現実検討能力に関与する脳神経ネットワークの解明

阐明参与考虑现实能力的大脑神经网络

• 批准号: 08J08136
• 负责人: 蓬田 幸人
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Tohoku University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2008
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2008 至 2010
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08J08136/
• 关键词: 状況認知; 文脈理解; 内側前頭前野; 側頭極; 下頭頂小葉; 海馬傍皮質; 背外側前頭前野; 側頭頭頂結合部; エージェンシー; 補足運動野; 左外側小脳; 右後部頭頂葉; 機能的MRI; 脳機能イメージング; エイリアンハンド症候群; させられ体験

我々の脳は外界からの様々な感覚情報を、自らの意図や記憶・知識といった内的な要素と統合し、現在自らがおかれている状況「現実」を推測している。この「現実検討能力」に関与する脳神経ネットワークを段階的に解明していく為に、平成22年度は「現実検討能力」を構成する重要な要素のうちの一つ、「文脈的な状況認知」の神経学的基盤の解明を行った。近年提唱されているSimulation理論によると、我々が、ある状況下で繰り返し経験した「知覚」「運動」「精神状態」等のmulti-modalな状態のパターンは、脳内でevent simulatorと呼ばれる概念知識の形で記憶されている。一旦、ある状況のevent simulatorが形成されると、我々は必要に応じてこのevent simulatorを再賦活することで、この状況をシミュレーションすることが出来るようになり(event simulation)、このプロセスが、文脈的な状況認知・推測の基盤となっていると考えられている。本研究では、event simulationにおける以下の3つのプロセス、すなわち、1)知覚された状況の要素間の関連性からbottom-upにevent simulationが起きる場合2)意識的に行われるtop-downなevent simulationを介して状況理解をする場合3)現在の状況との因果関係にある別のevent simulatorを賦活することで、未来/過去の状況推測を行う場合。に関して、それぞれが独立の神経基盤を持つかどうかの検討を、機能的MRIによる脳機能イメージング手法で明らかにすることを目指した。結果として、bottom-upなevent simulationに特異的に関与する脳領域として、両側下頭頂小葉、左中側頭回、両側前腹側前頭前野、右背外側前頭前野、両側楔前部を明らかにした。同様に、top-downなevent simulationに特異的に関与する脳領域として、左後部帯状皮質、両側側頭極、内側前頭前野(前部帯状皮質を含む)、左側頭頭頂接合部、左海馬傍皮質が、因果関係によるevent simulation(状況推測)に特異的に関与する脳領域として、左側頭頭頂接合部を同定した。本研究の知見は、今後の文脈的な状況認知・推測と関わる多くの分野(例:社会認知等)の脳内メカニズムの理解に貢献するものと思われる。

我们的大脑将外部的各种感官信息与内部要素（例如其自身的意图，记忆和知识）相结合，并推断出他们目前存在的“现实”情况。为了逐渐揭开“考虑现实能力”涉及的神经网络，我们在2010年阐明了“上下文状况感知”的神经系统基础，这是构成“考虑现实能力”的重要要素之一。根据近年来提出的模拟理论，多模式状态的模式，例如“感知”，“运动”和“精神状态”，我们在某些情况下反复经历的模式以我们大脑中的事件模拟者的形式存储。一旦形成了情况的事件模拟器，我们就可以在必要时重新激活这种情况来模拟这种情况，并且该过程被认为是上下文情况感知和推理的基础。在这项研究中，事件模拟中的以下三个过程是：1）当事件模拟发生在自下而上的情况下，由于感知情况的元素之间的关系在自下而上2）当通过有意识的自上而下的事件模拟理解情况时，3）当未来/过去的情况通过激活另一个与当前情况有关的事件模拟器来猜测未来的情况。我们旨在阐明使用功能性MRI使用功能性脑成像技术对每个人是否具有独立的神经基础的检查。结果，我们揭示了双侧下顶叶，左侧颞回，双侧前腹侧前额叶皮层，右侧背侧前额叶皮层和双侧前纹状体作为大脑区域，这些大脑区域特别参与了自下而上的事件模拟。同样，左后扣带回皮层，双侧颞极，内侧前额叶皮层（包括前扣带回皮层），左颞pariet骨连接以及左侧帕拉希峰皮层被鉴定为特异性涉及因果发生事件的大脑区域。这项研究的发现很可能有助于理解许多领域（例如社会认知等）的大脑机制，这些领域与未来的上下文情况认知和投机有关。

项目成果

エピソード記憶におけるソーシャル・インタラクションの影響:fMRI研究

社交互动对情景记忆的影响：功能磁共振成像研究

• 发表时间: 2009
• 作者: 間野陽子;杉浦元亮;月浦崇;蓬田幸人;ジョンヒョンジョン;関口敦;秋月祐子;川島隆太
• 通讯作者: 川島隆太

側頭頭頂領域における視覚的社会情報処理の機能解剖

颞顶区视觉社会信息处理的功能解剖

• 发表时间: 2010
• 作者: Homma N;Kato S;Goto T;Sakai M;Sugita N;Yoshizawa M;Yomogida Y;Sassa Y;Sugiura M;Riera J;Kawashima R.;月浦崇;杉浦元亮
• 通讯作者: 杉浦元亮

From eye-gaze detection to mentalizing : Connectivity analysis using intersubject variation in activation

从眼睛注视检测到心智化：使用主体间激活差异进行连接分析

• 发表时间: 2010
• 作者: Homma N;Kato S;Goto T;Sakai M;Sugita N;Yoshizawa M;Yomogida Y;Sassa Y;Sugiura M;Riera J;Kawashima R.;月浦崇;杉浦元亮;Sekiguchi A;Miki K;Sugiura M;Sugiura M
• 通讯作者: Sugiura M

Implicit and explicit processing of social signals

社交信号的隐式和显式处理

• 发表时间: 2010
• 作者: Homma N;Kato S;Goto T;Sakai M;Sugita N;Yoshizawa M;Yomogida Y;Sassa Y;Sugiura M;Riera J;Kawashima R.;月浦崇;杉浦元亮;Sekiguchi A;Miki K;Sugiura M
• 通讯作者: Sugiura M

Anatomy of episodic context : distinct neural bases for item-roles and item-integration

情景上下文的剖析：项目角色和项目整合的不同神经基础

• 发表时间: 2009
• 作者: Sugiura M;Yomogita Y;Mano Y;Kambara T;Sekiguchi A;Tsukiura T;Kawashima R
• 通讯作者: Kawashima R