近代中国の女性論-中国・日本の女性交流を背景とした思想史的考察

近代中国的妇女理论：中日妇女交流背景下的思想史研究

基本信息

批准号：
05J00287
负责人：
須藤瑞代
金额：
$ 2.11万
依托单位：
Waseda University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2007
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05J00287/
关键词：
近代日本中国女性ジェンダー日中関係交流思想文化

项目摘要

今年度は、竹中繁(東京朝日新聞社初の女性記者)の活動を中心として、1920〜30年代の日本と中国の女性間の交流に関して調査研究をすすめた。具体的には以下のような活動を行った。(1)竹中繁に関する史料収集:竹中繁の伝記(『窓の女竹中繁のこと』新宿書房、1999年)の著者香川敦子氏と竹中繁の関係者の方から、竹中繁が残した中国旅行日誌や手紙類を閲覧させていただいた。これらの史料には内山完造・陳衡哲や劉王立明からの手紙等貴重なものも含まれており、今後も継続して整理を続け、資料集としてまとめることを検討中である。(2)イギリスにおける研究活動:2007年9月から2008年3月まで、イギリスのロンドン大学SOAS(The School of Oriental and African Studies, the University of London)で図書館での史料調査を行うと向時に、本研究に有用となるジェンダー理論に関する授業やセミナーを聴講した。また、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学で開催されたセミナーやワークショップにも参加した。LSE(London School of Economics)図書館、大英図書館等でも文献を調査した。(3)論文執筆と学会参加:(1)(2)の活動をもとにして、竹中繁を中心として日本と中国の女性交流についての分析を進め、シンポジウムで報告を行い、論文を執筆した。以上の研究によって、竹中繁の中国旅行(1926〜1927年)の詳細な内容、旅行後の竹中と中国女性とのかかわりが明らかとなった。近代日中におけるジェンダー構築過程を分析する上でも重要な視座を得ることができた。

今年，我们以竹中茂（东京朝日新闻首位女记者）的活动为中心，对1920年代和1930年代的日本与中国女性交流进行了研究。具体开展了以下活动。（1）竹中茂相关史料收集：竹中茂传记（《窗中的女人》、《关于竹中茂》、新宿书房、1999年）作者香川敦子先生以及与竹中茂相关的人士为我们讲述了竹中茂的故事。我能够看到竹中茂留下的中国文献和他的旅行日记和信件。这些史料中有内山勘三、陈衡哲、刘王黎明等人的书信等珍贵资料，目前我们正在考虑继续整理，编成资料集。（2）在英国的研究活动：2007年9月至2008年3月，我在伦敦大学亚非学院图书馆查阅历史资料，同时上课和学习。对本研究有用的性别理论研讨会。他还参加了在牛津大学和剑桥大学举办的研讨会和讲习班。还在LSE（伦敦经济学院）图书馆、大英图书馆等进行了文献研究。（3）撰写论文和参加学术会议：在（1）、（2）的活动基础上，我以竹中茂为中心，对中日妇女交流进行了分析，并在研讨会上作了报告，并撰写了一张纸。上述研究揭示了竹中茂的中国之行（1926-1927）以及此行后他与中国女性交往的细节。在分析现代日本和中国的性别建构过程时，我获得了一个重要的视角。