近代日本におけるレクチャー・コンサートの導入：仏・独の比較と音楽政策を視点として

近代日本的讲座和音乐会介绍：法国和德国的比较以及音乐政策的视角

基本信息

批准号：
17K18313
负责人：
白石朝子
金额：
$ 1.16万
依托单位：
College of Nagoya Women's University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2017
资助国家：
日本
起止时间：
2017-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、1931年にレクチャー・コンサート（講演を伴った演奏会）を日本で初めて行った音楽家アンリ・ジル＝マルシェックス（Henri Gil-Marchex,1894-1970）と、同時期に来日したピアニスト、レオニード・クロイツァー（Leonid Kreutzer,1884-1953）の活動を事例として、仏・独から日本に持ち込まれた講演内容を読み解き、近代日本におけるレクチャー・コンサート導入の経緯を明らかにすることである。昨年度の報告書に記載した通り、研究期間内に現地での資料調査が困難となったことから、研究の目的の一つである「音楽政策」を視点として研究実施を行うことは難しいと感じている。そのため今年度は、1956年にジル=マルシェックスがフランスの音楽雑誌に掲載した論考をもとに、彼の音楽観について考察を行った。彼にとって「レクチャー・コンサート」がどのような意図で行われていたのかを明らかにするまでには至らなかったが、フランスで活躍した作曲家との交流、フランスピアノ音楽史について探り、彼の音楽観について明らかにした。

本研究的对象是亨利·吉尔·马尔切克斯（Henri Gil-Marchex，1894-1970），他是一位音乐家，于 1931 年在日本举办讲座音乐会（音乐会附有讲座），也是大约在同一时期来到日本的钢琴家。列昂尼德·克罗伊策本研究的目的在于以大卫·克罗伊策（David Kreutzer，1884-1953）的活动为例，解读从法国和德国传入日本的讲座内容，并厘清讲座和音乐会传入近代日本的背景。。正如去年的报告中所说，在研究期间进行现场研究变得困难，因此我们认为从研究目标之一的“音乐政策”的角度进行研究会很困难。是。出于这个原因，今年我们根据吉尔斯·马尔凯克斯 1956 年在法国音乐杂志上发表的一篇文章来考虑他对音乐的看法。虽然无法明确他举办“讲座音乐会”的意图，但他探讨了他与活跃在法国的作曲家的互动、法国钢琴音乐的历史以及他的音乐，阐明了他的观点。

项目成果

期刊论文数量（6）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Henri Gil-Marchex (1894 1970), ses oeuvres et Japonisme

亨利·吉尔·马尔凯克斯 (Henri Gil-Marchex) (1894-1970)，《作品与日本主义》

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
Mémoire sonore sonore du Japon, le disque, la musique et la langue
影响因子：
0
作者：
Ayari Takamura;Ken Watanabe;Tomoko Akutsu;Takeaki Ozawa;白石朝子;Asako SHIRAISHI
通讯作者：
Asako SHIRAISHI

「アンリ・ジル＝マルシェックスの『音楽解釈の講座』（1931）―アルフレッド・コルト―の講座内容との比較を視点として―」

“亨利·吉尔斯·马尔凯克斯的音乐诠释讲座（1931）——从与阿尔弗雷德·科特的课程内容比较的角度来看。”