近代日本の政党政治の確立過程-明治・大正期における財政問題の展開を中心として

近代日本政党政治的建立历程——以明治、大正时期财政问题的发展为中心

• 批准号: 08J10308
• 负责人: 伏見 岳人
• 金额: $ 0.51万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2008
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2008 至 2009
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08J10308/
• 关键词: 日本政治史; 政党政治; 鉄道政策; 桂太郎; 原敬; 吉野作造; 後藤新平; 政治史学

特別研究員採用第2年目にあたる平成21年度も、当初の計画に基づいて研究を実施した。まず前年度に引き続き、国立国会図書館憲政資料室などで未公刊資料の調査を行った。また京都大学大学文書館、奥州市立後藤新平記念館、福岡県地域史研究所などを訪問し、所蔵されている未公刊資料を閲覧した。この他にも政友会幹部などの未公刊文書の調査を企画したが、予算の都合や資料の公開状況などで断念し、マイクロフィルム版での代用を試みたものもある。さらに衆議院・貴族院の予算委員会議事録の読解を継続し、予算審議過程に詳細な分析を加えた。こうした二年間の作業をふまえ、近代日本の政党政治の確立過程を考察する本研究は、現段階では以下の知見に到達した。政友会が政権構成主体として台頭する過程は、予算編成能力を養うプロセスとして理解できる。創設から間もない時期の政友会は、政権担当勢力となっても予算編成過程で混乱が生じ、閣外勢力に助力を仰ぐことが多かった。しかし在野時に桂太郎内閣との予算交渉の経験を重ねるにつれて、次第に政友会は国家財政の制約を認識しながら自らの目指す積極政策を実現させるための政策能力を蓄積していった。第二次西園寺公望内閣が独力で編成した明治四五年度予算を無事に成立させることができたのは一つの到達点と位置づけられる。現在執筆中の博士論文では、これらの展開を鉄道予算の編成・審議過程に引きつけて具体的に検討している。なお、その内容の一部は、近く刊行予定の明治期の後藤新平日記の解題(入稿済)として、博士論文とは別の形で公表することになっている。また前年度から共同研究に取り組んできた「吉野作造講義録」については、資料翻刻の連載を無事に完結させることができた。今後も吉野の政治史講義について研究を続けていく予定であり、講義ノートの資料情報の提供を広く呼びかける小文を研究会メンバーと共同で執筆した。

2009年，作为特约研究员受聘的第二年，按照原计划进行研究。首先，继去年的基础上，我们在国立国会图书馆宪法资料室等地进行了未公开资料的检索。他们还参观了京都大学档案馆、奥州市后藤新平纪念馆、福冈县地方史研究所等机构，参观了馆藏未出版的资料。此外，还曾计划调查声友会高管未公开的文件和其他文件，但由于预算限制和材料公开的状况而放弃了该计划，并尝试使用缩微胶卷代替。此外，他还继续宣读了众议院和上议院预算委员会的会议纪要，对预算审议过程进行了详细分析。本研究以近两年的工作为基础，考察近代日本政党政治的确立过程，现阶段得出以下结论。政友会成为政府组成部分的过程可以理解为发展预算制定技能的过程。政友会成立不久后，尽管成为了政府的主管权力，但预算编制过程却出现混乱，而且经常向内阁外部寻求帮助。然而，随着政友会在任期间与桂太郎内阁进行预算谈判的经验，在认识到国家财政制约的同时，逐渐积累了实现其积极政策目标的政策能力。第二届金持西园寺内阁自行制定的明治45年预算的成功通过，可以说是一个里程碑。在我目前正在撰写的博士论文中，我通过关注铁路预算的制定和审议过程来专门研究这些发展。部分内容将作为博士论文的明治时期后藤新平日记注释（提交）以单独的形式发表，预计近期出版。另外，去年以来共同研究的《吉野作三讲义录》的资料重印系列也顺利完成。我计划今后继续研究吉野的政治史讲座，并与研究小组成员合着了一篇短文，呼吁公众提供讲稿信息。

项目成果

吉野作造講義録(三)

吉野作三讲义（3）

• 发表时间: 2009
• 期刊: 国家学会雑誌 122巻3・4号
• 作者: T. Araki;A. Fukazawa;and S. Yamaguchi;吉野作造講義録研究会
• 通讯作者: 吉野作造講義録研究会

吉野作造講義録(四)

吉野作三讲义（4）

• 发表时间: 2009
• 期刊: 『国家学会雑誌』((財)国家学会事務所) 第122編5・6号
• 作者: 野村健一;佐藤一樹;大木義路;藤巻真;粟津浩一;吉野作造講義録研究会
• 通讯作者: 吉野作造講義録研究会

高木文庫を調査して

调查高木文库

• 发表时间: 2008
• 期刊: CPAS Newsletter Vol.9 No.1
• 作者: T. Sanuki;S. Komamiya;S. Kawasaki;S. Sonoda;園田真也;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;吉野作造講義録研究会;吉野作造講義録研究会;吉野作造講義録研究会;五百旗頭薫・作内由子・伏見岳人;吉野作造講義録研究会;吉野作造講義録研究会;伏見岳人
• 通讯作者: 伏見岳人

吉野作造講義録(五・完)

吉野作三讲座记录（5/全）

• 发表时间: 2009
• 期刊: 『国家学会雑誌』((財)国家学会事務所) 第122編7・8号
• 作者: 加藤貴史;野村健一;大木義路;藤巻真;粟津浩一;吉野作造講義録研究会
• 通讯作者: 吉野作造講義録研究会

九〇年前の東大生のノート

90年前东京大学学生的笔记

• 发表时间: 2009
• 期刊: 書斎の窓 590号
• 作者: T. Sanuki;S. Komamiya;S. Kawasaki;S. Sonoda;園田真也;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;日比美和子;吉野作造講義録研究会;吉野作造講義録研究会;吉野作造講義録研究会;五百旗頭薫・作内由子・伏見岳人
• 通讯作者: 五百旗頭薫・作内由子・伏見岳人