現代ヨーロッパにおける映画と舞台表象の関係

现代欧洲电影与舞台表现的关系

• 批准号: 01J05037
• 负责人: 渡邊 敦彦
• 金额: $ 2.3万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2001
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2001 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-01J05037/
• 关键词: 映像表現としてのダンス; ジャンル横断型の芸術創造; パフォーマンスの音響演出; 映画的記憶による舞台演出; ビデオ・アートとダンスの関係; ダンスによる政治参加; 記録映像のダンス作品への引用; 映画によるオペラ演出; 振付家による映画制作; ダンスによるアンガージュマン; 振付によるイメージ生成; 映画的記憶; 舞台における映像の使用; ダンスとドキュメンタリー; 演劇によるアンガージュマン

映画が、演劇やオペラなど様々な舞台芸術とどのような関係を持ち、その関係の中からどのように映画の独自性を確立してきたか、また、舞台芸術との間でどのような相互作用が起きたか。平成15年度は、この問題を、主として欧米の映画作品と舞台芸術について、歴史的な展開と構造的な特性の両面から考察した。また、本研究はその対象を映画に限定しては成立しないので、映画が関係を持った舞台芸術の実態を、表現構造・様式・文化的意味などについて、舞台・映像・言説などの多面的な資料体の構成とその分析によって明らかにするよう試みた。オペラの新演出やコンテンポラリー・ダンスといった、現代ヨーロッパの舞台芸術の最前衛とも言うべき分野が映画芸術と切り結ぶ関係を重点的に取り上げ、その成果の一部は、オペラ芸術についての画期的な入門書『オペラって、何?』(新書館)に発表した論考、「フィガロの結婚」、「メリー・ウィドウ」、「ヴォツェック」、「オペラと映画のスリリングな関係」、「世界のオペラ・フェスティバル」にまず結実した。これらの論考は、オペラ作品の劇構造の分析や主要な上演史はもちろんのこと、パトリス・シェローやジョルジオ・ストレーレルなど現代の先鋭的な舞台演出家による前衛的な演出の歴史的・構造的分析、そして、映画芸術とオペラとが切り結ぶ創造的な関係を論じたものであり、通念的なオペラ入門を超えて昨今の演劇や映像芸術の研究をも射程に入れて執筆した。また、それと平行して、舞踊専門誌「ダンスマガジン」においても、「ダンスによるアンガージュマン ケースマイケルのソロ『ワンス』」(2003年4月号)、「身体と大気の戯れ 勅使川原三郎『AIR』」(2003年5月号)、「フランス・ダンスのいま 進化するドゥクフレ・マジック」(2003年10月号)、「ジル・ロマンの野心的な振付 ベジャール&ロマン『フェリーニへのオマージュ』」(2004年2月号)などの論考を発表した。これらは、映像表現と舞台芸術を刺激的に融合する現代の振付家・演出家、アンヌ・テレサ・ド・ケースマイケル、勅使川原三郎、フィリップ・ドゥクフレを主にテーマとした論考であり、映画、ダンス、パフォーマンスなど複数のジャンルを横断する脱=領域的な芸術創造を分析している。また、二十世紀の舞踊史における特権的な振付家、モーリス・ベジャールとそのダンサー、ジル・ロマンが映画監督フェデリコ・フェリーニへオマージュを捧げた新作の舞台をテーマとしたテキストでは、映画芸術の記憶が舞踊創造といかなるインターフェースを作り上げるのか論じた。文献資料や映像資料など多様な資料を収集・編集するとともに、振付家・演出家の「創造の現場」をも視野に入れた「フィールド・ワークによる演出作業の動態調査」を前年度より組織的に行なうため、平成15年度の科学研究費補助金でコンピュータ関連機器を購入し、上記の論文と資料の作成に大いに活用することができた。今後の研究においても、これらの資料の充実した活用を実践していきたいと考えている。

