京都府野田川流域のつつがむし病患者発生地における媒介種の分布構造の変動

京都府野田川流域恙虫病疫区病媒物种分布结构的变化

基本信息

批准号：
20929002
负责人：
高橋守
金额：
$ 0.37万
依托单位：
埼玉県川越総合高等学校
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20929002/
关键词：
つつがむし病ツツガムシリケッチア

项目摘要

昨年度にひき続き、京都府北部の野田川流域のつつがむし病患者発生地で、本病の媒介種の検索と地表面におけるツツガムシの分布構造を調べた。今年度も、この地域からは本病患者は出なかったが、野鼠とそれに寄生しているツツガムシ類、および地表面に生息している未吸着幼虫からリケッチアの検出と分離を試みた。媒介種の検索としては、つつがむし病患者発生地(野田川流域)でアカネズミ3頭、ハタネズミ3頭の合計6頭が捕獲された。このうちアカネズミ3頭とハタネズミ3頭からマウス接種法により、リケッチアの分離を試みた結果、すべてからリケッチが分離された。PCR法により、リケッチアの型別を判定したところ、すべてがGilliam型であった。一方、これらの野鼠に寄生していた4属5種1896個体のツツガムシからマウス接種法によりリケッチアの検出を行った結果、フトゲツツガムシを接種した群からのみリケッチアが検出された。このリケッチアの型別はPCRでの結果と同様にGilliam型であった。以上のことから、この地域でのツツガムシ病媒介種はフトゲツツガムシと考えらた。なおこの数年間はフトゲツツガムシ以外のツツガムシからはリケッチアは分離も検出もされていない。一方、リケッチア保有ツツガムシ(未吸着幼虫)の微小浸淫地点の地表分布を調べた。士壌はあらかじめ選定された調査地点(1区域40地点(40cm間隔)で8区域、1回の調査で、およそ100kgを採取し、その中の未吸着幼虫をツルグレン装置を用いて採集した。今回の調査では、3属5種756個体が採集され、その大半はL.intermedium (68.6%)とL.pallidum (25.3%)が占めていた。リケッチアはL.pallidum 12.6%(24/191)からのみ検出され、モノクローナル抗体での反応はGilliam型であった。以上のことから、この地域でのツツガムシ病媒介種はフトゲツツガムシと考えられた。昨年と比較してみると、患者は出なかったものの、リケッチアを保有するフトゲツツガムシは相変わらず高い割合で棲息していた。しかしツツガムシの種構成は昨年度もそうであったように、次第にアラトツツガムシが優占種になりつつあるように感じられた。これが事実であるなら、有毒地が無毒地に変化する要因が、経卵伝播率とあわせて、種構成の変遷に基ずくことも一つの理由に挙げることができよう。そして、必ずや1995年当時のようなネズミの異常発生と、それに付随するツツガムシの増加に呼応するように、つつがむし病患者発生の再興が不幸にして起こることが予想される。その意味で、今後も継続して調査する必要がある。

从去年开始，我们搜寻了这种疾病的介导物种，并研究了京都北部诺达河盆地的地面上的Tsutsugamo甲虫的分布结构。尽管今年没有发现该地区的患者，但我们试图检测和分离野生大鼠，寄生的胸甲甲虫以及生活在地面上的未吸附幼虫。为了搜索媒介物种，总共捕获了六个，其中包括三只红色小鼠和三只田鼠，在发生Tsutsugashio Pest病患者的地区（Noda River Basin）。其中，使用小鼠接种方法试图将三只红色小鼠和三只田鼠分离，并从所有这些方法中分离出立克。当Rickettsia的类型由PCR确定时，发现所有人都是Gilliam型。另一方面，通过小鼠接种，在1,896个5种的四种属和5种这些野生大鼠的人中检测到了立克西亚，仅在与野生大鼠接种的基团中发现了立克西亚。这种类型的人力素性是Gilliam型，类似于PCR的结果。基于上述，人们认为该地区的胸甲虫的起源是胸甲虫。近年来，立克尚未与其他Tsutsugambu甲虫分开或发现。同时，我们研究了Rickettsia携带的灰泥甲虫（无粘性幼虫）的微型位点的表面分布。使用Turgren设备收集土壤在预选的调查地点的8个区域（每个区域40个位置（40 cm间隔），大约100 kg的未吸附幼虫收集。在这项研究中，756个属的756个个体和5种五个物种，其中大多数是L. intermedium（68.6％）和L. pallidia is pallidia at is pallidia（25.3％）。仅在12.6％（24/191）中检测到，与上述抗体相比，gilliam抗体的反应是吉利亚姆类型的。牛皮甲虫的组成逐渐由臭甲虫占主导地位，如果这是真的，一个原因是，有毒土地转化为非毒性土地以及鸡蛋传播的速度是基于物种成分的变化。预计像1995年这样的大鼠异常发生的发生以及tsutsugashio甲虫数量的增加。从这个意义上讲，有必要继续研究该疾病。