広域を対象とした地すべりの発生と降水量に関する地理情報学的研究

大范围滑坡发生和降水地理信息研究

基本信息

批准号：
08J06594
负责人：
齋藤仁
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Tokyo Metropolitan University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

研究目的を達成するために平成22年度に行った研究内容は,以下のようにまとめられる(齋藤ほか,2011,GIS-理論と応用,投稿中).1.土砂災害のリアルタイムモニタリングシステム(SWING system)の構築前年度までの研究で得られた「2種類の降雨イベント(短時間集中(SH)型と長時間継続(LL)型)の特徴」に基づいて,斜面崩壊を発生させる降雨イベントのリアルタイムモニタリングシステム(the system with Soil Water Index Normalized by Greatest value, SWING system)を構築した.SWING systemは,気象庁発表の毎正時の解析雨量と土壌雨量指数をリアルタイムで解析し,現在の降雨イベントをSH型またはLL型に分類する.その結果を図化・Web表示することで,日本全域を対象として,斜面崩壊を発生させる降雨イベントのリアルタイムモニタリングが可能である.本システムは,http://lagis.geog.ues.tmu.ac.jp/swing/にて試験公開した.2.2010年の豪雨による土砂災害を対象とした,SWING systemの検証SWING systemの構築後,2010年に発生した土砂災害(九州南部,岐阜県八百津町,広島県庄原市など)をモニタリングし,本システムの有用性を検証した.その結果,霧島市国分重久や岐阜県八百津町での事例では,SH型の降雨イベントとして過去10年間で最も斜面崩壊が発生しやすい状況であったことをモニタリング,事前予測できた.また,霧島市霧島大窪や都城市高野,庄原市の事例では,LL型の降雨イベントとして,斜面崩壊が発生しやすい状況であることがモニタリング,事前予測できた.より多くの事例での検証やシステムの改良が必要であるが,本システムを土砂災害情報として応用できる可能性が示された.

2010年为实现研究目标而进行的研究内容可概括如下（Saito等，2011，GIS-理论与应用，目前正在提交）。1．滑坡灾害实时监测系统（SWING系统）。基于实时监测系统建设前一年的研究得出的“两类降雨事件（短时集中型（SH）型和持久型（LL）型）的特征” （土壤水系统.SWING 建立了 Index Normalized by Greatest value, SWING 系统）系统实时分析日本气象厅每小时整点公布的解析降雨量和土壤降雨指数，将当前降雨事件分为SH型或LL型。结果绘制并显示在网页上，方便您查看日本整个地区的目标是导致斜坡破坏的降雨。可以实时监测降雨事件。该系统已在 http://lagis.geog.ues.tmu.ac.jp/swing/.2 上试用。系统验证SWING系统构建后，通过监测2010年发生的山体滑坡（九州南部、岐阜县八百津町、广岛县庄原市等），验证了该系统的有用性。以岐阜县八津町为例，据观察，由于SH型降雨事件，过去10年最有可能发生边坡失稳。此外，在雾岛大久保、雾岛市、高野市、都城市和庄原市的情况下，通过监测可以提前预测边坡失稳可能会发生为LL型降雨事件，尽管这是必要的。通过大量案例的验证和系统的完善，已经证明该系统具有作为滑坡信息应用的潜力。