占い依頼者の属性・相談内容・問題(不安)処理方法についての社会学的研究

算命客户属性、咨询内容、问题（焦虑）处理方法的社会学研究

• 批准号: 14710162
• 负责人: 種田 博之
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: University of Occupational and Environmental Health, Japan
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14710162/
• 关键词: 占い; セルフモニタリング; 心理学化; 不安処理; ジェンダー; 社会層

占いの需要ないし受容のあり方を、大学生や占いの依頼者(客)などの一般の人々への聞き取り調査から考察した(占い関係者への聞き取りも補完のために行なっている)。今回の調査はあくまでもケーススタディであり、一般化には留意を必要とする。今日、様々な媒体で占いは供給されているが、今回の調査では対象者のほとんどがテレビの朝の情報番組による占いを見ていると語っている。その受容のされ方は、対象者は「占い」というよりも日々の「習慣」として見ている(「占い」を知るためというよりも、家をでる「きっかけ」として利用している)。あるいは、情報番組の占いは対人関係への注意を語る内容が多いためか(これについては現在資料収集中)、一日の自分の行為に関しての指針として、対人関係のトラブルへの備えとして、自分の意識(心理状況)や行為をモニタリングし、生活(今日一日)をリズム化するために、占いを活用していると語る対象者も多く見ることができた。こうした対象者の語りを通して、朝の出かけに対人関係についての情報がこめられた占いを見るという行為に、ある社会学的な機能を見出すことができる。対人関係は不確定性をおび、自分のもしくは他者の何気ない行為によって破綻する可能性を秘めている。不確定な対人関係に関しての情報がこめられている占いを朝の出かけに習慣として見るという行為は、対人関係によって成り立つ社会生活に対する「(漠然とした)不安」を弱める機能をはたしている。言い換えれば、朝、占いを見るという行為は社会生活-「今日」を始めるための必要不可欠な「儀式」として、位置づけることができる。このような占いの受容のあり方がはたして今日特有のものかどうかについては、占いの受容についての歴史をふくめて、さらなる調査を必要とする。

通过对大学生和算命客户（顾客）等公众的访谈，考察了算命的需求和接受程度（也对算命相关人士进行了访谈作为补充）。本研究只是一个案例研究，推广时应谨慎。如今，算命是通过各种媒体提供的，但大多数受访者表示，他们在电视早间信息节目中观看算命。其接受方式是，目标受众将其视为一种日常“习惯”，而不是“算命”（他们不是为了学习“算命”，而是将其用作“机会”离开家）。或许是因为资讯类节目中的算命经常谈到要小心人际关系（我们目前正在收集这方面的数据），所以我们使用个人信息作为自己白天行动的指南，并作为解决问题的一种方式许多受访者表示，他们通过算命来监控自己的意识（心理状况）和行动，并在日常生活（今天）中创造节奏。通过这些主题的故事，我们可以发现晨游时看占卜的行为具有一定的社会学功能，算命包含了人际关系的信息。人际关系充满了不确定性，并且有可能由于自己或他人的不经意的行为而破裂。将包含不确定人际关系信息的算命作为早晨外出时的习惯，可以起到减弱基于人际关系的社交生活“（模糊）焦虑”的作用。换句话说，早上看算命的行为可以被定位为开始一个人的社交生活——“今天”的必备“仪式”。这种接受算命的方式是否真的是今天所独有的，需要进一步调查，包括算命被接受的历史。