电影与戏剧、歌剧等各种表演艺术有着怎样的关系？电影的独特性是如何从这种关系中建立起来的？你醒悟了吗？ 2003年，我们从欧美电影作品和表演艺术的历史发展和结构特点两个方面来审视这个问题。此外，由于本研究不能将研究对象局限于电影，我们将从电影的表现结构、风格、文化意义等方面来考察与电影相关的表演艺术的实际状况。我试图通过大量材料的构成和分析来阐明这一点。重点关注电影艺术与新歌剧制作和现代舞蹈等堪称现代欧洲表演艺术最前沿的领域之间的关系，在介绍性书籍《什么是歌剧》（新书馆）中发表了论文， 《费加罗的婚礼》、《风流寡妇》、《沃采克》、《歌剧与电影的惊心动魄的关系》、《世界歌剧》首先取得成果的是《节日》 ”。这些文章不仅包括对歌剧作品的戏剧结构和主要演出历史的分析，还包括对帕特里斯·谢罗（Patrice Chéreau）和乔治·斯特雷尔（Giorgio Strerel）等现代尖端舞台导演的前卫作品的历史和结构分析，其中讨论了创作。电影艺术与歌剧之间的关系，超越了传统的歌剧介绍，包括对近期戏剧和视觉艺术的研究。与此同时，舞蹈杂志《舞蹈杂志》也发表了诸如《通过舞蹈的愤怒者：科尔斯梅克的独奏《一次》》（2003年4月号）和《身体与气氛之间的游戏：手志河原三郎的》等文章。 “AIR””（2003 年 5 月号）、“当前的法国舞蹈：不断发展的德库弗莱魔法”（2003 年 10 月号）、“吉尔·罗曼的雄心勃勃的编舞”。他发表过贝嘉与罗曼 (Béjart & Romain) 撰写的《向费里尼致敬》（2004 年 2 月号）等文章。这些文章主要是关于当代编舞家和导演 Anne Teresa de Keersmaeker、Saburo Teshikawara 和 Philippe Decouflé，他们将视觉表达和表演艺术进行了令人兴奋的融合，分析了跨越舞蹈和表演等多种流派的非地域艺术创作。此外，在20世纪舞蹈史上享有盛誉的编舞家莫里斯·贝嘉（Maurice Béjart）和他的舞者吉尔斯·罗曼（Gilles Romain）的新作的舞台主题文本中，向电影导演费德里科·费里尼（Federico Fellini）致敬，我们对电影艺术的记忆讨论了他们用舞蹈创作创造了什么样的界面。除了收集和编辑文学资料、视频资料等各种资料外，我们还系统地进行了“以实地工作为基础的导演工作动态调查”，其中考虑了导演的“创作现场”。为了做到这一点，我们从2003年的科学研究资助金中购买了计算机相关设备，并在创作上述论文和材料时得到了很大程度的利用。 。我们希望在未来的研究中充分利用这些材料。

项目成果

渡辺 敦彦: "身体と大気の戯れ パリ・オペラ座 勅使川原三郎『AIR』"ダンスマガジン. 5月号. 26-27 (2003)

渡边敦彦：“身体与氛围之间的游戏：巴黎歌剧院的手河原三郎‘AIR’”舞蹈杂志5月26-27日（2003年）。

渡辺 敦彦: "ダンスによるアンガージュマン ケースマイケルのソロ『ワンス』"ダンスマガジン. 4月号. 66-67 (2003)

Atsuhiko Watanabe：“舞蹈中的愤怒者：Keersmaeker 的独奏“Once””《舞蹈杂志》4 月号（2003 年）。

渡辺 敦彦: "フランス・ダンスのいま さらに進化するドゥクフレ・マジック"ダンスマガジン. 10月号. 54-55 (2003)

Atsuhiko Watanabe：“当前的法国舞蹈：进一步发展的 Decouflé Magic”舞蹈杂志 10 月号（2003 年）。

渡辺 敦彦: "音楽と舞踊の幻惑的な婚姻 ローザス結成20周年記念公演"ダンスマガジン. 8月号. 68-69 (2002)

渡边敦彦：“音乐与舞蹈的耀眼结合：纪念罗萨斯成立 20 周年的表演”《舞蹈杂志》8 月号（2002 年）。

渡辺 敦彦: "ジル・ロマンの野心的な演出 ベジャール&ロマン『フェリーニへのオマージュ』"ダンスマガジン. 2月号. 82-83 (2004)

渡边敦彦：“吉尔·罗曼雄心勃勃的贝嘉和罗曼向费里尼致敬”舞蹈杂志二月号（2004 年）。