19世紀後半～20世紀初頭の英文学における階級横断的な男性性の再定義の研究

19世纪末20世纪初英国文学中男性气质的跨阶级重新定义研究

基本信息

批准号：
20K00391
负责人：
野末紀之
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Osaka Metropolitan University (2022)Osaka City University (2020-2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

代表の野末紀之は、ワイルド協会第47回大会（12月3日、実践女子大学）でのシンポジウム「ワイルドとその周辺における男性性の再定義をめぐって」において、男性性の孕む他者の身体への暴力を否定し、女性性をおびた「共感・共苦」を男性主人公の敏感な感受性のうちに取り込もうとするペイターの戦略について研究発表を行なった（題目「ペイターにおける審美化と「男性的」欲望」）。藤井佳子は、同じシンポジウムで「学校物語と男性性－Boy's Own PaperとTalbot Baines Reedの作品を中心に－」と題して研究発表を行なった。Reedの学校物語を『トム・ブラウンの学校物語』や『エリック、少しずつ成長』と比較した結果、それぞれ、忍耐や抑制といった精神的な男性性規範の表象、蔓延する少年同性愛の示唆、少年同士の「プラトニックな」愛情の描写といった違いがみられることを明らかにした。高橋は、研究論文「キプリングの「海の巡査」における男性性の表象」を『人文学論叢』第24号（愛媛大学人文学会、39-49頁）に掲載した。キプリングにおける男性性の揺れについて考察したものである。すなわち、戦争が進むにつれて、キプリングは、大戦初期に提示していた理想的男性性像を否定的に扱うようになり、より野蛮な表象を提示するにいたったことを論じた。いずれにも、それぞれの担当分野で科研テーマを追求した成果であるが、来年度は、各自の研究のまとめを行なうとともに、階級横断的な「重層性」により焦点を当てるべくつとめたい。

野泽典之议员在第47届野生协会大会（12月3日，实仙女子大学）的“重新定义野生及其周围环境中的男性气质”研讨会上发表讲话，他在演讲中谈到了其他人的身体如何充满男性气质暴力。我做了一个关于佩特否认“同理心和共同痛苦”的女性本质并试图融入男性主角敏感情感的策略的研究报告（题为“佩特的审美化和“男性化”欲望”）。藤井芳子在同一次研讨会上做了题为“学校故事与男子气概——聚焦男孩自己的报纸和塔尔博特·贝恩斯·里德的作品”的研究报告。将里德的学校故事与汤姆·布朗的《校园故事》和《埃里克成长》进行比较表明，它们分别代表了耐心和克制等男性心理规范，暗示了普遍存在的男孩同性恋现象，并描述了男孩之间的关系。两者之间对“柏拉图式”爱情的描述存在差异。高桥在《人文评论》第24期（爱媛大学人文学会，第39-49页）上发表了他的研究论文“吉卜林《海上巡逻队》中男性气质的表现”。这项研究探讨了吉卜林男性气质的波动。换句话说，他认为，随着战争的进展，吉卜林开始以负面的眼光看待他在战争开始时所呈现的理想男性形象，并开始呈现出更加野蛮的形象。所有这些都是在各自职责领域追求科学研究主题的结果，但明年我想总结一下我的研究，更多地关注跨阶级的“多层性”。