラシーが重要な概念になることが期待される。
近年来,提倡以患者为中心的医疗改革,注重患者主动参与医疗。尤其是对于慢性病,患者有必要了解自己的健康状况和治疗方法,并与医疗专业人员合作,采取适当的自我管理。另一方面,随着大众传媒和互联网的普及,医疗保健信息的泛滥,患者的“健康信息利用能力”(健康素养)将促使患者主动参与医疗保健,提高自身的健康水平。健康状况作为改善健康状况的一个重要因素而受到关注。本研究旨在整理理论和概念并收集基础数据,用于制定患者教育和干预计划,通过提高健康素养来促进以患者为中心的医疗保健。今年的目的是根据去年进行的文献回顾和初步调查的结果,探讨健康素养对慢性病患者参与医疗沟通和患者预后的影响。对在帝京大学医院内科门诊接受复查的157名糖尿病患者进行了问卷调查和咨询时的录音等调查。使用 Roter 交互分析系统对对话录音进行分析。新制定的健康素养测量量表具有一定的信度和效度。患者的健康素养因患者年龄、教育程度等属性而异,与检查时医生与患者的沟通行为以及患者对医生讲解、对药物的理解、糖尿病知识等的满意度有关。等。据揭示,它与疾病管理中的自我效能等各种结果相关。未来,在考虑提供信息和制定旨在实现以患者为中心的医疗保健的患者教育计划时,健康素养预计将成为一个重要概念。

项目成果

期刊论文数量(0)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
Patient health literacy and participation in the health‐care process
  • DOI:
    10.1111/j.1369-7625.2008.00497.x
  • 发表时间:
    2008-06-01
  • 期刊:
  • 影响因子:
    3.2
  • 作者:
    H. Ishikawa;E. Yano
  • 通讯作者:
    E. Yano
患者-医師コミュニケーションにおけるEBMとNBM : Roter Interaction Analysis Systemを用いたアプローチ
医患沟通中的 EBM 和 NBM:使用 Roter 交互分析系统的方法
  • DOI:
  • 发表时间:
    2007
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川ひろの
  • 通讯作者:
    石川ひろの
男性労働者におけるヘルスリテラシーと健康関連行動、ストレス対処、自覚症状との関連.
男性职工健康素养与健康相关行为、压力应对、主观症状的关系。
  • DOI:
  • 发表时间:
    2007
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川ひろの
  • 通讯作者:
    石川ひろの
Measuring functional, communicative, and critical health literacy among diabetes patients.
衡量糖尿病患者的功能、沟通和关键健康素养。
  • DOI:
  • 发表时间:
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    Ishikawa H.
  • 通讯作者:
    Ishikawa H.
糖尿病患者におけるヘルスリテラシー(健康情報活用力)測定の試み.
试图衡量糖尿病患者的健康素养(利用健康信息的能力)。
  • DOI:
  • 发表时间:
    2007
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川ひろの
  • 通讯作者:
    石川ひろの
{{ item.title }}
{{ item.translation_title }}
  • DOI:
    {{ item.doi }}
  • 发表时间:
    {{ item.publish_year }}
  • 期刊:
  • 影响因子:
    {{ item.factor }}
  • 作者:
    {{ item.authors }}
  • 通讯作者:
    {{ item.author }}

