ツォンカパの空思想における基礎理論とその思想史的展開

宗喀巴大师空性思想的基本理论及其思想的历史发展

• 批准号: 03J01433
• 负责人: 野村 正次郎
• 金额: $ 2.37万
• 依托单位: Otani University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J01433/
• 关键词: チベット仏教; ツォンカパ; 否定対象の確認; 空思想の基本構造; 当事者性; 煩悩論; 倶生起の法我執; 正理知; 空思想; 怖畏金剛の二次第; 中観思想; ラムリム; 菩提道次第; 否定対象の分岐点; 否定対象の境界線; 空性理解

本年度は、平成15年度より行ってきたツォンカパの空思想に関する文献のなかからその基本構造と基礎理論と思われるものを抽出したものを整理し、特にそのなかでも理論的に核心的な役割を果たすものについて、総合的な考察を行った。その結果、以下の点を明らかにすることができた。1)ツォンカパの空思想は、基本命題「空の基体xは否定対象yについて空である。何故ならばzであるからである」というひとつの命題のみによって形成され、それ以外の命題の形式を拒絶しているところに特徴がある。2)しかるに空思想のあらゆる問題は、空の基体・否定対象・否定・否定を成立させる正理知/論証因の問題に還元することができる。3)通常、否定対象たる倶生起の法我執の思念対象と「単なる有」との両者は無区別な混合状態でのみ顕現しているが、この混合状態より、元来存在しないはずである否定対象を作業仮説上設定し、混合状態から倶生起の法我執によって捉えられている領域部分のみを抽出化し、差異化する作業が否定対象の分岐点を設置することが否定対象の確認である。4)否定対象の確認という発想は、空を捉える知と空でないものを捉える知との対立関係に立脚した、「我々の心の奥底に潜んでいる輪廻の根本原因となる無明とは何か」という問題そのものへと還元できる。5)「Sにとってxはyである」という伝統的な空性を表す命題の形式をツォンカパは採用しない。何故ならば、そこには当事者性が付加されており、命題自体を普遍的事象「xはyである」という命題とは意味空間が異なるからである。6)ツォンカパの空思想は、空を捉える知(正理知)と空でないものを捉える知との対立関係に立脚した、「我々の心の奥底に潜んでいる輪廻の根本原因となる無明(倶生起の法我執)とは何か」という煩悩論へと還元できる。

今年，我们将从2003年以来一直在研究的宗喀巴空性思想文献中我们认为的基本结构和基本理论进行整理，特别是在理论上发挥核心作用。主题。结果，我们能够澄清以下几点。 1）宗喀巴的空性思想仅由一个基本命题构成：“空的基体x相对于否定的对象y来说是空的，因为z”，并且他不考虑其他命题的形式。拒绝。 2）然而，所有空性思想的问题都可以归结为空性基础、否定对象、否定以及建立否定的正确知识/论证原因的问题。 3）一般来说，否定的对象、法执的思想对象和“单纯的存在”都只是以无差别的混合状态显现出来，但从这种混合状态中，得到了本来不应该存在的否定的证实。否定对象就是将对象设定在一个工作假设上，从混合状态中只提取出佛法和造物的自我执着所掌握的区域，并建立否定对象的分支点，即差异化工作。 4）确认否定对象的思想是建立在知觉空性与知觉非空性之间的冲突关系之上的，可以归结为问题本身。 5）宗喀巴大师并没有采用传统的表达空性的命题形式，例如“对于S，x是y”。这是因为增加了一种所有权感，并且命题本身与普遍事件“x is y”具有不同的语义空间。 6) 宗喀巴大师的空性哲学是基于把握空性的智（正智）与把握非空性的智之间的对立关系，这可以简化为世俗欲望的理论：“什么是法则”。的产生？

项目成果

ツォンカパの空思想における当事者性

参与宗喀巴大师的空想

• 发表时间: 2006
• 期刊: 日本西蔵学会会報 第52号(未定)
• 作者: 野村 正次郎

チベットを知るための50章

50章了解西藏

• 发表时间: 2004
• 作者: 石濱 裕美子;福田 洋一
• 通讯作者: 福田 洋一

野村 正次郎: "ツォンカパの空思想における否定対象とその分岐点"インド學仏教学研究. 52-2. 771-774 (2004)

野村正二郎：“宗喀巴空性思想中的否定对象及其分支点”，《印度研究与佛教研究》52-2（2004）。