社会的排除から抵抗へ-フランスにおける不安定就労層の争議に関する研究

从社会排斥到抵抗：法国不稳定工人纠纷研究

• 批准号: 17730300
• 负责人: 稲葉 奈々子
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: Ibaraki University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2005
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2005 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17730300/
• 关键词: 社会的排除; 社会運動; 移民; フランス; 社会統合; アフリカ; 非正規滞在移民; 社会権; 都市底辺層; 不安定就労; EU; 争議

パリで住宅への権利運動を中心とした争議に参加する都市底辺労働に従事する移住労働者に対して聞き取り調査を行った。福祉国家型の社会統合機能が弱体化するなかで、貧困層の社会権行使は、当事者の当該社会での社会的地位を決定する重要な要素となる。フランスでは、労働運動など、かつて争議を担った主要な社会運動が衰退しており、労働者コミュニティも機能せず、貧困問題への対応が個人化する傾向にある。こうしたなかで1990年代以降活性化してきた社会的排除を争点とした新しい争議は、社会的排除社会といわれる現代社会における社会統合のあり方を考察する上で重要である。本調査では、争議への参加は、移民出身者の場合に出身コミュニティによる規定の度合いが大きいことが明らかになった。当事者のアイデンティティの準拠先が出身コミュニティにある場合には、フランスにおいて経験する社会的排除が、個人的責任として自己認識されない傾向にあることは、前年度までの調査で明らかになったことだが、今回の聞き取り調査では、職業や家族構成が与える影響についても聞き取りを行った。非正規滞在移民については、フランスでの争議の経験が、出身国に帰還したのちに及ぼす影響についても調査を行った。とくに争議の中心を担うマリ人について、バマコにおいて聞き取り調査を行った結果、フランスの出身コミュニティとのつながりを保ち続けているソニンケの場合は帰国後も社会統合が比較的容易であるのに対して、出身コミュニティと切り離されている者の場合、争議をへて獲得したフランスからの資源がまったく得られなくなり、マリにおいても社会的排除を経験していることが分かった。

采访对象是从事城市底线劳动的农民工，他们参与了以巴黎住房维权运动为中心的纠纷。随着福利国家社会整合功能的弱化，穷人行使社会权利成为决定相关人群社会地位的重要因素。在法国，曾经引发争议的主要社会运动（例如劳工运动）正在衰落，工人社区不再发挥作用，对贫困问题的应对措施往往变得个性化。在这种情况下，考虑到被称为社会排斥社会的现代社会的社会融合状况，自20世纪90年代以来开始活跃的以社会排斥为中心的新争议就变得很重要。这项研究表明，移民参与纠纷很大程度上取决于其原籍社区。先前的研究表明，当一个人的身份基于其出身社区时，在法国经历的社会排斥往往不会被视为个人责任。在这次访谈调查中，我们还询问了职业和家庭结构的影响。对于无证移民，我们还调查了他们在法国的纠纷经历对他们返回原籍国的影响。特别是，在巴马科对处于争议中心的马里人进行采访后发现，对于索宁克来说，由于与法国原籍社区保持着联系，即使在离开法国后，社会融合也相对容易。结果发现，那些与原籍社区分离的人无法再获得他们通过法国争端获得的资源，并且在马里也遭受社会排斥。

项目成果

書評:マルチチュード

书评：众多

• 发表时间: 2006
• 期刊: 寄せ場 19号
• 作者: 稲葉;奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子
• 通讯作者: 稲葉奈々子

グローバル化と経済格差、移住労働の女性化と人身売買

全球化和经济不平等、移徙工人女性化和人口贩运

• 发表时间: 2005
• 期刊: 女たちの21世紀 No.41
• 作者: Y.Ousaka;M.Yamazaki;Masakatsu Fujita;稲葉奈々子
• 通讯作者: 稲葉奈々子

日本における人身売買に関する実態調査

日本人口贩卖实况调查

• 发表时间: 2006
• 期刊: 日本における人身売買に関する実態調査(JNATIP/F-GENS編)
• 作者: 稲葉奈々子;樋口直人;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子
• 通讯作者: 稲葉奈々子

女性移住労働者

女性农民工

• 发表时间: 2006
• 期刊: 女性白書2006(ほるぷ出版)
• 作者: 稲葉;奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子;稲葉奈々子
• 通讯作者: 稲葉奈々子

フランスにおける労働破壊-プレカリアートの倫理と新しい『資本主義の精神』

法国劳工的毁灭：不稳定阶层的伦理与新的“资本主义精神”

• 发表时间: 2007
• 期刊: 現代の理論 7
• 作者: 稲葉;奈々子
• 通讯作者: 奈々子