数据更新时间:{{ journalArticles.updateTime }}

{{ item.title }}
  • 作者:
    {{ item.author }}

数据更新时间:{{ monograph.updateTime }}

{{ item.title }}
  • 作者:
    {{ item.author }}

数据更新时间:{{ sciAawards.updateTime }}

{{ item.title }}
  • 作者:
    {{ item.author }}

数据更新时间:{{ conferencePapers.updateTime }}

{{ item.title }}
  • 作者:
    {{ item.author }}

数据更新时间:{{ patent.updateTime }}

石川 ひろの其他文献

公衆衛生研究・実践における社会学理論の役割と応用 住民と専門家の溝は埋まるか? 機能主義と批判的理論アプローチによる比較
社会学理论在公共卫生研究和实践中的作用和应用:可以使用功能主义和批判理论方法来弥合居民和专家之间的差距吗?
  • DOI:
  • 发表时间:
    2017
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川 ひろの
  • 通讯作者:
    石川 ひろの
"資源"としてのヘルスリテラシー教育に向けて COML「医療で活躍するボランテイア養成講座」の評価から
将健康素养教育作为“资源”——从COML《积极职业志愿者培训课程》评价看
  • DOI:
  • 发表时间:
    2017
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川 ひろの; 加藤 美生; 奥原 剛
  • 通讯作者:
    奥原 剛
患者-医師コミュニケーションにおけるEBMとNBM : Roter Interaction Analysis System を用いたアプローチ
医患沟通中的 EBM 和 NBM:使用 Roter 交互分析系统的方法
  • DOI:
  • 发表时间:
    2007
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川 ひろの
  • 通讯作者:
    石川 ひろの
テレビ・ドキュメンタリーが描いた患者像とその変遷~患者の語りが届けるもの~
电视纪录片中的患者形象及其变化 - 患者的故事传达了什么 -
  • DOI:
  • 发表时间:
    2016
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    加藤 美生;大野 直子;石川 ひろの;奥原 剛;岡田 昌史;木内 貴弘
  • 通讯作者:
    木内 貴弘
医学教育論文発表への道 研究計画から学会誌投稿まで 論文執筆を支援する 助言者の立場から
医学教育论文发表之路:从研究策划到投稿学术期刊从支持论文写作的顾问的角度
  • DOI:
  • 发表时间:
    2017
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
    石川 ひろの
  • 通讯作者:
    石川 ひろの

石川 ひろの的其他文献

{{ item.title }}
{{ item.translation_title }}
  • DOI:
    {{ item.doi }}
  • 发表时间:
    {{ item.publish_year }}
  • 期刊:
  • 影响因子:
    {{ item.factor }}
  • 作者:
    {{ item.authors }}
  • 通讯作者:
    {{ item.author }}

{{ truncateString('石川 ひろの', 18)}}的其他基金

Developing a model of health communication for collaboration between patient/public and healthcare provider/professional
开发患者/公众和医疗保健提供者/专业人士之间合作的健康沟通模型
  • 批准号:
    20H03919
  • 财政年份:
    2020
  • 资助金额:
    $ 2.24万
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

相似海外基金

専門的医療へのゲートキーピングに関する微視社会学的研究
专业医疗护理把关的微观社会学研究
  • 批准号:
    22K01903
  • 财政年份:
    2022
  • 资助金额:
    $ 2.24万
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
Peer Enhanced Depression Care: Using Peer Mentors to Provide Self-Care Support to Low-Income and Minority Older Adults
同伴加强抑郁症护理:利用同伴导师为低收入和少数族裔老年人提供自我护理支持
  • 批准号:
    10203811
  • 财政年份:
    2019
  • 资助金额:
    $ 2.24万
  • 项目类别:
Peer Enhanced Depression Care: Using Peer Mentors to Provide Self-Care Support to Low-Income and Minority Older Adults
同伴加强抑郁症护理:利用同伴导师为低收入和少数族裔老年人提供自我护理支持
  • 批准号:
    9815490
  • 财政年份:
    2019
  • 资助金额:
    $ 2.24万
  • 项目类别:
Peer Enhanced Depression Care: Using Peer Mentors to Provide Self-Care Support to Low-Income and Minority Older Adults
同伴加强抑郁症护理:利用同伴导师为低收入和少数族裔老年人提供自我护理支持
  • 批准号:
    10022339
  • 财政年份:
    2019
  • 资助金额:
    $ 2.24万
  • 项目类别:
IT社会の医療情報が医療トラストに与えるメカニズムの解明:若年膠原病を対象として
阐明IT社会医疗信息影响医疗信托的机制:针对年轻胶原病
  • 批准号:
    19KT0021
  • 财政年份:
    2019
  • 资助金额:
    $ 2.24万
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
{{ showInfoDetail.title }}

作者:{{ showInfoDetail.author }}

知道了