酵母の分泌タンパク質高次構造形成過程に関与する因子の解析

酵母分泌蛋白高级结构形成因素分析

基本信息

批准号：
08760071
负责人：
舘川宏之
金额：
$ 0.64万
依托单位：
Tokyo University of Agriculture and Technology
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

我々は、これまで酵母PDIに関する研究を行い、PDIが生育に必須であることを示した。また、ガラクトース依存性PDI変異株を作製し、PDIが分泌タンパク質の立体構造形成に重要な役割を果たしていることを示した。そして、作製した変異株の生育を多コピーで相補する遺伝子(マルチコピーサプレッサー遺伝子)のクローニングを行い、2つの新規遺伝子(MPD1,MPD2)を取得し、その構造を明らかにした。本研究では、Mpd1pとMpd2pの機能および関係を調べた。まず、グルタチオンS-トランスフェラーゼとの融合タンパク質として、大腸菌内で発現させることにより、Mpd1pがPDI活性を持つタンパク質であることを示した。Mpd2pは、融合タンパク質が不溶性となったため、今後検討が必要である。また、Mpd1pおよびMpd2pの活性中心様配列にin vitro mutagenesis法により変異を導入した結果、この領域がPDIの欠損のマルチコピーサプレッサーとして働く為には必須であることが明らかになった。これらより、Mpd1pとMpd2pはPDIと同様な機能を持つタンパク質であり、これらがPDIのかわりをすることによりPDIの欠損を相補することが示唆された。また、遺伝学的関係を知るため、MPD1,MPD2,EUG1遺伝子の三重破壊体酵母を作製したが、生育可能で、顕著な表現形は観察されなかった。今後は、PDI,Mpd1p,Mpd2p,Eug1pの基質特異性の違いや発現の違いを観察することにより、これらタンパク質の生体内における役割を明らかにしていく予定である。

我们对酵母 PDI 进行了研究，结果表明 PDI 对于生长至关重要。我们还生成了半乳糖依赖性 PDI 突变体，并表明 PDI 在分泌蛋白三维结构的形成中起着重要作用。然后，他们克隆了一个基因（多拷贝抑制基因），以补充他们创建的突变菌株的生长，获得了两个新基因（MPD1和MPD2），并阐明了它们的结构。在本研究中，我们研究了 Mpd1p 和 Mpd2p 的功能和关系。首先，我们通过在大肠杆菌中将Mpd1p作为与谷胱甘肽S-转移酶的融合蛋白表达来证明它是具有PDI活性的蛋白质。由于Mpd2p的融合蛋白变得不溶，需要进一步研究。此外，通过体外诱变将突变引入Mpd1p和Mpd2p的活性中心样序列中，结果表明该区域对于充当PDI缺陷的多拷贝抑制子是必需的。这些结果表明Mpd1p和Mpd2p是与PDI具有相似功能的蛋白质，并且它们通过替代PDI来补充PDI的不足。此外，为了了解遗传关系，我们创建了 MPD1、MPD2 和 EUG1 基因的三重破坏酵母菌株，但它是可行的，没有观察到显着的表型。未来，我们计划通过观察底物特异性和 PDI、Mpd1p、Mpd2p 和 Eug1p 表达的差异来阐明这些蛋白质在体内的作用。