親子関係の成立と効果-制度再構築の可能性

亲子关系的建立及效果——系统重构的可能性

• 批准号: 03J10695
• 负责人: 西 希代子
• 金额: $ 0.9万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2004
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J10695/
• 关键词: 親子法; 法的親子関係; 母子関係; 出自を知る権利; 養子制度; 人工生殖; 知る権利; フランス:ドイツ:イギリス:アメリカ

今年度は、昨年度までの研究結果をふまえて、次のような研究を行った。第一に、母法である仏独法における学説及び判例を、起草過程と日本が継受(参照)した時期とに分けて考察した。特に、フランス民法典起草時に存在した、実親子関係定立に際して親の意思を尊重しすぎると養子との違いが曖昧になるという議論や、完全養子制度の背景及び立法過程等について検討した。さらに、仏独法において伝統的に認められてきた、法的親子関係が定立されていない状態で扶養費用の支払い義務のみを負う親子関係(「援助金の訴え」、「支払いの父」など。ただし、ドイツ法では1969年法改正により廃止)についても、親子関係定立と効果との分離という観点から、制度趣旨及び運用実態の解明に努めた。第二に、昨年度着手した、親子関係定立と子どもの出自を知る権利との関係についても研究を深めた。昨年度はフランスの現状に重点をおいたため、今期は、主として、フランス法とは対照的なドイツ法の近時の判例及び立法動向に注目した。具体的には、嫡出否認権の行使を制限するドイツ民法の規定に対する違憲判決、身分上の地位の変更をもたらさない親子関係確認訴訟類型の提案、家族法改正などを扱った。今期予定していたアジア法研究は、文献資料及び情報収集が難航し、研究を進めることができなかったが、上述の仏独法研究を通して、親子関係定立における「意思」の役割、親子関係定立と効果との関係等について、複数のモデル及び視点を得た。これによって、養子と実子との法律上・実際上の意味や機能の違いを再確認した上で、親子関係定立と効果との強固な結合を見直して、意思を実親子・養親子関係双方の定立において考慮すべき要素とし、発生を希望する効果に応じて定立させる親子関係の類型を決めることや、一部の効果のみを発生させる親子関係新設の可能性を探る手がかりを得ることができた。

今年，我们在去年的研究成果的基础上，进行了以下研究。首先，我们将母法法德法的学说和司法判例分为起草过程和日本继承（引用）时期进行考察。我们特别考察了法国民法典起草时存在的一种论点，即如果在建立亲子关系时过多尊重父母的意愿，就会模糊儿童和收养儿童之间的区别，以及全面收养制度的背景和立法过程。此外，法国和德国法律传统上承认亲子关系，在没有建立合法亲子关系的情况下，唯一的义务是支付抚养费（例如“起诉寻求援助”或“ （不过，根据德国法律，它被1969年的法律修正案废除了）。我们也从分离亲子关系建立的角度，努力阐明该制度的目的和运行状况。从它的影响来看。二是深化了去年开始的亲子关系建立与子女出身知情权的关系研究。去年我们关注的是法国的现状，所以这学期我们主要关注德国法律的近期判例和立法趋势，这与法国法律形成对比。具体来说，我们处理了《德国民法典》中一项限制行使否认合法出生权的条款违宪的问题，以及一项确认亲子关系诉讼的提议，该诉讼不会导致个人身份的改变，以及家庭法修正案。本学期原定的亚洲法研究因收集资料和资料困难而未能进行，但通过上述法德法研究，我们了解了“意图”在建立亲子关系中的作用，以及“意愿”在建立亲子关系中的作用，获得了关于亲子关系的多种模型和视角。借此，我们将重新确认收养子女与亲生子女在法律和实践上的意义和功能上的差异，审视建立亲子关系和效果之间的强关联性，并厘清亲生关系和收养亲子关系的意图。能够获得根据期望的效果确定要建立的亲子关系类型的线索，并探索建立仅产生某些效果的新亲子关系的可能性。

项目成果

出自を知る権利-養子及び国の被後見子の出自へのアクセスに関する二〇〇二年一月二二日の法律第九三号

了解原籍的权利 - 2002 年 1 月 22 日第 93 号法律，关于了解被收养和国家监护儿童的原籍

• 发表时间: 2005
• 期刊: 日仏法学 23号
• 作者: 西 希代子