西南日本内帯の石炭-ペルム系石灰岩から産する小型有孔虫類の分類・生層序学的研究

日本西南内陆带煤二叠系灰岩小型有孔虫的分类及生物地层学研究

基本信息

批准号：
05740322
负责人：
上野勝美
金额：
$ 0.58万
依托单位：
University of Tsukuba
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1993
资助国家：
日本
起止时间：
1993 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

野外調査は西南日本内帯の秋吉、阿哲、帝釈、日南、青海の各石灰岩で行い、ルートマップの作成とともに詳細な試料の採集も合わせて行った。また、大洋中の海山起源石灰岩と考えられる西南日本内帯の秋吉帯中の石灰岩体との比較検討の意味も含め、国内における同時期の陸棚性炭酸塩岩を代表する南部北上山地および阿武隈産地相馬周辺でも野外調査を行い、有孔虫化石の含まれた試料の採集を行った。上記の野外調査によるデータと採集した試料の処理・検討を通し、秋吉石灰岩ではこれまでの研究で得られていた約50のフズリナ類の出現・消滅で特徴づれられる時間面をもとにして小型有孔虫類の生層序学的分布の概要を把握するに至っている。なお、秋吉石灰岩における小型有孔虫類の生層序学分帯、個々の分類群の分類学的検討は現在検討を進めている。帝釈石灰岩においては中期石炭紀後期から後期石炭紀にかけてのフズリナ類を中心とした有孔虫群集を報告した(Ueno and Mizuno,1993)。また、阿哲石灰岩北方の岡山県神郷町に分布する前期白亜紀の油野層基底レキ岩中に含まれる石灰岩レキ中より秋吉帯起源と考えられる前期石炭紀後期と後期石炭紀の有孔虫群集を報告し、秋吉帯を含む西南日本内帯にみられるパイルナップ構造の形成が白亜紀前期にはすでに終了していたことを述べた(Ueno et al.,1994)。日南石灰岩、青海石灰岩を含め、当該研究において採取した試料の多くについては室内処理を現在継続中である。その他に、これまで当該テーマと並行して進めてきた東南アジアの後期古生代有孔虫類についても、西南日本内帯で得られた有孔虫類の分類・生層序学的データも含め、両地域に見られる有孔虫群集の比較とその特徴、年代論、後期古生代における有孔虫類がらみた古生物地理についても言及した(Igo et al.,1993;Ueno and Igo,1993;Ueno and Sakagami,1993;Ueno et al.,1994)。

对日本西南部内陆地区的秋吉、阿铁、大石、日南、青海石灰岩进行了实地调查，在制作路线图的同时进行了详细的样品采集。此外，我们还将考虑与日本西南部秋吉带的石灰岩体进行比较，这些石灰岩体被认为源自海洋海山。还在相马周围进行了实地调查，并收集了含有有孔虫化石的样本。通过上述实地调查数据以及对采集样品的处理和检验，根据前期获得的约50种Fusulinaceae出现和消失的时间特征，我们发现秋吉石灰岩的尺寸较小。我们已经对有孔虫的生物地层分布进行了概述。目前正在考虑对秋吉石灰岩中小有孔虫的生物地层划分和对各个分类群的分类学检查。在大石石灰岩中，从中石炭世晚期到晚石炭世报道了以 Fusulinae 为中心的有孔虫组合（Ueno 和 Mizuno，1993）。此外，在早白垩世尤诺组基底Reki岩石中的石灰岩Reki中发现了被认为起源于Akiyoshi带的早石炭世晚期和晚石炭世有孔虫组合。分布于冈山县神后町的阿特石灰岩以北，据报道，日本西南部内带（包括秋吉带）的堆积构造的形成已于早白垩世结束（Ueno et al., 1994）。本研究中收集的许多样品，包括日南石灰石和青海石灰石，目前正在室内进行处理。此外，我们还将讨论与该主题并行的东南亚晚古生代有孔虫，包括从日本西南部内区获得的有孔虫的分类学和生物地层数据以及区域有孔虫组合的比较，还讨论了它们的特征、年代学以及与晚古生代有孔虫相关的古生物地理学(Igo et al., 1993; Ueno and Igo, 1993; Ueno and坂上，1993；上野等，1994）。