脳内情報を基にした慢性疼痛アスリートの評価法と対処法の創出

基于大脑信息创建慢性疼痛运动员的评估和应对方法

基本信息

批准号：
22H03473
负责人：
山代幸哉
金额：
$ 9.98万
依托单位：
Niigata University of Health and Welfare
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2026-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

申請者の調査（2020）によると、医師が肉離れや疲労骨折などの受傷部位が治癒したと診断したにも関わらず痛みを訴える「慢性疼痛」に悩むアスリートは約18%にのぼり、競技復帰を妨げている。この原因について、我々は、脳内抑制の低下（過剰興奮）や痛みに対する過剰な注意配分が関与している可能性を示したが、発生メカニズムの全容解明には至っておらず（問題点1）、有効な対処方法を確立できていない（問題点2）。2022年度は、研究計画書に示した通り、慢性疼痛アスリートの一次体性感覚野の興奮・抑制機能について正中神経の単発刺激と2連発刺激を用いて脳波を記録した。その結果、受傷部位が治癒したと診断された後、3カ月以上持続する痛みを持つ慢性疼痛アスリートにおいて一次体性感覚野の興奮性は減弱し、抑制機能は脱抑制していた。このことから、慢性疼痛を有するアスリートは慢性疼痛を有しないアスリートと比べて、一次体性感覚野の興奮・抑制機能が変化していることが示唆された。これらの研究成果は国際誌European Journal of Applied physiology誌に掲載された。また、本実験で利用する経頭蓋電流刺激法を用いた研究がScientific Reports誌に掲載された。

根据申请人的调查（2020 年），大约 18% 的运动员患有“慢性疼痛”，即使医生诊断出受伤部位（例如拉伤或应力性骨折）已经愈合，但他们仍抱怨疼痛，从而导致疼痛。阻碍他们重返比赛。我们已经证明，其原因可能与大脑抑制减少（过度兴奋）和对疼痛的过度分配有关，但我们尚未完全阐明其潜在机制（问题1），尚未建立有效的对策。（问题2）。 2022财年，如研究计划所示，我们利用正中神经的单次刺激和双重刺激记录脑电波，以检查患有慢性疼痛的运动员初级体感皮层的兴奋和抑制功能。结果，在慢性疼痛运动员中，在伤病被诊断治愈后，疼痛持续三个月或更长时间，初级体感皮层的兴奋性减弱，抑制功能被解除。这表明，与没有慢性疼痛的运动员相比，患有慢性疼痛的运动员初级体感皮层的兴奋和抑制功能发生了改变。这些研究成果发表在国际期刊《欧洲应用生理学杂志》上。此外，一项使用本实验中使用的经颅电流刺激方法的研究发表在《Scientific Reports》上。