東南アジア熱帯低湿地火災への多面的アプローチによる熱帯低湿地学の構築

利用多方面的方法建立热带低地科学来应对东南亚的热带低地火灾

基本信息

批准号：
19H00560
负责人：
嶋村鉄也
金额：
$ 29.37万
依托单位：
Ehime University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2023-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

熱帯泥炭は植物遺体が冠水条件下で未分解のまま体積した有機質土上である。熱帯では木本植物の遺体がその気質となっている。この泥炭土壌は可耕地へと展開する際に伐採や排水が行われる。この排水に伴い泥炭は乾燥し、火災に対して脆弱なものとなり、土壌が燃焼する火災を生じる。それに伴い、膨大な量の温室効果ガスの大気への放出や煙害などが生じ深刻な環境問題が生じている。本課題ではこの熱帯泥炭の火災が生じる原因を探るものである。本調査期間中の大半はコロナ禍のためインドネシアが外国人の国内での研究活動を認めていなかったため海外調査を行うことが困難であった。そのため、熱帯泥炭の火災に対する脆弱性を調査する予備的な調査として愛媛県高縄半島で火災耐性樹種であるセンペルセコイヤ（高さ35m、胸高直径80cm）を伐採・採取してその火災耐性を調べ、今後の熱帯泥炭地の火災耐性樹種調査の予備調査とした。その結果、センペルセコイヤの外樹皮は内樹皮と比較して高さ6m程度までは20～30mmと厚さがあり、空隙が多いことが明らかになった。含水率・ポリフェノール濃度・リグニン濃度は高さに関わらず外樹皮・内樹皮でほぼ一定であった。これらの結果より、火災の影響を強く受けやすい下部では樹皮を厚くして火災耐性を高めていることが明らかとなった。2023年3月にインドネシアに渡航し、現地の状況を確認した。その結果、現地において火災は3年ほど湿潤な気候が続いたため生じていないことが確認できた。また、地元民は漁労を通じた魚の動態などを観察し、2023年中には乾期が到来し火災が生じるという予測を立てていた。また、その予測にあわせて火災対策を講じる予定であると言っていた。このような住民の知識と対策についても詳細な記述をしていく予定である。

热带泥炭是有机土壤，植物残骸在水下条件下积累未分解。在热带地区，木本植物的遗迹就是它的气质。这种泥炭土在开发成耕地时会被清除和排水。这种排水会使泥炭变干，使其容易着火，并在土壤燃烧时引起火灾。结果，大量温室气体被释放到大气中，并产生烟雾污染，造成严重的环境问题。在这个项目中，我们将探讨这些热带泥炭火灾的原因。在这个研究期间的大部分时间里，由于冠状病毒大流行，印度尼西亚不允许外国人在该国进行研究活动，因此很难进行海外研究。因此，作为调查热带泥炭对火灾的脆弱性的初步研究，我们在爱媛县高轮半岛砍伐并采集了耐火树种Semper Sequoia（高35 m，胸径80 cm）以检查其耐火性，这被用作热带泥炭地耐火树种未来研究的初步调查。结果显示，Semper红杉的外树皮比内树皮厚20至30毫米，高度约6 m，并且有许多空隙。无论高度如何，外皮和内皮的水含量、多酚浓度和木质素浓度几乎恒定。这些结果表明，树的下部非常容易着火，树皮加厚以增加耐火性。我于2023年3月前往印度尼西亚，了解当地情况。结果，确认该地区没有发生火灾，因为潮湿的气候已经持续了大约三年。当地居民还通过捕鱼观察鱼类动态，预测2023年将迎来旱季，引发火灾。他还表示，计划按照预报采取火灾对策。我们还计划详细描述这些居民的知识和对策。