日本を事例とした複合災害リスク評価と災害軽減戦略の立案

以日本为例的复杂灾害风险评估与减灾策略规划

基本信息

批准号：
04F04297
负责人：
岡田憲夫
金额：
$ 0.77万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、自然災害が契機となって引き起こされうる環境汚染や産業事故、またそれに伴う多用な人命の損失や健康被害などを natech disaster(自然・環境複合災害)として取り上げることを目的とした。我が国は先進国の中でも多用な自然災害リスクにさらされている主要国のひとつであり、このようなnatech disasterのリスクの診断と、そのマネジメントの方策の検討が急務の課題となっているが、これまでほとんどこの種の研究は行われていない。本研究の共同研究分担者であるCruz氏は、これまで十分な関心が払われず未開拓であった、このような自然・環境複合災害について先駆的で実証的な研究を展開している。外国人共同研究者として招聘した氏との共同研究により下記のような成果を得た。(1)東京、名古屋、京都などの中央政府機関、都道府県行政庁の危機管理や防災、産業行政などの担当者、ガス等のライフライン事業者を対象に広範な面接・インタビュー調査を行った。その結果、我が国の災害リスクガバナンスの盲点と不備を改善する方策について有益な知見を提示した。(2)我が国における限られたリスク情報開示の現状においても適用可能な実用的リスクアセスメント技法の開発を行い、それを東海・東南海地震が迫っているといわれる名古屋市都市圏に適用するためのバイロットスタディを試みた。その結果、都市域における自然・環境複合災害リスクの簡易診断技法のプロトタイプを開発することができた。また成果を内外の学会で公表した。(3)米国のハリケーンカトリーナ災害の現地を訪れ、大都市域における自然・環境複合災害の実態調査を行い、データをもとに分析した。特に大規模石油貯蔵・精製基地がこの種の自然災害に遭遇した場合に、現実にいかにこの種の自然・環境複合災害が起こるのかという点について、既にいくつかの新しい知見を得た。また、これが我が国の自然災害対策にどのような教訓を残したかについても検討した。

本研究的目的是解决自然灾害可能引发的环境污染和工业事故，以及相关的生命损失和健康损害，即自然和环境复杂灾害。日本是遭受自然灾害风险的主要发达国家之一，迫切需要诊断此类自然灾害的风险并考虑管理措施，但迄今为止开展的此类研究很少。。作为这项研究的共同研究员的克鲁兹先生正在对此类自然环境复杂灾害进行开创性的实证研究，这些灾害迄今为止尚未受到足够的重视和探索。与邀请的国外研究人员作为联合研究员进行联合研究，取得了以下成果。（1）对东京、名古屋、京都等中央政府机构，都道府县行政机关危机管理、防灾、产业管理负责人，以及燃气等生命线经营者进行广泛采访和采访。。其结果是，提出了有关改善日本灾害风险治理盲点和缺陷的措施的有用知识。 (2) 开发一种即使在日本风险信息公开有限的现状下也能应用的实用风险评估技术，并将其应用于据称即将发生东海/东南海地震的名古屋首都圈进行试点研究。尝试过。因此，我们能够开发出一种简单的诊断技术原型，用于应对城市地区复杂的自然和环境灾害风险。研究结果也在国内外学术会议上公布。（3）赴美国卡特里娜飓风灾害现场，对大都市地区复杂的自然环境灾害进行实况调查，并根据结果进行数据分析。对于这种复杂的自然环境灾害实际上是如何发生的，特别是当大型石油储存和炼油基地遭遇这种自然灾害时，我们已经有了一些新的认识。我们也思考了这给日本的自然灾害对策留下了哪些教训。