新興国における債務の規模と構成：金融危機の連鎖を避けるために

新兴国家债务规模和构成：避免一系列金融危机

基本信息

批准号：
19K01753
负责人：
塩谷雅弘
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Kanazawa University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

2022年度は以下のことを行った。第1は、債務増加がマクロ経済に与える影響の検討（課題2）について、グローバルな視点からのマクロ金融連関の研究を改善させたことである。既存研究との比較を充実させるなど、本研究の特徴がより明確になるよう改善させ、学術雑誌への投稿準備を行った。第2は、同じく課題2について、グローバルな視点からのマクロ金融連関の研究に地域的な視点を加えてより発展的に検討したことである。東アジアおよび欧州の新興市場国を対象とし、これら国々の景気変動を分散分解によって、グローバル金融ショック、グローバル実物ショック、地域的金融ショック、地域的実物ショック、国内金融ショック、そして国内実物ショックの6つの要因からの影響に分解した。分析の結果、東アジアの景気変動は、欧州に比べて、2008年の世界金融危機後、グローバル金融やグローバル実物ショックの影響よりも、地域的実物ショックの影響をより大きく受けていることを確認した。両地域の違いは、債務状況やバリュー・チェーンを通じた資金融通の違いと関わっている可能性も指摘した。研究成果は、国際学会（EAEA17）で発表し、改善させてディスカッションペーパー（Enya et al., 2023）としてまとめた。そして、第3は、金融危機の連鎖を避けるための政策の検討（課題3）について、世界金融危機前後の新興市場国の金融政策や為替政策、資本規制、そしてマクロプルーデンスなどの政策を調査し特徴を整理したことである。

2022年，我们做了以下工作：一是从全球视角加强宏观金融联系研究，考察债务增加对宏观经济的影响（第二期）。我们进行了改进，使这项研究的特点更加清晰，例如与现有研究进行更多比较，并准备将其提交给学术期刊。第二，关于问题2，我们在全球视野的宏观金融关系研究中加入了区域视角，进行了更高级的思考。针对东亚和欧洲的新兴市场国家，我们将这些国家的经济波动分解为六类：全球金融冲击、全球实际冲击、区域金融冲击、区域实际冲击、国内金融冲击、国内实际冲击。分为三个因素。分析结果证实，与欧洲相比，2008年全球金融危机后，东亚经济波动受地区实际冲击的影响大于全球金融和全球实际冲击。他还指出，两个地区的差异可能与债务状况和通过价值链融资的差异有关。研究结果在国际学术会议（EAEA17）上发表，并进行改进并汇编为讨论论文（Enya et al., 2023）。第三，关于避免金融危机连锁反应的政策考虑（第三期），我们将考察全球金融危机前后新兴市场国家的货币政策、汇率政策、资本管制、宏观审慎政策等政策。这是为了整理特点。