中世・近世前期における九条家の蔵書の生成とその変遷

九条家图书馆藏书的创建及其在中世纪和近代早期的变化

基本信息

批准号：
19K00334
负责人：
石澤一志
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Tsurumi University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

全国各地に散在する「九条家旧蔵古典籍」の探索を行った。新型コロナウイルスの感染状況により、実地調査が困難であったため、主にデータの収集と、巷間に出現した当該研究に関連する可能性のある古典籍とそれらの調査研究を行った。具体的には、『邦高親王集』『古来風体抄』『順徳院・後鳥羽院　中殿御会和歌』の３点の、新たな九条家旧蔵本を見出した。従来知られていた九条家旧蔵本とは異なる装訂である点が注目され、九条家が所蔵していたことは各所の証言によって知られるところであり、今後とも僚巻の博捜と個々の伝本についての考究が必要であることを確認した。詳細は次年度中の調査を予定している。また中世王朝物語であることが明らかになった『雨やどり』の諸伝本の調査を行い、市古貞次（国文学研究資料館初代館長・中世王朝物語研究）が所蔵していた伝本を見出した。これを購入し、その書誌的事項と本文内容についての調査を行い、その結果を報告した。中世王朝物語の生成圏として鎌倉時代の九条家および西園寺家の存在が挙げられいるが、それに関連する研究である。そして『風雅和歌集』の伝本に関連する論考を発表したが、これにも各写本の書承関係およびその移動に九条家との関連の有無を探ったものである。特に、九州大学附属図書館蔵『風雅和歌集』は、その伝称筆者に関して、従来指摘されてこなかった重要な事実が判明したため、その考究を行い、結果を報告した。また『風雅和歌集』については、室町時代後期の、姉小路基綱筆とされる『風雅和歌集』を発見・購入したが、これも現存『風雅和歌集』の諸本の中では、九州大学附属図書館『風雅和歌集』と同時期に書写されたものと目され、注意される。これについても、次年度中に調査の予定である。

我们搜寻了散落在全国各地的“九条家族旧有的经典书籍”。由于目前新型冠状病毒的情况，很难进行实地研究，因此我们主要收集数据并研究公共领域出现的可能与该研究相关的经典书籍。具体来说，他们在九条家的旧藏书中发现了三本新书：《国子皇子集》、《小科罗夫大书》和《纯德院/后藤场院中殿合爱和歌》。值得注意的是，该书的装订与之前已知的九条家族旧藏版本不同，从各种证言中得知该书为九条家族所有，我们将继续调查该藏书的卷册和个人传说。证实对书籍的研究是必要的。计划在下一财年进行详细调查。我们还研究了被揭露为中世纪王朝故事的《雨屋鸟》的各种手稿，并找到了定继一子（国立日本文学研究所第一任所长，中世纪王朝故事研究）所拥有的手稿。我购买了这本书，研究了其参考文献细节和文本内容，并报告了结果。这项研究与作为中世纪王朝故事发源地的镰仓时代九条家和西园寺家的存在有关。随后，他发表了一篇与《风雅若集》手稿有关的文章，还调查了各手稿的书写关系以及其运动是否与九条氏有关。特别是，关于九州大学图书馆收藏的《风雅若书》的传奇作者，发现了以前没有被指出的重要事实，因此我们进行了调查并报告了结果。关于《风雅和歌集》，我发现并购买了室町时代后期写的《风雅和歌集》，据说是本纲小路阿弥屋小路写的，据认为是在同一时期抄写的。作为风雅若舟，因此受到关注。我们还计划在下一财年对此进行调查。