中国古代の秦律・漢律における防犯体制及び刑事手続体制についての研究

我国古代秦汉法律中的预防犯罪制度和刑事诉讼制度研究

• 批准号: 06J00335
• 负责人: 水間 大輔
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: Waseda University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2006
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2006 至 2008
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-06J00335/
• 关键词: 中国古代; 秦; 漢; 秦律; 漢律; 刑事手続; 防犯; 二年律令; 中国; 法制史; 律; 官制機構; 裁判; 中国古代; 秦; 漢; 秦律; 漢律; 刑事手続; 防犯; 二年律令; 中国; 法制史; 律; 官制機構; 裁判

本研究は中国古代の秦・漢において、いかなる防犯体制及び刑事手続体制が設けられていたのかを検討し、当時の国家が犯罪の予防をどのように実現させようとしていたのかを明らかにすることを目的とする。平成20年度は犯罪の捜査から、逮捕・取調べ・裁判を経て、刑罰の執行に至るまで、いかなる手続が設けられていたのかを明らかにしようと試みた。具体的には、(1)各手続の名称及びその内容、(2)各手続の際に作成される文書の名称及びその伝達、(3)各手続をいかなる者が担っていたのか、などの問題を中心に検討した。如上の問題を検討するため、秦律・漢律(秦・漢で行われていた法律)及び関連する史料の中から、刑事手続に関する史料を抽出して分析を加えた。秦律・漢律に関する史料は近年中国で出土した竹簡・木牘が中心となるので、それらを分析したり、あるいは中国の博物館へ赴いて実見したりした。さらに、秦・漢の刑事手続制度を後世の唐代以降の制度と比較することによって、秦・漢の刑事手続制加が前近代中国の中でも相対的にいかなる性質を有するものであったのかを把握するよう努めた。以上の検討、及びこの三年間の検討を通して、秦・漢の県における防犯体制及び刑事手続制度の全体像が明らかになった。それによると、秦・漢では地方の末端に至るまで、防犯と刑事手続を担う機関が設置されていた。また、裁判は県以上の機関によって行われるのが原則であったが、一部の郷・亭でも裁判を行う権限があったこと、県でも死刑判決が下せたことなど、秦・漢の刑事手続制度は唐代以降と比べると、地方機関の権限が大きかった。それゆえ、秦・漢では犯罪の予防をより強く地方へ浸透させる体制になっていたといえる。

这项研究旨在检查中国古代秦和汉朝建立了哪些预防犯罪和刑事诉讼程序，并阐明当时的国家如何试图实现预防犯罪。 2008年，该公司试图澄清哪些程序已经到位，从刑事调查到逮捕，审讯和审判以执行惩罚。具体而言，我们专注于（1）每个过程的名称和内容，（2）在每个过程中创建的文档的名称和通信以及（3）负责每个过程的文件。为了研究上述问题，从秦和汉李（Qin and Han li法律）和相关的历史文件中提取并分析了与刑事诉讼程序有关的历史文件。近年来，与秦和汉·里特有关的历史文件主要是竹子和木屑，因此我分析了它们或去中国博物馆亲自与中国博物馆见面。此外，通过将秦和韩的刑事诉讼程序与后来的唐朝的制度进行比较，他努力了解Qin和Han的刑事诉讼程序在相对较现代的中国有哪些财产。通过上述考虑和过去三年的考虑，阐明了QIN和HAN县的犯罪预防系统和刑事诉讼系统的整体情况。根据该报告，在Qin和Han中，建立了机构来处理预防犯罪和刑事诉讼程序，一直到各省的提示。此外，尽管该原则是审判是由县以上的机构进行的，但当地机构有权在某些城镇和国王进行审判，而在县区也判处死刑死刑，这使QIN和HAN的刑事诉讼程序制度比Tang王朝更强大。因此，可以说QIN和HAN处于一个使预防犯罪更容易进入农村地区的系统中。