"タンパク質"修飾酸化LDLの診断法の確立と動脈硬化における意義に関する研究

“蛋白”修饰氧化LDL诊断方法的建立及其在动脉硬化中的意义研究

基本信息

批准号：
16659141
负责人：
松浦栄次
金额：
$ 2.11万
依托单位：
Okayama University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

酸化ストレスが原因となる生活習慣病が我が国でも増加の一途を辿っている。この状況の中、動脈硬化や冠動脈疾患の早期診断、治療中の経過観察に有益な診断法として、酸化LDLや高感度C-反応性タンパク質(CRP)の測定法が開発されてきた。しかしながら、CRPおよびβ_2-グリコプロテインI(β_2GPI)が酸化LDLと複合体を形成していることが明らかになったため、早期に、これらタンパク質修飾LDLの臨床意義を明らかにし、それらの診断法を確立する必要があると考えた。そこで、平成16年度からの2年間の本萌芽研究で、基礎・臨床分野に跨る解析を体系的に行い、タンパク質修飾酸化LDLの動脈硬化への関わりについて検証すると共に、臨床診断薬としてのELISAによる修飾酸化LDLの測定法を確立することを計画した。今年度は、抗β_2GPI抗体、抗CRP抗体などを用いたCRP/β_2GPI修飾酸化LDLのELISA法を確立し、糖尿病、虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症、慢性腎疾患等の動脈硬化性疾患、および膠原病(特に、SLE、APS)を対象に、古典的な動脈硬化の指標とCRP/β_2GPI修飾酸化LDLとの関連性について検討を行った。CRP/酸化LDL/β_2GPI複合体は、動脈硬化性疾患である糖尿病患者血中、特に、IMTで診断される動脈硬化陽性の患者で特異的に検出された。一方、急性炎症性(熱発性)疾患で、CRP陽性の患者では全く検出されなかった。高感度CRPと高い相関を示すため、冠動脈疾患の危険因子と考えられている高感度CRPの本体が本複合体であると考えられる。動脈硬化を有する患者の頸動脈(動脈硬化巣)にCRP、酸化LDL、β_2GPIの局在が認められたことより、これらの複合体は動脈硬化巣で形成され末梢血流中へ逸脱すると考えられた。

在日本，由氧化应激引起的生活方式相关疾病呈上升趋势。在这种情况下，测量氧化LDL和高敏C反应蛋白(CRP)的方法已被开发为动脉硬化和冠状动脉疾病的早期诊断以及治疗期间监测进展的有用诊断方法。然而，由于已经明确CRP和β_2-糖蛋白I（β_2GPI）与氧化LDL形成复合物，因此我们需要澄清这些蛋白质修饰的LDL的临床意义并为其建立诊断方法，我认为这是必要的。。因此，在2004财年开始的为期两年的探索性研究中，我们系统地进行了跨越基础和临床领域的分析，以验证蛋白质修饰的氧化LDL与动脉硬化的关系，并计划使用ELISA作为临床诊断剂。测量修饰氧化低密度脂蛋白的方法。本财年，我们将使用抗β_2GPI抗体、抗CRP抗体等建立CRP/β_2GPI修饰氧化LDL的ELISA方法。我们研究经典动脉硬化指标与CRP/β_2GPI修饰氧化LDL之间的关系，针对动脉粥样硬化疾病和胶原蛋白疾病（特别是 SLE 和 APS）。 CRP/氧化LDL/β_2GPI复合物在糖尿病（一种动脉粥样硬化性疾病）患者的血液中被特异性检测到，特别是在经IMT诊断为阳性动脉粥样硬化的患者中。另一方面，在患有急性炎症（发热）疾病的 CRP 阳性患者中根本没有检测到它。由于它与高敏CRP表现出高度相关性，因此该复合物被认为是高敏CRP的主体，而高敏CRP被认为是冠状动脉疾病的危险因素。 CRP、氧化LDL和β_2GPI在动脉硬化患者的颈动脉（动脉硬化病变）中的定位表明这些复合物在动脉硬化病变中形成并逃逸到外周血流中。