オリゴデンドロサイトの発生における移動と軸索との相互作用の解析

少突胶质细胞发育过程中的迁移和与轴突相互作用的分析

基本信息

批准号：
10156228
负责人：
小野勝彦
金额：
$ 1.02万
依托单位：
Shimane Medical University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份：
1998
资助国家：
日本
起止时间：
1998 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

オリゴデンドロサイトは、発生の過程で脳や脊髄の限局した部位で分化し機能する場所に向かって移動する。その移動の様式については、ニワトリ胚の神経組織に単クローン抗体04を用いて免疫染色することにより示すことができる。軸索抗原に対する抗体と04とを用いて二重染色を行うと、移動中のオリゴデンドロサイト(の前駆細胞)は、しばしば軸索に沿って平行に配列していた。したがって、その移動に対して軸索が何らかのガイドの働きをしていることが形態学的に示唆された。そこで、オリゴデンドロサイトの移動における細胞表面分子を介した軸索との相互作用を調べることを目的として実験をおこなった。ふ卵6日目のニワトリ胚の後脳や脊髄の細胞を2-3日培養して04陽性(04+)細胞に発現している細胞表面分子を免疫組織化学的に調べた。その結果、90%以上の04+細胞にNCAMが発現しており、N-カドヘリンは80%程度の、β1インテグリンは70%程度の04+細胞にみられた。次に、ふ卵6日目のニワトリ胚脊髄の組織片をラミニン/フィブロネクチンをコートした上で培養すると3日後には突起の伸長とともに、多くの04+細胞が組織片から遊走して出てくる。この培養系に細胞接着分子に対する抗体を用いて、細胞移動や突起伸長に対する影響を調べた。その結果、β1インテグリンに対する抗体を加えた場合には、突起伸長や細胞の遊走がさまざまな程度で阻害されたが、NCAMやN-カドヘリンに対する抗体を加えた場合には、変化はわずかしか認められなかった。以上の結果より、オリゴデンドロサイトの移動にはβ1インテグリンが関与している可能性が示された。今後は、生体内(ニワトリ胚)への抗体注入による細胞移動への作用を調べる。

少突胶质细胞朝着在发育过程中在大脑和脊髓的局部位点区分和功能的位置移动。可以通过将鸡胚胎的神经组织用单克隆抗体04进行证明。当用轴突抗原和04的抗体进行双染色时，沿轴突沿轴突平行地迁移了少突胶质细胞（祖细胞）时。因此，从形态上表明，轴突是其运动的某种指南。因此，我们进行了一个实验，目的是通过细胞表面分子研究少突胶质细胞和轴突之间的相互作用。在鸡蛋第6天的后后脑和脊髓中的细胞培养2-3天，以检查在04阳性（04+）细胞中表达的细胞表面分子。结果，在90％以上的04+细胞中表达了NCAM，在约80％中观察到N-钙粘着蛋白，并且在约70％的04+细胞中观察到β1整合素。接下来，在鸡蛋的第六天，将鸡胚胎脊髓的组织片与层粘连蛋白/纤连蛋白涂覆并培养，三天后，随着突起的增长，许多04+细胞从组织片段迁移。使用对该培养系统中细胞粘附分子的抗体研究了对细胞迁移和突起的影响。结果，当添加针对β1整联蛋白的抗体时，突出延长和细胞迁移被抑制至各种程度，但是当添加针对NCAM或N-钙粘着蛋白的抗体时，只观察到较小的变化。以上结果表明β1整合素可能与少突胶质细胞的迁移有关。将来，我们将研究将抗体注入活生物体（鸡胚）对细胞迁移的影响。