沖縄の日本復帰をめぐる社会運動と諸実践の越境的展開に関する歴史社会学的研究

围绕冲绳回归日本的社会运动和实践的跨境发展的历史社会学研究

• 批准号: 11J04918
• 负责人: 大野 光明
• 金额: $ 0.83万
• 依托单位: Ritsumeikan University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2011
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2011 至 2012
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-11J04918/
• 关键词: 沖縄闘争; 復帰; 社会運動; 越境; 歴史社会学; 植民地主義; 反基地運動; ベ平連; 竹中労; 平和運動; マイノリティ

本研究は、1960年代から1970年代前半、沖縄の日本「復帰」をめぐって取り組まれた「沖縄闘争」の検証を通じて、社会運動が国家や人種、民族などの境界線を「越境」する実相、その際生まれる複雑な関係性の実態を明らかにすることを目的とした。沖縄闘争とは、米国の沖縄の直接統治と日米両政府による沖縄「返還」政策を批判した、沖縄、日本「本土」、そして海外の人々によって取り組まれた多様な政治闘争、社会運動、文化運動である。2年次である2012年度は2つの目標を設定していた。第1に、多くの沖縄出身者を受け入れてきた大阪を中心とする関西地域における沖縄闘争の歴史を明らかにすることである。この点については、1968年に結成された大阪の市民グループ「大阪沖縄連帯の会」(デイゴの会)を事例として、「大阪のなかの沖縄問題」の「発見」の過程を調査し、その内容を考察した。第2に、沖縄闘争における国内植民地論や植民地主義論の登場の背景と内容を明らかにすることである。具体的には、「在日沖縄人」のグループであった沖縄青年同盟(沖青同)の運動・思想を調査し、分析した。その結果、1年次の作業成果も含め、2012年9月、博士論文「沖縄の日本『復帰』をめぐる社会運動の越境的展開--沖縄闘争と国家」を提出、受理された。本論文は、沖縄闘争を多様な運動と思想とが出会い、共闘し、すれ違う、複雑な諸関係によって形作られたアリーナとして考察した。本研究の意義は、これまで、沖縄闘争が沖縄の人々の運動や思想を中心に論じられてきたのに対し、日本「本土」や海外の人々の思想・運動に初めて本格的に光を当て、実践の背景、動機、形成された共同性やコンフリクトの実相を明らかにした点である。また、同時代の世界各地の植民地解放闘争や反体制運動と沖縄闘争との共振や連動を析出し、「越境」という視座から、一国史的傾向の強い社会運動史研究に新たな問題提起を行なった。

本研究通过考察 20 世纪 60 年代至 70 年代初因冲绳“回归”日本而发生的“冲绳斗争”，审视了“跨越”国家、种族和文化的社会运动的现实。这项研究的目的是澄清所出现的复杂关系的现实。冲绳斗争是日本“本土”冲绳人民和海外人民针对美国对冲绳的直接统治以及日本和美国政府的“归还”政策进行的一系列政治斗争、社会运动和文化运动。冲绳。 2012年，也就是我的第二年，我设定了两个目标。首先，它旨在澄清以接收了许多冲绳人的大阪为中心的关西地区的冲绳斗争历史。针对这一点，我们利用1968年成立的大阪市民团体“大阪冲绳团结会”（Deigo no Kai），对“大阪内部的冲绳问题”的“发现”过程进行了调查。作为一个例子。第二个目的是厘清冲绳斗争中内部殖民理论和殖民主义理论产生的背景和内容。具体来说，我对居住在日本的冲绳人的冲绳青年联盟（Oki Seido）的运动和意识形态进行了调查和分析。结果，2012年9月，包括第一年的工作成果在内，我提交并接受了我的博士论文《围绕冲绳“回归”日本的社会运动的跨境发展——冲绳斗争与国家”。本文将冲绳斗争视为一个由复杂关系塑造的竞技场，不同的运动和思想在其中相遇、共同战斗并相互传递。这项研究的意义在于，虽然迄今为止对冲绳斗争的讨论主要集中在冲绳人民的行动和思想上，但它首次严肃地揭示了“大陆”人民的思想和行动。日本和海外，其实践的背景、动机以及所形成的共同体和冲突的现实都已得到澄清。此外，我们还将分析冲绳斗争与同时期世界各地殖民解放斗争和反建制运动的共鸣和交织，并从“跨越国界”的角度提出新的研究问题。社会运动的历史，倾向于关注一个国家的历史。

项目成果

異邦人の困難な生から連帯可能性の痕跡へ--カフカ『城』における測量の意味をめぐって

从外国人的艰难生活到团结可能的痕迹——论卡夫卡《城堡》中的审视意义

• 发表时间: 2011
• 期刊: 生存学
• 作者: Yasunobu Nagata;Masashi Sanada;Ayana kon;Ryoichiro Kawahata;Kenichi Yoshida;Aiko Matsubara;Yuichi Shiraishi;Masao Nagasaki;Satoru Miyano;Hiraku Mori;Lee-Yung Shih;HP Koeffler;Seishi Ogawa;大野光明;大野光明
• 通讯作者: 大野光明

「沖縄闘争」における「文化」の位置-竹中労の島唄論再考

“文化”在“冲绳斗争”中的地位——再思考竹中郎的岛歌理论

• 发表时间: 2012
• 作者: Yasunobu Nagata;Masashi Sanada;Ayana kon;Ryoichiro Kawahata;Kenichi Yoshida;Aiko Matsubara;Yuichi Shiraishi;Masao Nagasaki;Satoru Miyano;Hiraku Mori;Lee-Yung Shih;HP Koeffler;Seishi Ogawa;大野光明;大野光明;Mitsuaki Ono;大野光明
• 通讯作者: 大野光明

差異の繋争点--現代の差別を読み解く

差异点：解释现代歧视

• 发表时间: 2012
• 作者: 天田城介・村上潔・山本崇記;ほか
• 通讯作者: ほか

Discourses on Okinawa as "Colony" in 1960s and 1970s Japan

20世纪60年代和70年代日本关于冲绳“殖民地”的论述

• 发表时间: 2012
• 作者: Yasunobu Nagata;Masashi Sanada;Ayana kon;Ryoichiro Kawahata;Kenichi Yoshida;Aiko Matsubara;Yuichi Shiraishi;Masao Nagasaki;Satoru Miyano;Hiraku Mori;Lee-Yung Shih;HP Koeffler;Seishi Ogawa;大野光明;大野光明;Mitsuaki Ono
• 通讯作者: Mitsuaki Ono

復帰運動の破綻と文化的実践による『沖縄闘争』の持続-竹中労の沖縄論を事例として

回归运动的失败与文化实践中“冲绳斗争”的延续——以竹中郎的冲绳理论为例

• 发表时间: 2012
• 期刊: 社会文化研究
• 作者: Yasunobu Nagata;Masashi Sanada;Ayana kon;Ryoichiro Kawahata;Kenichi Yoshida;Aiko Matsubara;Yuichi Shiraishi;Masao Nagasaki;Satoru Miyano;Hiraku Mori;Lee-Yung Shih;HP Koeffler;Seishi Ogawa;大野光明
• 通讯作者: 大野光明