深部静脈血栓症急性期における凝血学的マーカーと下肢静脈エコーの有用性に関する研究

凝血指标及下肢静脉超声心动图在深静脉血栓形成急性期的应用研究

• 批准号: 26931025
• 负责人: 寺上 貴子
• 金额: $ 0.32万
• 依托单位: Kanazawa University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
• 财政年份: 2014
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2014-04-01 至 2015-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-26931025/
• 关键词: 深部静脈血栓症; 下肢静脈エコー; Dダイマー

深部静脈血栓症(DVT)の診断は、身体所見、下肢静脈エコー、凝血学的検査などを用いて行われる。凝血学的検査のうち、フィブリン分解産物(Dダイマー)はその診断的有用性が確立されているが、それ以外の検査マーカーの有用性は明らかではない。本研究は、DVTが高率に発症する可能性がある震災時において、被災者に対し下肢静脈エコーと凝血学的マーカー(フィブリン/フィブリノゲン分解産物 : FDP、Dダイマー、可溶性フィブリン : SF)測定を行い、DVTの頻度およびDVTとマーカーの関連性について検討した。能登半島地震発生後に避難所生活を余儀なくされていた一般住民で、インフォームドコンセントが得られた237例(平均年齢 : 72.2±11.5歳、女性 : 157例)を対象とした。1. 問診の結果 : 地震発生6日および9日目では16.5%の症例に、100日目では34.8%の症例に下肢の浮腫・痛み・腫れを認めた。2. DVTの頻度 : 下肢静脈エコーを行った237症例中28例(11.8%)にDVTを検出した。3. DVTと凝血学的マーカーの関連性(1)DVT陽性群(n=27)のFDP(平均値6.5±1.97μg/mL)およびDダイマー(3.3±1.00μg/mL)は、陰性群(n=170)のFDP(1.9±0.10μg/mL)およびDダイマー(0.93±0.05μg/mL)に比し共に有意に高値であった(p<0.001)。一方、SFは両群で有意差を認めなかった(p=0.102)。陰性群の中にSF高値を示す症例が存在し、血栓形成準備状態が示唆された。(2)ROC曲線から算出したFDP、Dダイマー、SFの曲線下面積は、0.768、0.775、0.598であり、FDPおよびDダイマーにおいてDVTの診断能が高いと考えられた。(3)感度と特異度は、FDP(85.2、65.9)およびDダイマー(85.2、64.7)が、SF(77.9、41.8)に比べて高値であった。今回の検討では、凝血学的マーカーのうちFDPおよびDダイマーがDVT検出に有用であると考えられた。SFに関しては、今後更なる検討が必要である。また、他のマーカー(プロトロンビンフラグメント : F1+2、トロンビン-アンチトロンビン複合体 : TAT)を追加測定、更に疾患別による症例数を増やし検討予定である。

深静脉血栓（DVT）的诊断是通过体格检查、下肢静脉超声心动图和凝血试验来进行的。在凝血学测试中，纤维蛋白降解产物（D-二聚体）的诊断用途已被确立，但其他测试标记物的用途尚不清楚。本研究旨在测量 DVT 发生率较高的地震灾害期间受灾者的下肢静脉超声心动图和凝血标志物（纤维蛋白/纤维蛋白原降解产物：FDP、D-二聚体、可溶性纤维蛋白：SF）。 DVT 频率以及 DVT 与标志物之间的关系。研究对象为能登半岛地震后被迫居住在避难所并知情同意的237名普通居民（平均年龄：72.2±11.5岁，女性：157例）。 1、访谈结果：震后第6天、第9天出现下肢水肿、疼痛、肿胀的比例为16.5%，第100天出现下肢水肿、疼痛、肿胀的比例为34.8%。 2.DVT发生频率：237例下肢静脉超声心动图检查中，28例（11.8%）检出DVT。 3. DVT 与凝血标志物之间的关系 (1) DVT 阳性组 (n = 27) 中的 FDP（平均值 6.5 ± 1.97 μg/mL）和 D-二聚体（3.3 ± 1.00 μg/mL） ，均显着高于阴性组（n=170）中的FDP（1.9±0.10 μg/mL）和D-二聚体（0.93±0.05 μg/mL）（p<0.001）。另一方面，两组之间的 SF 没有显着差异 (p=0.102)。阴性组中，有SF值较高的病例，提示处于血栓形成的准备状态。 (2)由ROC曲线计算出的FDP、D-二聚体和SF的曲线下面积分别为0.768、0.775和0.598，认为FDP和D-二聚体对DVT具有较高的诊断能力。 (3) FDP (85.2, 65.9) 和 D-二聚体 (85.2, 64.7) 的敏感性和特异性高于 SF (77.9, 41.8)。在本研究中，凝血标志物中的 FDP 和 D-二聚体被认为有助于检测 DVT。关于SF，未来还需要进一步考虑。此外，我们计划测量其他标志物（凝血酶原片段：F1+2、凝血酶-抗凝血酶复合物：TAT）并增加按疾病分类的病例数。