20世紀フランス文学における「言語不信」論とその展開:戦間期を起点として
“语言不信任”理论及其在20世纪法国文学中的发展——从两次世界大战期间开始
基本信息
- 批准号:22KJ2734
- 负责人:
- 金额:$ 2.5万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
- 财政年份:2023
- 资助国家:日本
- 起止时间:2023-03-08 至 2025-03-31
- 项目状态:未结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
本研究は、20世紀前半のフランス文学に見られた「言語不信」の問題について、社会状況との関連などを踏まえつつ、その文学史的意義を検証することを総合的課題とする。本年度は以下の二点を中心に調査を行なった。(1)「言語不信」の主題が持つ射程について、主題論的研究を参照しながら論点を整理した。特にA. コンパニョン『アンチ・モダン』(2005年)、L. ニュネズ『書くことに抗する作家たち』(2006年)を参照した。文彩や修辞よりも神懸かりや霊感を志向する「非-作家」の系譜は、プラトンの対話篇以来、1920年代のシュルレアリスム出現に至るまで、霊感の源泉をどこに認めるか(神か、人間内部か)をめぐる言説の歴史として理解しうる。この歴史的流れを、さらに次の二つの問いとその応答の歴史として整理することを試みた。(a) 人間内部にあるとされる霊感の源泉を実在的なものとして定義できるかどうか。(b) 言語不信の文学において、作家の表現手段としての言語は批判され、霊感が独りでに紡ぐ言語こそが称揚される。このとき、二つの言語を区別する境界はどこにあり、また両者はどのように関連しているのか。(2)上記の二つの問いを踏まえて、本年度は、シュルレアリスム的霊感を擁護する側の批評家を分析した。J.モヌロ『現代詩と聖なるもの』(1945年)、F.アルキエ『シュルレアリスムの哲学』(1955年)では、シュルレアリスムが、しばしば指摘されるような「否定主義」「ニヒリズム」ではなく、むしろ人間の形而上学的「肯定」を試みる運動であったと主張されている。分析にあたっては、こうした「肯定性」擁護が、ジャン・ポーランによるシュルレアリスム批判に対する反論として構想されていた点を検証した。また、散文と詩の関係という形式的な問題が、上記のような哲学的な言説の中で扱われていく過程を具体的にあとづけた。
本研究的总体任务是考察20世纪上半叶法国文学中出现的“语言不信任”问题的文学历史意义,同时考虑到其与社会条件的关系。今年,我们的研究主要集中在以下两点。 (一)结合专题研究,整理了关于“语言不信任”主题范围的争议点。我特别提到了 A. Compagnon 的《反现代》(2005 年)和 L. Nuñez 的《作家反对写作》(2006 年)。追求神圣的灵感和启发而不是散文和修辞的“非作家”的血统可以追溯到柏拉图的《对话录》,一直到20年代超现实主义的出现,可以理解为围绕内部问题的话语历史。 。我试图将这一历史流程进一步组织成以下两个问题及其回答的历史。 (a) 所谓的人类内部的灵感来源是否可以被定义为真实的东西。 (b) 在不信任语言的文学中,语言作为作家的表达手段受到批评,而仅由灵感编织的语言受到赞扬。那么,两种语言的边界在哪里,两者又是如何关联的呢? (2)基于以上两个问题,今年我们分析了捍卫超现实主义灵感的批评家。在J.莫努罗的《现代诗歌与神圣》(1945)和F.阿尔奎尔的《超现实主义哲学》(1955)中,超现实主义并不像人们经常指出的那样是“否定主义”或“虚无主义”相反,有人认为这是一场试图“肯定”人类形而上学本质的运动。在我的分析中,我审视了这样一个事实:这种对“积极性”的辩护被认为是对让·保兰对超现实主义批评的反驳。此外,我还具体追溯了上述哲学话语中处理散文与诗歌关系的形式问题的过程。
项目成果
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