三井寺に関わる彩色仏画の研究

三井寺相关彩色佛画研究

• 批准号: 05710032
• 负责人: 安嶋 紀昭
• 金额: $ 0.58万
• 依托单位: Tokyo National Museum
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1993
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1993 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05710032/
• 关键词: 仏教絵画史; 三井寺; 天台密教; 園城寺; 赤不動; 明王院; 不動明王二童子像; 円珍

いわゆる◎赤不動は漠然と円珍感得の伝承に委ねられ、高野山霊宝館に寄託されずに現在も秘仏として明王院に収蔵されている。しかし住職の好意ある配慮を得て、赤外線・X線等写真撮影を含む詳細な調査を実施し得たことは幸いであった。まず「赤不動」の通称は本図を包む油単の寛永九年(一六三二)寄進銘が、また円珍との結び付きは表具裏の「奉修赤不動明王御尊像/当御本尊者智証大師真筆」と題する寛文八年(一六六八)修理銘が、同寺院に遺るそれぞれ最古の文献史料であることが明らかとなった。次に本図の制作年代について平安中期から鎌倉前期までの諸説が提出されているが、描線が震えたり途切れていたりするなどの写し崩れと思われる要素が多く確認され、さほど溯らせるべきではない。ただ一説に言われる脇侍の裳の面的な補彩は無く、むしろその裳の文様や中尊の肉身に色落ちがある。これは昭和初期の修復時に本図を「洗った」ためであろう。一方新潟・法光院の不動明王二童子像は、珍しい額の三環や反跏である点が赤不動を想起させるが、中尊の肉身は群青の使用でほとんど絹地ごと失われている。赤外線写真によれば背景は全て細かな波で埋められており、必ずしも赤不動と制作の前後関係を論じる必要はあるまい。宝永二年(一七〇五)同寺発行の刷物「荒波鎮不動明王略縁起」には空海入唐時の感得像とされている。なおこの他に◎黄金剛童子像(三井寺)、〓伝船中湧現観音像(高野山竜光院)、〓善女龍王像(高野山金剛峯寺)を、予定どおり光学的方法をも用いて詳しく実査した。ただ二幅の不動明王三童子五部使者像(◎三井寺本と◎延暦寺本)については、補助金の交付額が計画の四分の三であったため調査の下交渉等までに留め、次の好機を期することとした。

所谓的◎赤不动，隐隐约约地受托于延镇关德的传统，至今仍作为隐佛存放在明院，没有存放在高野山灵宝馆。不过，在住持的善意考虑下，我们很幸运能够进行详细的调查，包括红外线和X射线摄影。首先，“赤风堂”这个通用名称来自于 1632 年（宽永 9 年）在这幅画周围的阿布拉上捐赠的铭文，而与延钦的联系则来自“凤州赤风堂明王五尊像/我们的主像”据了解，宽文八年（1668年）题为“智照大师手迹”的修复铭文是寺内现存最古老的文字史料。接下来，关于这幅画的制作年代，从平安时代中期到镰仓时代初期，人们提出了各种说法，但许多看起来印刷错误的元素，如颤抖或断线，都已得到证实，因此它是它不太可能追溯到那么久。然而，正如一种理论所说，侧面武士服装的侧面并没有互补，而是服装的图案和中间人物的肉体上有变色。这可能是因为这幅画在昭和初期的修复过程中被“清洗”过。另一方面，新泻宝古院的两尊不动明王雕像，有着不寻常的三环额头和交叉跪拜的姿势，让人想起红不动明王雕像，但中间雕像的大部分肉体都被剥掉了。由于群青的使用，它与丝绸一起消失了。根据红外照片，整个背景充满了细小的波浪，因此无需讨论赤风堂及其制作的背景。 1705年，该寺出版了一本题为《阿拉瓦钦不动明王 Ryakuengi》的印刷品，据说这是空海入唐时的雕像。另外，◎金刚童子像（三井寺）、〓传法年中幽玄观音像（高野山龙光院）、〓善上龙王像（高野山金刚峰寺）是按照计划用光学方法详细建造的。但是，不动明王三道寺与五使二幅像（◎三井寺版、◎延历寺版）的补助金额为计划金额的四分之三，因此仅限于调查、谈判等。决定利用这个机会。