里地地域における草原生植物相の保全・再生ポテンシャルに関する景観生態学的研究

农村草地植物区系保护与更新潜力的景观生态研究

基本信息

批准号：
08J07227
负责人：
小柳知代
金额：
$ 0.77万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、里地地域における生物多様性の核となる草原生植物を対象とし、過去100年以上に渡る長期的な景観変化が、現在の分布状況と将来の個体群回復可能性に与える影響を解明することで、効果的な保全・再生が可能な立地を抽出するための評価指標を提示することである。最終年度である今年度は、昨年度から継続して得られたフィールド調査および実験結果の解析を中心に行い、多様な草原生植物相が生育可能な立地に共通する景観履歴とその指標となる種群を具体的に抽出した。景観履歴に関しては、戦後畑地化の履歴がなく、近年まで周辺(特に半径250m圏内)に潜在的生育地が多く分布していた樹林地は、保全上特に注目できる立地であることが明らかになった。また、こうした景観構造に対する反応性の違いと個体群回復の際の制限要因の違いから、高茎の重力散布型広葉草本は特に注目すべき種群だと考えられた。これは、これらの種群が、草原生植物の中でも、生育地の分断化に対して最も敏感に反応する傾向を示すとともに、地上植生からの消失により回復が困難(埋土種子からの低い発芽率と低い種子散布能力)になると考えられたためであり、立地の保全再生の優先順位を考える上で、特に指標となりうる種群と考えられた。以上、本研究より、里地里山域における長期的な景観履歴は、現在のみならず将来的な草原生植物相の分布を規定する重要な要素であることが示された。また、こうした景観履歴を考慮することで、最終的に、より多様な草原生植物が生育可能な場所およびその優先順位を明確にしていくための具体的な基準を提示した。

这项研究的目的是关注作为农村地区生物多样性核心的草原植物，并通过阐明影响来研究过去100年的长期景观变化如何影响其当前的分布和未来的种群恢复潜力。，目的是提出评估指标，以确定可以进行有效保护和恢复的地点。今年，即最后一年，我们将重点分析去年连续获得的实地调查和实验结果，确定不同草原植物群可以生长的地区共同的景观历史，以及作为指标的物种组。专门提取的。关于景观历史，很明显，树木繁茂的地区在战后没有变成农田的历史，并且直到最近在其周围（特别是在250m半径内）分布着许多潜在的栖息地，是一个值得特别关注保护。此外，高茎重力分散阔叶草被认为是值得特别关注的物种组，因为它们对景观结构的响应差异以及种群恢复限制因素的差异。这表明这些物种群体往往对草原植物栖息地破碎化的反应最为敏感，并且由于地上植被的消失（埋藏种子的发芽率较低）而难以恢复。这是因为它们被认为具有较低的发芽率。种子传播能力），并且被认为是一个物种组，在考虑场地保护和恢复的优先事项时可以作为一个指标。如上所述，本研究表明，里地-里山地区的长期景观历史是决定草原植物区系当前和未来分布的重要因素。此外，通过考虑这一景观历史，我们最终提出了具体标准，以明确更多样化的草地植物可以生长的位置及其优先级。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

放棄後10年以内のアカマツ林型採草地における草原性植物の再生可能性

红松林型草甸废弃后10年内草地植物再生的可能性

DOI：
发表时间：
2010
期刊：
影响因子：
0
作者：
Koyanagi;T.;Kusumoto;Y.;Yamamoto;S.;Okubo;S.;Takeuchi;K.;小柳知代・楠本良延・山本勝利・武内和彦;小柳知代・楠本良延・山本勝利・武内和彦;小柳知代・楠本良延・北川淑子・大久保悟・山本勝利・武内和彦
通讯作者：
小柳知代・楠本良延・北川淑子・大久保悟・山本勝利・武内和彦

平野部農村地域に残存する線状生育地における草原性植物の分布状況

农村平原地区遗留线状生境草地植物分布状况