明治の税制と政府の財政・殖産興業政策,その比較史的分析

明治税制与政府财政及产业振兴政策的历史比较分析

基本信息

批准号：
07F07021
负责人：
斎藤修
金额：
$ 0.7万
依托单位：
Hitotsubashi University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は明治政府の租税史を再検討することを試みて、平成20年度の4月から平成21年度の3月まで次の二つの研究課題を達成した。第一に、軍事財政国家論の観点から初期明治政府の強兵(軍備)政策に関わる財政構築と税収確保の進展の過程を精査した。ここで「明治財政史」「明治大正財政史」「明治大正財政詳覧」「明治前期財政経済史料集成」と共に、「長期経済統計資料」の分析を行って、中央政府と地方政府の間の租税負担及び移転のコンテキストの把握に主力した。現在のところ、中央と地方の間で創出・移転・廃止を繰り返しながら国家歳入の増大に独特のパターンが生成したことを理解出来た。それは中央政府で試行した租税が非効率である場合には廃止或いは一旦地方に移転させ、地方税として育成させながらその中で効率的な例を選択的に中央に戻す制度的動向である。当然ながら地方税の段階で消滅したケースも多い。この進化のパターンは明治初期の経済活動の軸がまだ地方と農業及び関連商業に存在したことを示すとともに、多くの試行錯誤を通して税制の一応の完成をみたことを示している。尚、大久保と大隈財政期は明治の積極財政の頂点を成した時期であり、政策基調の再検討は富国・強兵を国家課題として達成するための歳入源として近代化された税制について当時の政府レベルの理解と税収の強化のため制度的試行錯誤からみえてくる明治財政の特性を把握することが可能になった。第二の研究課題の達成は、この第一の結果を平成20年5月の研究会及びセミナーで二回にわたって発表したことと、12月の一橋大学経済研究所でのセミナー及び同月に東京大学社会科学研究所にて行われた数量経済史研究会(QEH)発表を通して経済発展と統計・数量経済学部門の専門研究者より方法論についての指摘と助言を収集したことである。

本研究试图重新审视明治政府的税收历史，并于2008年4月至2009年3月期间完成了以下两项研究任务。首先，从军事财政国家理论的角度考察了与明治初期强军（军）政策相关的财政建设和税收保障的过程。在这里，我们将分析“长期经济统计数据”以及“明治财政历史”，“明治大正财政历史”，“明治大正财政详细信息”和“收集”明治初期的财政和经济史料”，并分析中央政府和地方政府之间的关系，主要重点是了解税收负担和转移的背景。目前，我们已经能够理解，中央与地方之间的反复创设、转移、废除，形成了独特的国家收入增长模式。这是一种制度化趋势，中央尝试过的税收如果效率低下，就被取消或暂时转移到地方，而在发展为地方税的同时，有选择地把高效的例子还给中央。当然，在地方税阶段税收消失的情况也有很多。这种演变格局表明，明治初期经济活动的轴心仍然存在于农村、农业及相关商业，也表明税收制度经过多次摸索已经有所完善。此外，大久保、大隈财政时期是明治时代积极财政政策的巅峰，政策走向的重新审视受到当时政府将现代化税制作为财政收入来源以实现富民目标的影响。通过系统的试错，可以了解明治公共财政的特征，从而了解税收水平并加强税收。第二个研究项目的成果是在2008年5月的研究会议和研讨会、12月在一桥大学经济研究所和同月在东京大学的研讨会上两次提出第一个结果而取得的。通过在社会科学院举办的数量经济史研究组（QEH）报告会，我们收集了来自经济发展、统计和数量经济学部门的专业研究人员的观点和方法论建议。