旅日華僑におけるアイデンティティとナショナリズム

赴日华人的身份认同与民族主义

• 批准号: 01J04901
• 负责人: 轡田 竜蔵
• 金额: $ 1.6万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2001
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2001 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-01J04901/
• 关键词: トランスナショナリズム; 中国ナショナリズム; レイシズム; 中国人留学生; 旅日華僑; コンタクト・ゾーン; 日中間のナショナリズム; エスニック・メディア

今年度は、旅日華僑におけるアイデンティティとナショナリズムの関係について理論的に捉える論文を3本発表した。まず、旅日華僑のアイデンティティの問題を、1990年代以降の日中間におけるナショナリズムの論議との関係で考察する論文「トランスナショナリズムの逆説-誰が中国ナショナリズムを構築しているのか」(青木保・姜尚中他編『アジア新世紀7 パワー』)を発表した。次いで、この論文においてもキー概念となった「トランスナショナリズム」概念が使用される文脈が用いられている複数の政治的文脈を理論的に整理しつつ、さらに「トランスナショナリズム」と1990年代以降の海外中国人主体との関係について論じた論文「トランスナショナリズムの論理と中国人主体」(比較文明学会学会誌『比較文明19』)を発表した。また、旅日華僑をはじめとするエスニシティ研究への問題提起として「ポストコロニアリズムと社会学」(『子犬に語る社会学入門』)という論文を書いた。また、旅日華僑におけるアイデンティティとナショナリズムに関する実証的な研究として、フィールドワークに力を入れた。具体的には、2003年6月に福岡市東区で起きた、中国人留学生3人が逮捕された一家4人殺人事件をめぐる諸アクターの対応について調査するため、2003年11月以降、3回計1ヶ月にわたって福岡を訪れ、フィールドワークを行った。特に、事件の影響から中国人留学生に対する社会的排除が強まっている現状を中心に、日本人のレイシズムと旅日華僑のアイデンティティ問題との関連を明らかにするために、福岡都市圏在住の100人近くの関係者に聞き取り調査を行った。

今年，我们发表了三篇论文，从理论上探讨了海外中国旅行者的身份与民族主义之间的关系。首先，论文《跨国主义的悖论——谁在构建中国民族主义？》探讨了与 20 世纪 90 年代以来中日民族主义争论相关的海外中国旅行者的身份问题（Masushi Aoki、Shangzhong Jiang 等人）出版《亚洲新世纪7力量》（主编）。接下来，我们在理论上梳理“跨国主义”这一概念所使用的多重政治语境的同时，进一步探讨了20世纪90年代以来“跨国主义”与海外国家的关系。 《跨国主义的逻辑与中国主体》（比较文明19，比较文明学会杂志），讨论了与中国主体的关系。此外，他还写了一篇名为《后殖民主义与社会学》（《小狗社会学导论》）的论文，提出了有关种族研究的问题，包括到海外华人的旅行。我还专注于田野调查，对赴日华人的身份和民族主义进行实证研究。具体而言，为了调查2003年6月发生在福冈市东区的一家四口被害事件（三名中国学生被捕）中各方人士的反应，自2003年11月以来，该研究已进行了三次。访问福冈共计1个月并进行实地考察。特别是，为了厘清日本种族主义与赴日华人身份问题之间的关系，我们对居住在福冈都市圈的100人进行了调查，重点关注当前因并对附近的利益相关者进行了采访。

项目成果

青木保他編: "アジア新世紀(7)パワー"岩波書店. (2003)

青木保等：《新亚洲世纪（7）力量》岩波书店（2003）。

轡田 竜蔵: "アジア新世紀7 パワー(青木保・姜尚中他編)"岩波書店. 18 (2003)

门田龙三：《亚洲新世纪7强》（青木保、康直中等编）《岩波书店》18（2003）。

轡田 竜蔵: "トランスナショナリズムと中国人主体"比較文明. 19号. 94-111 (2003)

久多田龙三：《跨国主义与中国主体》《比较文明》No. 19. 94-111 (2003)。

高橋哲哉編: "<歴史認識>論争"作品社. (2002)

高桥哲也编：《<历史认知>争议》Sakuhinsha（2002）。

轡田 竜蔵: "子犬に語る社会学入門(洋泉社編集部・編)"洋泉社. 4 (2003)

久多田龙三：《小狗社会学概论（养泉社编辑部编）》养泉社4（2003年）。