人工林に残された保残帯の面積と配置がハナバチの送粉機能に与える効果の解明

阐明人工林中保留的保护区的面积和布局对蜜蜂授粉功能的影响

基本信息

批准号：
24380085
负责人：
永光輝義
金额：
$ 9.82万
依托单位：
Forestry and Forest Products Research Institute
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2012
资助国家：
日本
起止时间：
2012-04-01 至 2016-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、木材生産をおこなう針葉樹人工林地域で広葉樹林を残すことによって効果的な生物多様性の保全を図るため、広葉樹林の面積と配置が花粉媒介（送粉）の機能に与える影響を明らかにすることを目的としている。すでに、ハナバチ類に送粉されるカスミザクラを材料として、面積と配置が異なる広葉樹林に残された母樹の結実と交配を比較した。当該年度は、北茨城市と高萩市に設置した14ヵ所の調査地において、カスミザクラなどの樹木を送粉するツツハナバチの営巣と採餌のパフォーマンスを比較した。各調査地において、複数雄と12雌の繭を入れた120本の巣筒を4つ設置して、営巣させた。営巣した筒を調べ、巣数、巣あたり子の数、子あたり貯食（母蜂によって集められた花蜜と花粉）重量から総貯食重量（巣に蓄えられた餌量）を求めた。それらの営巣と採餌の変数が、調査地周囲の広葉樹林の面積と形状、調査地の森林組成と標高および地形に依存するかどうかを統計モデルを用いて解析した。その結果、巣場所の周囲50haの広葉樹林面積が小さいと、巣数と総貯食量が減少した。また、巣場所の周囲50haの広葉樹林の相対周囲長が長いと、子あたり貯食量が減少した。したがって、広葉樹林の面積の減少と形状の断片化がツツハナバチの営巣に負の効果を与えることがわかった。これらの結果は、人工林地域に残された広葉樹林が、樹木を送粉するハナバチ類の営巣と採餌を促進することを示している。よって、まとまった面積の広葉樹林の存在はハナバチ類の巣密度と訪花頻度を上昇させることで、送粉機能を高めることが示唆された。

这项研究旨在阐明该地区的影响和阔叶林对授粉功能（授粉）的影响，以通过在生产木材的针叶类植物林中留下阔叶林来有效地保留生物多样性。我们已经比较了在硬木森林中留下的母树的果实和交配，并使用蜜蜂污染的泥浆樱花作为材料进行了不同的区域和布置。在这个财政年度，我们比较了蜜蜂授粉树木的筑巢和觅食性能，例如在基塔巴拉基（Kitaibaraki）和高哈（Takahagi）市设立的14个调查站点上的樱桃树木。在每个调查地点，安装并嵌套了四个包含多个男性和12个女性的茧的巢穴。检查了嵌套管，并根据巢数，每个巢的幼虫数量以及每个巢中存储的食物（母亲蜜蜂收集的norcelain and Pollen）的重量确定了总食物重量（存储在巢中的食物）。统计模型用于分析这些嵌套和觅食变量是否取决于调查地点周围硬木森林的面积和形状，森林组成，高程和调查地点的地形。结果，当巢穴周围的阔叶森林面积很少时，巢的数量和食物总量减少。此外，如果宽叶森林的相对周长为50 ha的周长，则每个儿童存储的食物量减少。因此，发现该区域的减少和阔叶森林形状的碎片对蜜蜂的筑巢产生负面影响。这些结果表明，种植的森林地区剩余的阔叶林促进了筑巢和觅食的蜜蜂授粉树木。因此，有人提出，大区域宽面积森林的存在通过增加蜜蜂开花探访的巢密度和频率来提高授粉功能。