他者との関係性に応じた自己高揚の方略についての実証的研究

基于与他人关系的自我增强策略的实证研究

基本信息

批准号：
11710061
负责人：
村本由紀子
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Okayama University (2000)Kyoto University (1999)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1999
资助国家：
日本
起止时间：
1999 至 2000
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-11710061/
关键词：
関係性自己高揚原因帰属家族自己卑下集団高揚文化

项目摘要

本研究は、周囲の他者との関係性に応じた日本人の自己高揚の方略について明らかにすることを目的とし、一連の実証研究を進めてきたものである。同時に、従来の比較文化研究における「欧米人は自己高揚、日本人は自己卑下」との議論に疑問を提起し、自尊心維持・高揚の方略を巡る文化差の理由を説明することをも目指してきた。平成12年度は、前年度より引き続いて、自己と周囲のさまざまな他者(父母・きょうだい・親友・同僚、等々)との関係性の特質とその文化的特徴を描き出すことを目的として、自由記述型質問紙を用いた国際比較研究プロジェクトに参加し、日本データの分析を行った。この調査は、周囲の他者それぞれについて心に浮かぶことを自由記述させるセクションと、各他者と一緒にいるときの自分について自由記述させるセクションとから成っていた。これらの成果を踏まえ、「ミウチ(身内)」「セケン(世間)」「タニン(他人)」の3類型を基礎とする、日本人の対人関係の分類と、その精緻化を試みた。また、ミウチ的関係性の典型としての「家族」に着目し、家族集団における成員間の役割構造と心理的関係に関する調査を実施した。ここでは、核家族・拡大家族のそれぞれを対象に、メンバー間の関係性と心理的意味を多角的に探った。さらには、自らの成功・失敗に関わる原因帰属場面に焦点を当てた一連の実験研究を通じて、他者との関係性のあり方とそれに応じた自己高揚のスタイルをモデル化した。これらの実験研究の成果は、7月の国際心理学会(ストックホルム)および10月の日本心理学会(京都)において発表した他、現在、論文の投稿準備中である。

本研究进行了一系列实证研究，旨在阐明日本人根据与周围他人的关系来自我增强的策略。同时，我的目的是对传统比较文化研究中“西方人抬高自己，日本人贬低自己”的论点提出质疑，并解释维持和增强自尊策略上的文化差异的原因。继去年之后，2000年，我们举办了一场免费试验，旨在描绘自己与其他人（父母、兄弟姐妹、最好的朋友、同事等）之间的关系特征以及他们的文化特征。国际比较研究项目使用描述性问卷并分析日本数据。该调查包括一个部分，其中参与者被要求描述他们周围每个人的想法，以及一个部分，参与者被要求描述他们彼此在一起时的自己。基于这些结果，我试图将日本人的人际关系分为三种类型：“miuchi（亲戚）”，“seken（社会）”和“tanin（陌生人）”，并对其进行细化。。此外，我们还以“家庭”作为Miuchi关系的典型例子，对家庭群体成员之间的角色结构和心理关系进行了研究。在这里，我们以核心家庭和大家庭为重点，从多个角度考察了成员之间的关系及其心理意义。此外，通过一系列专注于与自己的成功和失败相关的原因归因的实验研究，他模拟了与他人的关系以及相应的自我增强方式。这些实验研究的结果于 7 月在国际心理学会（斯德哥尔摩）和 10 月在日本心理学会（京都）发表，目前正在准备提交一篇论文。