名取新宮寺一切経本を中心とした『続高僧伝』の総合的研究

以名取新宫寺一修京版本为中心的《Zoku Kosoden》的综合研究

基本信息

批准号：
19H01191
负责人：
齋藤智寛
金额：
$ 10.9万
依托单位：
Tohoku University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

一、研究集会の開催2022年6月18日、第四回研究集会「最晩年の著作から見た道宣の世界像―霊異と華夷観念―」をオンラインにて開催した。齋藤智寛および堀裕の司会により、『続高僧伝』の撰者道宣の『律相感通伝』について、齋藤智寛「天人口授の語るもの―『律相感通伝』に見る漢土と中国固有思想の再評価」、倉本尚徳（京都大学）「晩年の道宣による天竺中土・中国辺地説の克服―住持三宝と感応思想」、陳志遠（中国社会科学院）「道宣的絶筆―解讀《律相感通傳》」（中国語）、以上3件の研究発表を行い、当該テキストの成立、流伝から、内容に至るまで多面的な報告がなされた。さらに、宮嶋純子（関西大学）氏のコメントを得て、総合討論を行った。発表の一部と討論は、陳頴傑（寧波財経学院人文学院）の通訳により、日本語および中国語の二カ国語で実施し、日中両国からの多数の参加を得た。12月25日、第五回研究集会「日本における高僧伝の継承と展開」をオンラインにて開催した。内容は、佐竹保子による研究報告「名取本『玄奘伝』の字形についての一考察―「正字」、異体字、誤字―」、大東文化大学外国語学部教授・藏中しのぶ先生による公開講演「古代日本の高僧伝の成立と玄奘・道宣」であった。研究報告では写本の校正、定本づくりには近代的な用字規範とは別な発想が必要であることが確認され、講演会では日本における僧伝の文体形成を、大安寺という場に即して解明する藏中氏の研究成果を学ぶことが出来た。二、翻刻と校異の整理年度前半において新宮寺本『続高僧伝』巻四の翻刻と校異を分担作成し、九月からは見直しと統一の作業に入った。2023年3月までに、全29紙のうち第9紙から第16紙までの統一作業を終えている。

1、召开调研会 2022年6月18日，第四次调研会《从道仙晚年著作看的世界形象——灵气与华夷观》在网上召开。斋藤智宏和堀博主持了会议，并讨论了《本土思想的重新评估》的编者仓本直典（京都大学）的《立观通传》。道泉晚年的《天竺中都》・克服中国边远地区理论：大祭司的三宝与敏感思想》，陈志远（中国社会科学院），《道玄灭亡——法慈通道解读》多方位报告从它的设立、传承到内容，一切都经过了制定。此外，我们还收到了宫岛淳子（关西大学）的意见，并进行了一般性讨论。部分演讲和讨论以日语和中文两种语言进行，由陈伟杰（宁波财经学院人文学院）提供口译，来自日本和中国的参会人数较多。 12月25日，第五届“日本高僧传记的传承与发展”研究会在网上召开。内容包括佐竹靖子的研究报告“名取本‘源上传’的字形研究——‘正字、异体字、印刷错误’”，以及佐竹康子的公开讲座。藏中忍，大东文化大学外国学系教授，日本古代高僧传记与玄奘、道仙传记的建立。研究报告证实了手稿的校对和标准手稿的创作需要与现代书法标准不同的思维方式，而讲座则以大安寺为背景讨论了日本僧人传记的文体形成。了解仓中先生的研究成果，阐明了这一点。 2. 组织抄写和校对工作上半年，我们进行了新宫寺《脏古抄传》第四卷的抄写和校对工作，从9月份开始，我们开始了审阅和统一的工作。到2023年3月，我们将完成29篇论文中第9篇至第16篇论文的统一。