エチレン系アイオノマーの溶融レオロジー特性に関する研究

乙烯离聚物熔体流变性能研究

基本信息

批准号：
01F00778
负责人：
小山清人
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Yamagata University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2002
资助国家：
日本
起止时间：
2002 至 2003
项目状态：
已结题

项目摘要

ポリマー中に少量の金属成分を含むプラスチック材料(アイオノマー)の溶融レオロジー特性について研究を行った。この材料は一般にイオン結合の存在によって、もとのポリマーの特徴を保持しつつ、物性が向上することが知られている。一方、イオン結合は温度や流動に大きく影響し、溶融状態では特異的な性質を示すため、その挙動が明らかではなかった。そこで本研究では動的粘弾性や伸長粘度等の溶融特性を調べ、アイオノマーの成形加工性や接着性について検討した。1.レオロジー測定はじめにEMAAアイオノマーとEAAアイオノマーの溶融物性測定を行った。その結果、溶融粘度は金属成分の種類や量の違いによって大きく影響を受けることがわかった。活性化エネルギーはZnイオンに比べNaイオンを含むアイオノマーの方が小さくなった。これらの結果は各金属成分のイオン結合力や配位数の違いに原因があると考察した。また2種類の異なる金属成分を含むEMAAアイオノマーの溶融物性測定も行った。溶融粘度はブレンドした2種類の金属成分の種類に大きく関係していた。アルカリ金属成分を含むアイオノマーは遷移金属成分のみのアイオノマーにくらべ、溶融粘度は非常に小さくなる。少量のアルカリ金属成分を含むアイオノマーでも溶融粘度減少がみられた。以上の考察からアイオノマーの溶融物性は.、金属成分の種類や量、2種類の金属成分のブレンドによって制御できることが明らかになった。2.成形加工性評価溶融特性と接着性の相互関係を明らかにするための研究を行った。これにより伸長粘度特性が接着性に大きく関係しており、接着のメカニズムせ考える上で非常に重要な結果を得ることができた。

我们研究了聚合物中含有少量金属成分的塑料材料（离聚物）的熔体流变特性。众所周知，由于离子键的存在，这种材料通常具有改进的物理性能，同时保留了原始聚合物的特性。另一方面，离子键极大地影响温度和流动，并在熔融状态下表现出特定的性质，因此它们的行为尚不清楚。因此，在本研究中，我们研究了动态粘弹性和拉伸粘度等熔融性能，并研究了离聚物的成型性和粘合性能。 1. 流变测量首先，我们测量了EMAA离聚物和EAA离聚物的熔融性能。结果发现，熔体粘度受金属成分的种类和含量的差异影响很大。含有Na离子的离聚物的活化能比含有Zn离子的离聚物小。认为这些结果是由各金属成分的离子键强度和配位数的差异引起的。我们还测量了含有两种不同金属成分的 EMAA 离聚物的熔融性能。熔体粘度与共混的两种金属组分的类型显着相关。包含碱金属组分的离聚物具有比仅包含过渡金属组分的离聚物低得多的熔体粘度。在含有少量碱金属组分的离聚物中也观察到熔体粘度降低。从以上考虑可知，离聚物的熔融性能可以通过金属组分的类型和量以及通过共混两种类型的金属组分来控制。 2.成型性的评价为了明确熔融性与粘合性的相互关系，进行了研究。结果，我们获得的结果表明拉伸粘度特性与粘合性能密切相关，这在考虑粘合机理时非常重要。