東北地方近世窯業生産に関する基礎的研究-大堀相馬焼の生産と流通を中心に-

东北地区早期近代陶瓷生产的基础研究 - 以大濠相马烧的生产和流通为中心 -

基本信息

批准号：
09710276
负责人：
関根達人
金额：
$ 1.22万
依托单位：
Tohoku University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1997
资助国家：
日本
起止时间：
1997 至 1998
项目状态：
已结题

项目摘要

平成9年度の調査で、東北地方最大の近世窯業である相馬焼に関して、窯跡の分布調査や関連する古文書の検討を行い、生産地での基礎的データを得た。その結果、大堀相馬焼、小野相馬焼それぞれの型式編年を確立するとともに、製品の技術的特徴を明らかにし、相馬藩の窯業保護管理政策と消費者側のニーズが、実際の陶器生産にどのような影響を与えたか考察を行った(関根1998)。平成10年度は、これまで城館跡に偏っていた陶磁器に関する消費地でのデータを補足するため、近世墓に副葬された陶磁器と漆器の集成と検討を行った。近世墓の副葬品は、墓碑から埋葬年代や被葬者を特定しやすいばかりでなく、数量的な操作にも適している。また、直接墓碑を伴わない場合でも、六道銭から大まかな年代を推定することが可能である。その結果、東北地方の近世食膳具に関して、次ぎのようなことが判った(関根1999)。(1) 東北地方のなかで、漆器生産の盛んな、南部藩領二戸・浄法寺周辺と、仙台藩領胆沢・平泉周辺では、江戸時代を通じて漆器が食器の主体を占めていた。(2) これら漆器生産地以外では、徐々に食器の主体が漆器から陶磁器へ移行する。漆椀に代わり陶磁器の飯碗が普遍的に多く使われるようになる時期は、城館と農村部では異なり、前者では17世紀のおわりから18世紀はじめ頃であるのに対して、後者では19世紀にまで時代が下る。(3) 東北地方の場合、漆椀に代わり陶磁器碗が飯ワンとして定着する過程で、大堀相馬焼が肥前磁器以上に重要な役割を果たしており、18世紀代に大堀相馬焼が東北地方の広い範囲を市場とすることができたのは、安価で良質な飯碗を供給したからに他ならない。

在1997年的一项调查中，我们调查了窑炉地点的分布，并检查了有关Tohoku地区最大的现代陶瓷Soma Ware的相关古老文件，以从生产区域获取基本数据。结果，建立了用于Ohori Soma Ware和Ono Soma Ware的模型格式，并阐明了产品的技术特征，Soma Domain的陶瓷保护和管理政策和消费者需求对实际的陶瓷生产产生了影响（Sekine 1998）。 1998年，为了补充以前曾偏向城堡遗迹的消费区域中陶瓷的数据，我们收集并检查了埋在现代早期墓葬中的陶瓷和漆器。早期现代坟墓中的坟墓不仅容易识别日期和埋在墓碑中的人，而且还适合定量操作。此外，即使没有直接伴随着墓碑，也可以估算出Rokudo参议员的艰难日期。结果发现，关于Tohoku地区早期的现代餐食准备工具的发现也有以下发现（Sekine 1999）。（1）漆器是尼诺海和乔尼·约翰神庙（Johoji Temple）地区的餐具的主要来源，Nanbu域名的领土，以及Isawa和Hiraizumi的区域，Sendai Domain的领土，五颜六色的领土在整个Edo期间都有很大的数量。（2）在这些漆器生产区域之外，餐具的主要部分逐渐从漆器转移到陶瓷。在城堡和农村地区，通常使用陶瓷米碗而不是漆碗的时期，而17世纪初期到18世纪初，而后者开始到19世纪，到了19世纪。（3）在Tohoku地区，随着陶瓷碗像米碗一样建立，Ohori Soma Ware发挥了比Hizen Porcelain更重要的作用，而在18世纪，Ohori Soma Ware能够在Tohoku地区广泛地构成Tohoku地区的广泛区域，市场除了便宜，高品质的稻碗的供应外，市场除外。