ヒトグリオーマ細胞株に存在する幹細胞様細胞の精製および新規マーカー遺伝子の単離

人神经胶质瘤细胞系中存在的干细胞样细胞的纯化和新标记基因的分离

基本信息

批准号：
18011010
负责人：
近藤亨
金额：
$ 3.9万
依托单位：
The Institute of Physical and Chemical Research
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

最近、様々な悪性腫瘍内に自己複製能、腫瘍形成能、多分化能を有する少数のガン細胞(ガン幹細胞)が存在し、腫瘍形成・維持に重要な働きをしていることが明らかにされた。更にガン幹細胞は様々な抗がん剤および放射線療法に耐性を有することも報告され、ガン再発の原因細胞であると示唆されている。本研究課題では既存の正常組織幹細胞精製方法を駆使し、ガン幹細胞の精製とその性状解析を目的として実行されたが、既存の方法の組み合わせによるガン幹細胞の精製は非常に困難であることが判明した。そこで私たちはガン幹細胞の性状を解析する別法として、中枢神経系の代表的な腫瘍グリオーマのもととなるグリオーマ幹細胞の作製を試み、高い腫瘍形成能(10個の移植によりグリオーマを形成、継代移植による腫瘍形成能を有する)を有する数種類のグリオーマ幹細胞の作製に成功した。作製したグリオーマ幹細胞株を用いた解析結果から、以下のことが明らかとなっている。グリオーマ幹細胞は(1)NSCマーカー陽性・分化マーカー陰性、(2)強い浸潤能力を有する。更に遺伝子発現解析の結果、(3)ガン化に伴い遺伝子発現パターンが変化し幹細胞化すること、(4)グリオーマ幹細胞に特異的に発現が増加・減少する因子(新規診断マーカーあるいは治療標的)の存在が確認された。更に(5)ある種の悪性グリオーマに有効な治療方法を見いだしている。これらの結果は、(I)試験管内でガン幹細胞の作製が可能であること、(II)人工ガン幹細胞を用いて新規診断マーカーおよび治療標的の同定が可能であること、(III)ガン幹細胞に特異的な治療方法の創出が可能であることを示し、今後同様の方法を用いて様々なガンに対する新規治療方法が創出されるものと期待される。

近年来，研究发现多种恶性肿瘤中存在少量具有自我更新、致瘤性和多能性的癌细胞（癌症干细胞），在肿瘤的形成和维持中发挥着重要作用。此外，据报道，癌症干细胞对各种抗癌药物和放射治疗具有抵抗力，并被认为是导致癌症复发的细胞。该研究项目旨在充分利用现有的正常组织干细胞纯化方法来纯化癌症干细胞并分析其特性，但事实证明，结合现有方法来纯化癌症干细胞极其困难。因此，作为分析癌症干细胞特性的另一种方法，我们尝试产生神经胶质瘤干细胞，神经胶质瘤是中枢神经系统中的典型肿瘤，我们成功地产生了几种类型的神经胶质瘤干细胞。连续移植的肿瘤形成能力。使用制备的神经胶质瘤干细胞系的分析结果揭示了以下内容。胶质瘤干细胞（1）NSC标记阳性，分化标记阴性，（2）具有很强的侵袭能力。此外，基因表达分析的结果表明，（3）基因表达模式随着癌变而改变，细胞变成干细胞，以及（4）在神经胶质瘤干细胞中表达特异性增加或减少的因子（新的诊断标记物或治疗靶点）。存在已确认。此外，（5）针对某些类型的恶性神经胶质瘤已发现有效的治疗方法。这些结果表明，（I）可以在体外产生癌症干细胞，（II）可以使用人工癌症干细胞识别新的诊断标记物和治疗靶点，以及（III）可以产生癌症干细胞这表明创建特定的治疗方法是可能的，并且预计未来将使用类似的方法来创建针对各种癌症的新治疗方法。