平安初期政治の構造と展開

平安初期政治的结构与发展

• 批准号: 05610268
• 负责人: 西別府 元日
• 金额: $ 1.02万
• 依托单位: Hiroshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1993
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1993 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-05610268/
• 关键词: 続日本後紀; 高柳光壽博士旧蔵本; 真如本; 祥瑞; 佐渡国; 国司苛政上訴; 出雲国; 俘囚

本研究は、平安初期における政治とくに政策の変化を検討する中で、律令国家体制の転換を究明するという視角から、時代の転換点と考えられる9世紀中葉の政治社会構造について分析するとともに、その時期の基本史料である『続日本後紀』について研究を実施した。研究内容は大きく二つに大別でき、一つは、錯簡・讒入がはげしく本文の校訂さえ不十分な『続日本後紀』の史料学的研究であり、他の一つは『続日本後紀』が対象とする承和から嘉祥年間における政治社会の実像をとらえようとした研究である。前者に関しては、『続日本後紀』の写本を、国立国会図書館・国立公文書館(内閣文庫)・宮内庁書陵部・國學院大學附属図書館などで採訪し、とりわけ善本とされる國學院大學附属図書館所蔵の高柳光壽博士旧蔵本を国史大系本と校合できたことは学問的に有意義であった。同写本の本文は全面的に公開されていないので、近い将来活字化したいと考えている。また従来検討されることの少なかった国会図書館所蔵本の中に、書写年代を比較的早い時期に設定できる可能性のある真如本ともいうべき写本を確認できたのも大きな成果であった。後者に関しては、特に地域社会に中央政府の政策・意志がどのようにして浸透し、かつ矛盾を生み出すのかという視点のもとに、佐渡・出雲両国の事例について検討した。佐渡国に関しては、『続日本後紀』その他の史料をもとに、承和初年における国司権力の強化とそれに伴って惹起される地域社会の分裂を、現地調査を通して明らかにした。これは当該期の編年的研究の成果によるものであり、その内容は学界誌『日本歴史』に投稿中である。出雲国に関しては、緊張する新羅との外交関係の中で、地域社会に過度の防衛負担がかけられたこと、とりわけ東北地方から強制移住させられた「俘囚」への負担増大と「俘囚」反乱の経緯について検討した。

本研究在考察平安时代初期的政治、特别是政策的变化的同时，从考察平安时代初期的政治和社会结构变化的角度，分析了被认为是时代转折点的9世纪中叶的政治和社会结构。我们对这一时期的基本史料《食日本古纪》进行了研究。研究内容大致可分为两部分；一是对《食日古纪》的史学研究，其错误与遗漏较多，文本编纂不足；二是《佐古》的史学研究。 《日本工纪》的主题是从城和时代到嘉正时代的政治社会的实际状况。前者，在国立国会图书馆、国立档案馆（内阁图书馆）、宫内厅档案部、国学院大学图书馆等处参观了《食日本古纪》的手稿，具有重要的学术意义。将高柳光敏博士以前拥有的书籍与国家历史书籍进行对照。手稿的正文尚未全部公开，因此我们希望在不久的将来将其印刷成册。能够在以往很少被审阅的国立国会图书馆的藏书中，找到一份年代较早、可以称为真书的手稿，也是一项伟大的成就。对于后者，我们考察了佐渡和出云的案例，特别关注中央政府的政策和意图如何渗透到当地社区并制造矛盾。关于佐渡国，我根据《食日本公记》等史料，通过实地考察，明确了城和元年国师势力的强化以及由此造成的地方社会的分裂。这是基于该时期的年代研究结果，其内容正在提交给学术期刊“日本历史”。就出云国而言，在与新罗的外交关系紧张的情况下，当地社会承受了过大的防卫负担，特别是从东北地区强行转移的“俘虏”的负担增加，“俘虏”反抗。我们考虑了背景。