RNA複製複合体に着目した新型コロナウイルスの病原性の分子基盤解明

聚焦RNA复制复合物阐明新型冠状病毒致病性的分子基础

基本信息

批准号：
21K15042
负责人：
安齋樹
金额：
$ 3万
依托单位：
Osaka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

ウイルスは、数種類のタンパク質と核酸からなる微小な構造体であるが、近年の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）のパンデミックや家禽における鳥インフルエンザウイルスの流行など、人間社会にとって深刻な影響をもたらすこともある。SARS-CoV-2やインフルエンザウイルスは、RNAをゲノムとして有するRNAウイルスであり、宿主の細胞で増殖するために、自身のゲノムにコードされたRNA複製複合体（RdRp）関連タンパク質に加えて、宿主由来のタンパク質及び宿主の細胞機構を利用する。つまり、RNAウイルスの増殖機構を理解するためには、RdRp関連タンパク質だけでなく宿主タンパク質・細胞機構との相互作用にも視野を拡げる必要があるが、分子レベルでの知見は乏しいのが現状である。そこで本課題では、ウイルスの性状および増殖に関与する、RdRp関連タンパク質を中心とした宿主タンパク質・細胞機構との相互作用を明らかにすることを目的とした。本年度は、(1)インフルエンザウイルスの温度感受性を規定するRdRp関連タンパク質の構造・物性、及び、(2)SARS-CoV-2の増殖に関与する宿主タンパク質・細胞機構の2点に着目して研究を進めた。(1)については、37度から25度まで段階的に培養温度を低下させながら、インフルエンザウイルスを30代以上連続で継代し、低温でのみ増殖能を有するインフルエンザウイルスの変異株の取得を行った。(2)については、SARS-CoV-2粒子の質量分析により同定した宿主タンパク質について、RNAi法によるウイルス増殖への影響を評価した。その結果、SARS-CoV-2増殖に関与する宿主タンパク質を同定することができた。現在、ウイルス増殖における同定した宿主タンパク質の機能について詳細な解析を進めており、得られる知見は、SARS-CoV-2と宿主の相互作用の理解に繋がると考えられる。

病毒是由多种蛋白质和核酸组成的微小结构，但它们对人类社会产生了严重影响，例如最近爆发的新型冠状病毒（SARS-CoV-2）和在家禽中爆发的禽流感病毒。有时。 SARS-CoV-2和流感病毒都是以RNA为基因组的RNA病毒，为了在宿主细胞中繁殖，它们需要利用自身基因组中编码的RNA复制复合物（RdRp）相关蛋白。蛋白质和宿主的细胞机器。换句话说，为了了解RNA病毒的复制机制，我们的视野不仅需要拓展到RdRp相关蛋白，还需要拓展到与宿主蛋白的相互作用以及细胞机制，但目前在分子水平上的知识还很少。。是。因此，该项目的目的是阐明与宿主蛋白和细胞机制的相互作用，主要是与病毒特性和增殖有关的RdRp相关蛋白。今年，我们的研究将集中在两点：（1）决定流感病毒温度敏感性的RdRp相关蛋白的结构和物理特性，以及（2）参与SARS-CoV增殖的宿主蛋白和细胞机制-2.先进。对于(1)，流感病毒连续传代30代以上，同时将培养温度从37度逐渐降低至25度，以获得只能在低温Ta下生长的流感病毒突变株。关于(2)，我们使用RNAi方法评估了通过SARS-CoV-2颗粒质谱鉴定的宿主蛋白对病毒增殖的影响。结果，我们能够识别参与 SARS-CoV-2 复制的宿主蛋白。我们目前正在对已识别的宿主蛋白在病毒复制中的功能进行详细分析，所获得的知识将有助于更好地了解 SARS-CoV-2 与宿主之间的相互作用。