二段階光励起を用いたイオン液体の構造ゆらぎの観測
使用两步光激发观察离子液体的结构涨落
基本信息
- 批准号:19J10269
- 负责人:
- 金额:$ 1.34万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
- 财政年份:2019
- 资助国家:日本
- 起止时间:2019-04-25 至 2021-03-31
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
光解離生成物に対する溶媒再配向過程と競争して起こる、解離生成物の再結合反応に着目した。カチオン種の異なる複数のイオン液体(ILs)中において再結合収率や収率の時間変化はよく似ており、再結合収率が溶媒の粘度に依存しないことが実験結果から分かった。これらの結果を、まずは拡散方程式から導かれるラジカルの生き残り収率によって理論的に考察したところ、再結合収率を表す吸収強度の時間変化の全時間領域を再現することはできなかった。光解離後の溶媒和によって、解離生成物の周囲に溶媒のケージが形成され、再結合反応の障壁が形成されていることが原因であると考え、井戸型ポテンシャルを含む反応モデルを新たに構築した。拡散係数とポテンシャル井戸の深さをパラメータとして実験結果をフィットすると、単純な拡散律速モデルでは再現できなかった長時間での生き残り収率を再現することができた。これは光解離直後、ラジカル対が溶媒のケージの中に閉じ込められることで再結合が起こりやすくなることを意味している。また長時間領域での再結合収率は、短時間での急激な収率の減少に起因しているため、実験より得られた再結合収率の全時間変化を新たに構築したモデルを使って解釈することに成功した。ILsの構造ゆらぎの観測のため、溶媒であるILsを構成する分子の向きを一時的に制御し、そこからの緩和過程を溶質分子のスペクトルシフトから議論することでILsの構造ゆらぎをとらえることを試みた。本年度は、二段階光励起のシステムにもとづいた測定システムの構築と実際の測定を行った。長鎖のアルキル炭素鎖をもつILs中において、配向制御光による溶媒和の非平衡状態が形成されていること、また配向制御によって通常の溶媒和ダイナミクスの測定からは検出されない溶媒ILsの運動を観測している。今後はILsの種類や、プローブ分子の荷電状態や極性を変えて測定を行う予定である。
我们重点研究解离产物的重组反应,该反应与光解离产物的溶剂重新取向过程竞争。实验结果表明,具有不同阳离子种类的多种离子液体(IL)的重组产率和产率随时间的变化非常相似,并且重组产率不依赖于溶剂的粘度。当首次使用从扩散方程导出的自由基存活率从理论上考虑这些结果时,不可能重现吸收强度随时间变化的整个时域(代表重组率)。我们认为这是由于光解离后溶剂化在解离产物周围形成了溶剂笼,这对重组反应形成了障碍,并且我们构建了包含井型电势的新反应模型。通过使用扩散系数和势阱深度作为参数拟合实验结果,我们能够重现使用简单的扩散控制模型无法重现的长期存活率。这意味着光解离后,自由基对立即被困在溶剂笼中,从而更有可能发生重组。此外,由于长时间区域的重组产率是由于短时间内产率迅速下降,因此我们使用新构建的模型来计算我成功解释的实验中获得的重组产率的总时间变化。它。为了观察ILs的结构波动,我们暂时控制构成ILs的分子的方向,并根据溶质分子的光谱位移讨论弛豫过程,以捕获ILs的结构波动。 我试过。今年,我们搭建了基于两级光激励系统的测量系统,并进行了实际测量。在具有长烷基碳链的离子液体中,我们观察到由于取向控制光而形成非平衡溶剂化状态,并且还观察到溶剂离子液体由于取向控制而发生移动,这是常规溶剂化动力学测量无法检测到的。我正在做。未来,我们计划通过改变离子液体的类型以及探针分子的电荷状态和极性来进行测量。
项目成果
期刊论文数量(12)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
光解離反応からみたイオン液体中における特異な分子ダイナミクス
从光解反应的角度研究离子液体中独特的分子动力学
- DOI:
- 发表时间:2020
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:藤井香里;矢木智章;中農浩史;佐藤啓文;遠藤太佳嗣;木村佳文1
- 通讯作者:木村佳文1
Excited state proton transfer of cyanonaphthol in high-temperature and high-pressure alcohol: Effect of solvent polarity and hydrogen bonding ability
氰基萘酚在高温高压醇中的激发态质子转移:溶剂极性和氢键能力的影响
- DOI:
- 发表时间:2019
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:Kaori Fujii; Yoshifumi Kimura
- 通讯作者:Yoshifumi Kimura
イオン液体中における 光解離反応に特有の分子ダイナミクスの観測と理論的考察
离子液体中光解离反应特有分子动力学的观察和理论思考
- DOI:
- 发表时间:2020
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:藤井香里;中農浩史;矢木智章;佐藤啓文;遠藤太佳嗣;木村佳文
- 通讯作者:木村佳文
溶媒和過程を考慮した イオン液体中における光解離生成物の再結合ダイナミクスの解明
考虑溶剂化过程阐明离子液体中光解产物的重组动力学
- DOI:
- 发表时间:2020
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:藤井香里;中農浩史;矢木智章;佐藤啓文;遠藤太佳嗣;木村佳文
- 通讯作者:木村佳文
Solvation dynamics in a heterogeneous environment of ionic liquds viewed from the photodissociation of aminodisulfide
从氨基二硫化物的光解离看离子液体异质环境中的溶剂化动力学
- DOI:
- 发表时间:2019
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:Kaori Fujii;Teppei Fukui;Shiya Okazoe;Takatsugu Endo;Yoshifumi Kimura
- 通讯作者:Yoshifumi Kimura
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- 影响因子:0
- 作者:
島田 皓平;平田 瑞樹;藤井 香里;遠藤 太佳嗣;木村 佳文 - 通讯作者:
木村 佳文
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