Reinterpretation of Abu Hamid al-Ghazali in 18 century

18 世纪对阿布·哈米德·安萨里的重新诠释

• 批准号: 19J21377
• 负责人: 木村 風雅
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-25 至 2022-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19J21377/
• 关键词: ガザーリー; アラーイー; 思弁神学（カラーム）; ハディースの徒; セルジューク朝; マムルーク朝; シャーフィイー派法学; トルコ; 教友の学説; サラフ主義

本研究は、ガザーリー（Abu Hamid al-Ghazali, d. 1111）に代表されるポスト古典期（約12-15世紀）の中世におけるイスラーム思想が、近現代のイスラーム復興運動に与えた思想的影響を分析することを目的としていた。今日のイスラーム世界においてガザーリーは「スンナ派イスラーム思想の完成者」として評価されることが定着しているが、その評価は彼が中世においてイスラーム諸学（伝統的な神学や法学）と外来の学（ギリシア由来の論理学や形而上学）を組み合わせ、イスラームの学問体系を再構築した点に求められる。このように外来の学を用いてイスラーム学知の再編を試みた彼の思想は、西欧列強の植民地主義と近代化の流れに抗えなくなった近現代のムスリム諸国の知識人を惹きつけるものであった。つまり、近現代のイスラーム知識人は伝統的な学問を近代的な科学や政治思想と調停させるか否かの課題に際して、ガザーリーの開明的でリベラルな思想にイスラームの近代化の範を求めた。当然、このようなイスラームの開明思想や改革思想には、中世においても近現代においても保守反動の思想が対峙することとなる。本研究はこのような保守思想と改革思想の対立をイスラームの学問論と法理学の側面から分析し、外来の形而上学の影響を被りやすい思弁神学の学問的是非、また法理学における判例主義と理性主義の対立などの論点が中世から現代まで引き継がれていることを思想史として明らかにした。特に改革思想の旗手として知られるガザーリーと同じ法学派に属するマムルーク朝のトルコ人学者アラーイー（Salaf al-Din al-'Alai, d. 1359）による先駆的な反改革保守思想による宗教復古運動が近現代のサラフ主義とどう共鳴しうるかを法理論の側面から明らかにした。

本研究考察以阿布·哈米德·安萨里（Abu Hamid al-Ghazali，卒于 1111 年）为代表的后古典时期（约 12 至 15 世纪）中世纪伊斯兰思想对现代伊斯兰复兴运动的意识形态影响。 。在当今的伊斯兰世界，安萨里被广泛认为是“逊尼派伊斯兰思想的完成者”，但这一声誉并不能反映出他在中世纪是伊斯兰研究（传统神学和法学）和外国学问的大师。它之所以受到追捧，是因为它结合了源自希腊的逻辑学和形而上学，重建了伊斯兰学术体系。他试图利用外国研究来重组伊斯兰学术的思想吸引了无法抵抗西欧列强殖民主义和现代化趋势的现代穆斯林国家的知识分子。换句话说，现代伊斯兰知识分子在面临是否要调和传统学术与现代科学和政治思想的问题时，将安萨里的开明和自由主义思想视为伊斯兰现代化的典范。当然，无论是在中世纪还是在现代，这种伊斯兰启蒙和改革思想都面临着保守和反动思想的挑战。本研究从伊斯兰学术理论和法学方面分析保守思想与改革思想之间的冲突，考察易受外来形而上学影响的思辨神学的学术利弊，以及司法教义和理性。思想史表明，原则冲突等问题从中世纪一直延续到今天。特别是，基于马穆鲁克王朝的土耳其学者萨拉夫·丁·阿莱（Salaf al-Din al-'Alai，卒于 1359 年）开创性的反改革保守思想的宗教复辟运动，他与安萨里属于同一法律流派。被称为改革思想旗手的他正在从法律理论的角度阐明它如何与现代萨拉菲主义产生共鸣。

项目成果

Comparative Study between al-Ghazali and Maimonides: their theory about obligation of repentance to God based on human free will

安萨里与迈蒙尼德的比较研究：基于人的自由意志的对上帝悔改义务的理论

• 发表时间: 2019
• 作者: Fuga KIMURA

キヤースの優先関係を変える教友の法判断の効力 ：14 世紀に再評価された 11 世紀以前のシャーフィイー派の法理学説

圣门弟子改变奇亚优先关系的法律判决的有效性——11世纪以前沙斐仪派法律理论在14世纪的重新评估

• 发表时间: 2022
• 作者: 木村風雅

Legal Authority (Hujjiya) of the opinion of Companions (Qawl al-Sahaba) in Shafii School Based on the Works of Salaf al-Din al-‘Alai

沙斐仪学派同伴 (Qawl al-Sahaba) 意见的法律权威 (Hujjiya) 基于 Salaf al-Din al-‘Alai 的著作

• 发表时间: 2022
• 作者: Fuga KIMURA

学びの寄港地:イスタンブール教育研究時報2

学习港：伊斯坦布尔教育研究通讯 2

• 发表时间: 2022
• 作者: 木村風雅

要約イスラーム学知の革命

伊斯兰知识革命概要

• 发表时间: 2022
• 作者: 木村風雅（解説著者）