AU・EU・国連・多国籍軍とが紡ぎだすアフリカ平和・安全保障ガヴァナンスの研究

非盟、欧盟、联合国和多国部队创建的非洲和平与安全治理研究

基本信息

批准号：
20K01503
负责人：
山根達郎
金额：
$ 2.58万
依托单位：
Hiroshima University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

当該年度は、研究期間3年目の年であった。前年度に引き続き、新型コロナウィルスの影響で計画していたすべての国内・国外出張を差し控えることとなった。しかしながら、これまでの文献研究の蓄積により、研究報告会2回を実施し、また研究論文１本を出版するにいたった。本研究目的は、アフリカにおける国連と、欧州連合（EU）、アフリカ連合（AU）、及び現地多国籍軍の間で形成される平和・安全保障上のガヴァナンスの動態を解釈論的に分析することである。その目的にしたがって、当該年度は、その一部であるAUとEUとの政策連携の動態について論考にまとめた。具体的には、「AU・EUサミットに見るアフリカ安全保障」と題して、書籍（中内政貴・田中慎吾編『外交・安全保障政策から読む欧州統合』大阪大学出版会、2023年）のチャプター論文として執筆した。当該年度は、特にEUのアフリカへの平和・安全保障上の取り組みを中心に先行研究にあたることをあらかじめ計画していたことから、その点については一定程度の成果を挙げることができたと考える。EUとAUは、2000年以降、定期的に地域機構間の共同サミットを開催しており、両組織が共有する安全保障・危機管理上の対応について、共同政策の立案・形成・実施を継続している。このような現象を前にして、本件研究は、「ヨーロッパ安全保障」論と、「アフリカ安全保障」論がそれぞれどのような視点で分析を行っているのかを調べ、双方の見解についての異同から見えてくるアフリカ地域をめぐる平和・安全保障の特質について論じた。この試みは、本件研究課題の一部を成すものであり、とりわけEUとAUとの連携についての具体的な研究成果となったと考えている。本件研究自体は、EUとAUを含めたより広範は国際平和活動のガバナンス動態についての検討を見据えているため、これについては国内外の研究者とともに研究会も開催した。

今年是该研究期的第三年。与去年一样，受新型冠状病毒的影响，所有计划的国内和国际商务旅行都被推迟。但由于迄今为止文献研究的积累，我们已经召开了两次研究报告会，发表了一篇研究论文。本研究的目的是解释性地分析联合国、欧盟（EU）、非洲联盟（AU）以及非洲当地多国部队之间形成的和平与安全治理的动态。根据这一目标，今年我们总结了非盟和欧盟政策合作的动态，这是该框架的一部分。具体来说，该书（Masataka Nakauchi 和 Shingo Tanaka 编辑，“从外交和安全政策角度看欧洲一体化”，大阪大学出版社，2023 年）标题为“从非盟/欧盟峰会看非洲安全”的一章把它写成论文。今年我们提前计划开展深入研究，特别是重点关注欧盟在非洲的和平与安全倡议，我们相信这方面能够取得一定成果。自2000年以来，欧盟和非盟定期举行区域组织联合峰会，并继续规划、制定和实施两个组织共同的安全和危机管理应对政策。面对这一现象，本研究从“欧洲安全论”和“非洲安全论”的视角出发，审视其观点的差异，探讨非洲地区和平与安全的新特征。这一尝试构成了本研究课题的一部分，我们相信它已经产生了具体的研究成果，特别是在欧盟与非盟之间的合作方面。由于这项研究本身旨在更广泛地考察包括欧盟和非盟在内的国际和平行动的治理动态，因此我们还就此主题与国内外研究人员组成了一个研究小组。