「副腎性骨粗鬆症」の概念の確立と医学応用

“肾上腺骨质疏松症”概念的确立及其医学应用

基本信息

批准号：
22KJ2405
负责人：
馬越真希
金额：
$ 2.33万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

主要な内分泌臓器である副腎は、内外のストレスに応答してホルモンを分泌し、生体の恒常性を維持している。副腎は3層構造を呈する皮質と髄質より構成され、皮質では層特異的にステロイドホルモン（ミネラルコルチコイド、グルココルチコイド、副腎アンドロゲン）が産生され、髄質ではカテコールアミンが産生される。ホルモン過剰状態では、ストレス応答性が破綻し、様々な加齢性疾患を引き起こす。コルチゾールの過剰はステロイド骨粗鬆症を引き起こすことはよく知られているが、我々は、観察研究により原発性アルドステロン症（アルドステロン産生腫瘍）や褐色細胞腫（カテコールアミン産生腫瘍）と骨粗鬆症との関連性を報告し、最近では、メンデルランダム化研究により副腎アンドロゲンの骨保護作用を報告して、多様な副腎由来ホルモンにおける骨代謝への影響を明らかにしてきた。一方、近年、ステロイド中間代謝産物の心血管代謝疾患における病態生理的意義が示唆されている。今年度は、LC/MS/MS法を用いて、網羅的ステロイドミクス解析を実施し、クッシング症候群（コルチゾール産生腫瘍）の患者を対象として、副腎由来ステロイド代謝産物がどのように骨粗鬆症に関与しているのかを検討した。その結果、クッシング症候群患者では多様なステロイド代謝産物が協調して骨粗鬆症の進展に影響していることが明らかとなった。今後は健常者における副腎ステロイド代謝産物の骨粗鬆症への影響を検討する予定である。

肾上腺是主要的内分泌器官，可分泌激素以应对内部和外部压力并维持身体的稳态。肾上腺由三层皮质和髓质组成；皮质产生层特异性类固醇激素（盐皮质激素、糖皮质激素、肾上腺雄激素），髓质产生儿茶酚胺。在荷尔蒙过多的状态下，压力反应能力会受到干扰，导致各种与年龄相关的疾病。尽管众所周知，过量的皮质醇会导致类固醇骨质疏松症，但我们通过观察性研究报告了原发性醛固酮增多症（产生醛固酮的肿瘤）和嗜铬细胞瘤（产生儿茶酚胺的肿瘤）与骨质疏松症之间的关联。最近，我们报告了皮质醇的骨保护作用。通过孟德尔随机化研究肾上腺雄激素，并阐明了各种肾上腺衍生激素对骨代谢的影响。另一方面，近年来，人们提出了类固醇中间代谢物在心脏代谢疾病中的病理生理学意义。今年，我们将使用 LC/MS/MS 方法进行全面的类固醇组学分析，以研究肾上腺衍生的类固醇代谢物如何参与库欣综合征（我认为是否存在皮质醇产生肿瘤）患者的骨质疏松症。结果显示，各种类固醇代谢物共同作用，影响库欣综合征患者骨质疏松症的进展。未来，我们计划研究肾上腺类固醇代谢物对健康受试者骨质疏松症的影响。