環インド洋経済圏の形成における東南アジア地域経済の位置づけと役割に関する研究

东南亚区域经济在环印度洋经济区形成中的地位和作用研究

基本信息

  • 批准号:
    13630077
  • 负责人:
  • 金额:
    $ 1.02万
  • 依托单位:
  • 依托单位国家:
    日本
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
  • 财政年份:
    2001
  • 资助国家:
    日本
  • 起止时间:
    2001 至 2003
  • 项目状态:
    已结题

项目摘要

平成13年度から15年度にかけ3ヵ年計画で進めてきた本研究課題の目的は、近年急速に拡大しつつある東南アジア地域の域外経済交流の実態とその意味を、環インド洋地域経済圏という新たなフレームワークの中で明らかにすることにあった。そこでは特に各国の貿易構造を各種統計データを使って整理検討した上で、環インド洋地域における新たな国際分業の構築とその可能性について考察した。以下、本年度も含め過去3ヵ年の研究から得られた知見を簡単にまとめるならば以下のようである。環インド洋地域の経済交流の歴史は古く、かつては東アジア全域をも含む巨大な海洋経済交流ネットワークが構築されていた。その意味では、様々な問題を孕みつつも1997年に成立した「環インド洋地域協力連合」(IOR-ARC)のような新たな地域フレームワのもつ意味は、理念としての南々貿易や協力が歴史的、風土的事実を背景としてより現実の可能性として模索され始めた一つの例示であるといえる。しかしながら、同地域の貿易構造や特化係数等のデータ分析からは、先進地域経済への依存が顕著であり、現時点でのインド洋大での域内経済交流はあくまで萌芽的にしか確認することが出来ないというのが現実である。ただ同地域各国の要素賦存状況を検討するならば、このこと自体が将来に渡る同地域内分業の可能性を否定するものではないこともまた事実である。萌芽的とはいえ、結論として将来期待されるインド洋地域の分業と東南アジア地域の役割について述べれば以下のようになる。まず人口稠密な東南アジアの経済発展は消費市場としての同地域のプレゼンスを高め、さらに同地域内で生産された消費財が自給自足的に消費されるだけでなく、マレーシアの対南アフリカ投資などにみられるように、域内後発地域への生産移転が、受入国の工業化を促すことが期待される。このことはそれまで一方的に先進地域へと流れていた資源需要の転換を意味し、その意味では南ア、オーストラリア、中東地域の役割も重要である。結論として、インド洋大での雁行型発展がいかに行なわれるかが域内分業体制の確立を円滑にする一つの鍵となるといえる。長年、中国、東南アジア諸国と分業関係を確立してきた我が国においても、今後出現しうるかもしれないこうした新たな地域経済フレームワークの成否は決して無関係ではないといえる。
该研究项目以2001财年至2005财年的三年计划进行,其目的是研究近年来迅速扩大的东南亚区域外经济交流的现实和意义,并审查新的环印度洋经济区的框架。特别是,我们利用各种统计数据考察了各国的贸易结构,进而思考了环印度洋地区新的国际分工的构建及其可能性。以下是过去三年(包括今年)研究结果的简要总结。环印度洋地区经济交往历史悠久,曾构建起覆盖整个东亚的庞大海洋经济交流网络。从这个意义上说,1997年在充满各种问题的情况下成立的环印度洋区域合作联盟(IOR-ARC)等新的区域框架的意义就是以促进南南贸易与合作为理想。可以说,这是一个基于历史文化事实开始探索城市更为现实可能性的例子。但对该地区的贸易结构、专业化系数等数据分析表明,其明显依赖于发达的区域经济,目前印度洋地区的区域内经济交流只能初步证实这一现实。这是不可能的。但如果考虑到该地区各国的要素禀赋,也确实这本身并不能否定未来该地区内部分工的可能性。虽然这只是初步步骤,但以下是对印度洋地区未来预期分工和东南亚角色的总结。首先,人口稠密的东南亚经济发展,提高了该地区作为消费市场的地位,不仅使该地区生产的消费品能够自给自足,也引起了马来西亚对南亚投资的关注。非洲:预计生产向该地区欠发达地区的转移将鼓励东道国的工业化。这意味着资源需求的转变,此前资源单方面流向发达地区,从这个意义上讲,南非、澳大利亚和中东的作用也很重要。综上所述,印度洋地区如何进行大雁式开发是区域分工能否顺利建立的关键之一。即使在与中国和东南亚国家建立关系已久的日本,未来可能出现的这种新的区域经济框架的成败也绝非无关紧要。

项目成果

期刊论文数量(12)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
Hiroyuki Sudo (Chris Alden, Katsumi Hirano eds.): "Japan and South Africa in a Globalising World ; A Distant Mirror"Ashgate. 291 (2003)
Hiroyuki Sudo(克里斯·奥尔登、平野胜美编辑):“全球化世界中的日本和南非;一面遥远的镜子”Ashgate。
  • DOI:
  • 发表时间:
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
  • 通讯作者:
須藤 裕之: "環インド洋経済圏の形成とその意義について(2)-域内各国の貿易構造の検討を中心に-"紀要(名古屋文理大学). 3号. 57-68 (2003)
须藤博之:《论环印度洋经济区的形成及其意义(2)——聚焦该地区各国的贸易结构——》通报(名古屋文理大学)第3. 57-68号(2003年)。 )
  • DOI:
  • 发表时间:
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
  • 通讯作者:
須藤 裕之: "環インド洋地域経済圏の形成とその意義について(2)-域内各国の貿易構造の検討を中心に-"名古屋文理大学『紀要』. 第3号. 57-68 (2003)
须藤博之:《论环印度洋经济区的形成及其意义(2)——重点考察该地区各国的贸易结构——》名古屋文理大学公报第3. 57-68号(2003年)。
  • DOI:
  • 发表时间:
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
  • 通讯作者:
須藤 裕之: "低迷するアフリカ貿易と開発-要素賦存と輸出代替戦略-"アフリカレポート(日本貿易振興会アジア経済研究所). No.37. 10-15 (2003)
Hiroyuki Sudo:“非洲贸易和发展低迷——要素禀赋和出口替代战略”非洲报告(日本贸易振兴机构发展中经济研究所),第 37 期 10-15(2003 年)。
  • DOI:
  • 发表时间:
  • 期刊:
  • 影响因子:
    0
  • 作者:
  • 通讯作者:
須藤 裕之: "環インド洋経済圏の形成とその意義について(1)-IOR-ARCの設立を中心に-"紀要(名古屋文理大学). 2号. 35-47 (2002)
须藤博之:《论环印度洋经济区的形成及其意义(1)——以IOR-ARC的建立为中心——》通报(名古屋文理大学)第2.35-47号(2002年)。
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  • 发表时间:
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    $ 1.02万
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